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鉄道公社の非正規職、差別処遇の是正申請

鉄道公社、正規職と同じ業務なのに成果給は「非正規職だからダメ」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年08月01日14時21分

同じ業務、しかし賃金や成果給でも非正規職は差別

7月24日、農協で働く非正規職労働者24人が非正規法による差別是正を要求す る救済申請を労働委員会に出したのに続き、鉄道公社で働く10人の非正規職労 働者も労働委員会に差別的処遇是正を申請した。

鉄道労組は今日(1日)、鉄道公社が成果賞与金を非正規職労働者に支給してい ないとし、非正規職労働者10人が差別処遇是正申請したと発表した。

鉄道公社に直接雇用される非正規職として、2年6か月間、ある駅で切符販売業 務をしたある労働者は、正規職と全く同じ仕事をしてきた。正規職が休暇で休 むとその業務も担当してきた。ところが鉄道公社はこの労働者に成果給を支給 できないと通知した。理由は「非正規職だから」だった。

鉄道労組、「非正規職の不満が出てきた」

鉄道公社には、約3000人の非正規職労働者がいる。彼らは切符販売、輸送、車 両検修、電気維持補修、線路維持補修などほとんどすべての業務に散らばって いる。正規職と全く同じで仕事をしているのだ。しかし賃金面の差別はもちろ ん、成果給でさえ差別されている。

問題になった成果給は、企画予算処が06年の政府投資機関の成果を評価する過 程で鉄道公社を12位と評価し、成果ボーナスとして基本給の295%支給を承認し た。成果を評価する過程で企画予算処は、正規職と非正規職の業務を区別せず にその成果を認定している。しかし鉄道公社は非正規職労働者には成果給支給 していない。

これに対して鉄道労組は「同じ仕事をしても成果ボーナスが受け取れない非正 規職の不満が出てきた」とし「今回の差別是正申請は、労組が積極的に広報し、 非正規職組合員が集団で差別申請をした」と説明した。

鉄道労組のキム・ミヤン法規局長は「労組が当事者として差別是正ができない ので、鉄道労組は非正規職労働者が差別是正申請することを支援する形を選ん でいる」とし「差別が是正されても、それは申請した労働者だけなので、これ が事業場全体に広がるかどうかは見守らなければならない」と指摘した。

結局、非正規法そのものの限界により、もし差別が是正されても問題は残って いるということだ。これについて鉄道労組は「差別是正が非正規職法の趣旨に のっとって施行されるためには、労組次元の集団的差別是正申請を認めなけれ ばならない」と指摘した。

また鉄道労組は、「今回の成果ボーナスを非正規職に支給しないことについて の差別是正申請で、李哲社長はKTX-セマウル号乗務員整理解雇に続き、再び非 正規職を差別するという不名誉を抱いた」と明らかにした。鉄道労組は22日〜 24日に李哲鉄道公社社長退陣賛否投票を進行する予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-08-06 00:24:31 / Last modified on 2007-08-06 00:24:33 Copyright: Default

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