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50代市民「戦闘警察に指を噛みきられた」

「必ず警察の法的責任を問う」.. 警察「事実関係を把握中」

キム・サムグォン記者 quanny@jinbo.net / 2008年06月26日16時31分

6月25日午後から26日未明まで続いた米国産牛肉再協議を要求するデモに参加し、 「指切断事故」にあった市民、チョ・某氏(54才)が「戦闘警察が歯で指を食い ちぎった」と主張したことで波紋が生じている。

50代市民、キャンドル集会中に指切断

ソウル市中区乙支路6街の国立医療院に入院しているチョ氏は26日、チャムセサ ンとのインタビューでこのように語り、「警察の法的責任を問う」と話した。 現在、チョ氏は中で指の1関節程度が切れた状態だ。

チョ氏によれば、彼が怪我をした時刻は26日午前1時30分頃だ。当時はソウル市 光化門のセムナン教会近くの路地で、市民たちが戦闘警察と対峙して体当たり をしていた時だ。

チョ氏は「(セムナン教会の近くで)市民と警察が対峙している時、2人の戦闘警 察が市民側に引き込まれ、市民たちが彼らを保護していた」とし、「私がその 中にいた時、戦闘警察の横を通りすぎようとすると戦闘警察が突然私を蹴飛ば した」と説明した。

続いて彼は「私が倒れた後、戦闘警察が私を襲い、その戦闘警察を防ごうと左 手をのばした瞬間に指が戦闘警察の口に入り、戦闘警察が指をかみちぎった」 と主張した。

チョ氏は「最初はたいした怪我だとは思わなかった」とし「ところが手袋を脱 ぐと血が流れて、指先の部分がなくなっていた」と付け加えた。

「必ず警察の法的責任を問う」

一方、医療陣が現場でチョ氏に応急措置をした後、切断された指先部分を拾っ てアイスボックスに入れた。しかし警察の鎮圧が続き、現場が騒がしい状況で アイスボックスがどこかに消えた。結局、切れた指は探せず、時期をのがした ため現在では縫合手術は不可能な状態だ。

チョ氏は淡々と自身の負傷を受け入れているようだった。彼は「切断された指 を探せなかったというだけで、ただこうして暮せばいい」とし「それより、む しろこの牛肉問題がきちんと解決すれば良い」と話した。その一方で彼は警察 の暴力鎮圧に対する責任は必ず問うと付け加えた。

チョ氏は「私ばかりでなく、昨日は警察にもっとやられた市民が多かっただろ う」とし、「私の事故については狂牛病国民対策会議などと協議して法的な責 任を問う」と明らかにした。

「李大統領は本当に謝罪すると思った。ところが見せ掛けだった」

チョ氏は「昨日官報に掲載するという知らせを聞き、とても腹が立ってそのま ま飛び出した」とし「もっと世論を見る」という政府と与党が突然急変して、 告示官報掲載を要請したのを見て怒った」とキャンドル集会参加の背景を説明 した。

チョ氏は続いて「私は李明博大統領が『骨にしみて反省している』と謝った時、 本当に謝罪したと思った」とし「ところが結局見せ掛けだった」と李大統領を 激しく非難した。

一方、警察は今回の事件と関連して、まだ公式な釈明を出していない。ソウル 地方警察庁広報課の関係者は、今回の事件について「マスコミで知った」とし、 事件を認知していることを明らかにした後「現在、事実関係を把握中」と話した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-07-03 22:17:22 / Last modified on 2008-07-03 22:17:23 Copyright: Default

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