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「ソウル市、『非正規職雇用改善支援』の予算で清掃労働者を弾圧」

ソウル市、時給80万ウォンの労務士を雇用...「清掃労働者」団体協約廃止

ユン・ジヨン記者 2013.11.13 15:59

ソウル市が「非正規職雇用改善支援」の予算で労務士を雇用し、ソウル市立大清掃労働者たちとの団体交渉を混乱に追いやっているという批判が提起されている。

公共輸送労組連盟ソウル京畿支部は11月13日午前、ソウル市庁前で記者会見を 行い、「ソウル市とソウル市立大は、ソウル市民の税金で清掃労働者を弾圧し ている」と声を高めた。ソウル市立大と清掃労働者が団体交渉を行っている間、 ソウル市が労務士を雇用して、交渉を混乱に追いやっているという主張だ。

実際にソウル市がソウル市のパク・ウンギ議員(民主党)に提出した資料によれば、 ソウル市は「非正規職雇用改善支援」の予算で6月から6か月間、2178万ウォンの 労務士諮問料を支払った。ソウル市立大はこれを基盤として江南労務法人チョン 某労務士と労務コンサルティング契約を締結し、チョン労務士を交渉代表に委任した。

市立大と労組は4月に行われた団体交渉で合計51の条項に対して意見を一致させ たが、チョン労務士が交渉代表になってから交渉は混乱した。労組は「チョン 労務士を交渉代表に委任した後、7月の団体交渉で突然、これ(意見一致条項)を 全面否認した」とし「チョン労務士はず団体交渉会議録を認定できないという 立場に固執し続け、市立大は労組交渉委員を理由に団体交渉を懈怠、拒否した」 と説明した。

また労組は「チョン労務士は1か月に4回の交渉で、363万ウォン、時間当り80万 ウォンという大金を受け取り、団体協約をずるずる引き延ばしている」として 「ソウル市と市立大が時給の6340ウォンの清掃労働者を弾圧するために労務士 には時間当り80万ウォンを払うというのはおかしい」と声を高めた。

6か月間で2178万ウォンの労務士諮問料は、清掃労働者の年俸1833万ウォンをは るかに上回る金額で、市立大1人の年平均登録金238万ウォンの10倍に達する。 ソウル京畿支部のク・グォンソ副支部長は「ソウル市とソウル市立大が労務士 を立てて労使関係を破綻させている」とし「ソウル市の雇用政策がいかに欺瞞 的で偽善的かを示す事例で、ソウル市は今すぐ労務士の委任契約を撤回しろ」 と要求した。

労組側はチョン労務士を雇用した後、清掃労働者の賃金カットと卑下発言も激 しいと指摘した。労組は「市立大は、勤務時間中の労組活動をいちいち監視、 査察して賃金を削減している。チョン労務士が交渉代表になった後賃金カット はさらに深刻になり、10月水曜昼食集会に参加した組合員の賃金を10分、15分、 20分単位で削減し、24人の清掃労働者の賃金約14万ウォンを削減した」と明ら かにした。

続いて「またチョンは『大統領の月給くれといっているのか』など清掃労働者 の要求を皮肉り、労組がチョン労務士の事務室がある江南労務法人の前で集会 を申告すると『おかげで広報効果が上がっている』と皮肉った」と批判した。

一方、記者会見団は「市民の税金で市民を弾圧するむなしい行動は、もうやめ るべきだ」とし「ソウル市と市立大は一日もはやく悪徳労務士を解約しろ」と 要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-11-14 19:16:17 / Last modified on 2013-11-14 19:16:17 Copyright: Default

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