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不法滞留者の取り締まり、人権侵害事例多く

合法滞留者ニコライに真夜中の襲撃調査...市民団体「人格蹂躙」と法務部に告発状受付

コギボク(princeko)記者

来る17日の外国人雇用許可制実施を控え、 不法滞留者取り締まりを実施している関連公務員による人権侵害事例が 一線の外国人移住労働者支援団体に報告されている。

去る8月6日の夜11時頃、天安市聖居邑で、 合法的に韓国に滞留しているニコライは、 突然に押し入った出入国職員から外国人という理由だけでこん棒で 袋叩きされ、何の被害補償も受けられずにいる。

事件当日、出入国職員は寝ていたニコライの宿舎に突然に入ってきて 彼の手をねじりあげて隅におしやった後、こん棒で殴打、制圧した後に 外国人登録証を検査した。合法滞留者であることを確認した彼らは単に 「申し訳ない」という言葉だけを残して引き上げた。

これによってニコライは整形外科で治療を受ける等、 全治2週間の傷を負っただけでなく、 出入国職員等の無礼な行動で侮辱感と羞恥心を感じ、 同時に精神的不安感を訴えている。

ニコライ事件を受け付けた天安外国人労働者センター(担当:キムギス事務局長)から 所轄の大田出入国管理所に問い合わせた結果、 管理所は当日の取り締まりがないと言うだけで、 不法取り締まりの主体さえ把握できない状況だ。

現在、不法滞留者取り締まりをしている出入国管理事務所や警察外事課では 事前の情報流出を防止するために所轄地域を互いに変えて 取り締まりをしている。これに対してキムギス事務局長は 「当日、所轄の出入国管理事務所が取り締まりをしなかったとしても、 他の法務部出入国管理事務所の取り締まりを確認してくれないのは、 このような人権蹂躙的事態をうやむややり過ごそうということ」と指摘した。

不法滞留者に対する強力な合同取り締まりが行われて 不法取り締まりによる被害が続出している。 一線の外国人移住労働者支援団体関係者は単に外国人だという理由だけで 取り締まりや暴力の対象になっており、 被害が発生した後も責任の所在が不明で対策が至急だと主張している。

外国人移住労働者対策協議会はこの事件に対する 徹底した真相調査と責任者処罰、及び被害者ニコライに対する 被害補償と謝罪を要求して法務部長官に9日に告発状を提出した。

告発状でこの団体は、今回のような事態が二度と発生しないように 再発防止のための関連公務員に対する深い人権教育と対策の用意を要求した。

2004/08/09午後2:48 (C)2004 OhmyNews

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2004-08-10 02:35:49 / Last modified on 2005-09-05 05:17:46 Copyright: Default

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