本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:全教組弾圧阻止緊急行動を結成
Home 検索
 


800団体が民主教育を守る

「全教組の苦痛は韓国社会の苦痛...」全教組弾圧阻止緊急行動を結成

カン・ソンナン記者 2013.10.08 18:51

「正しい教育のために全教組を守ります(白基玩統一問題研究所長)」
「民主主義守護のために全教組を守ります(クォン・ヨングク民主弁護士会労働委員長)」
「民主主義と教育改革のために全教組を守ります(ナム・ブウォンYMCA事務総長|書記局長)」

韓国言論財団19階の記者会見場を埋めつくした約100人の市民社会団体人々の手には「全教組を守る」という決意を込めたプラカードがあった。

約800の市民社会団体は10月8日午前11時に記者会見を行い、朴槿恵政権の全教組 設立取消しの威嚇に反対し、「民主教育守護と全教組弾圧阻止緊急行動 (緊急行動)」の発足を伝えた。

「全教組を守るという歴史的な課題を抱えてここに立つ心は重い」と開会発言 を始めたチョン・ヒョンベク参与連帯共同代表(成均館大教授)は、「全教組の 苦痛も胸が痛いが、私たちがやっと守ってきた民主主義の後退、教育民主化の 後退、人間化教育の後退を見て、教育分野まで掌握して過去の独裁時代に回帰 しようとしているこの時代が悲しい」、「この政府があれほどあこがれる米国、 英国、フランス、ドイツ、どの国でもこんな条件で労組を弾圧する国はない。 韓国の民主主義を20年前に後退させるこうした事態を、キャンドルを持って 立ち上がった市民は見過ごさないだろうし、私たちも厳重な歴史的現実と 決然と戦い抜く」と明らかにした。

参加団体が全教組の状況を共有

全教組のイ・ヒョン政策室長は、今年初めに全教組問題は社会的な協議により 解決するという立場を堅持していた雇用労働部が、先月突然全教組に是正命令 を通知した状況と、この政治的な背景を説明した。

▲800余りの市民社会団体が民主教育守護と全教組弾圧阻止のための緊急行動を作り、全教組弾圧に対して共に戦うと明らかにした。(c)アン・オクス[出処:教育希望]

法律報告をした民主弁護士会教育庁少年委のカン・ヨング弁護士は「解職者を 組合員と認めるか、組合員とする場合は行政官庁がこれを根拠に設立取消しが できるのか、2種類の争点がある」と強調した。

最初の争点に対しては「大法院の判決は、解職者を組合員と認める規約の是正 命令は適法だということだ。だが根拠になる教員労組法2条の違憲法律審判が 行なわれていて、違憲の判決が出れば大法院の判決も変わることになる。労使 関係の先進国の事例を見ると、解職者の団結権を認めるのが流れなので、 違憲性は明らかだろう」と説明した。

二番目の争点についても「憲法は国民の基本権の制限は法律によるとしている が、労働部の労組設立取消しの根拠は法律には見つからない。設立申告書返戻 条項はあっても、すでに設立された労組を取消す根拠条項はなく、施行令に あるだけなので行政官庁の労組設立取り消しは違憲的措置」と話した。

「正しい教育運動に市民と民主勢力が連帯」

状況の共有の後、記者会見の参加団体からの連帯発言が続いた。

白基玩(ペク・キワン)統一問題研究所長は「朴槿恵(パク・クネ)政権は民主化 運動の歴史と、すべての成果を灰にしようとしている。灰の上ではどんな種も 芽を出せない。風雨が吹き付け、灰を飛ばさなければならない。全教組が先頭 に立って私たちが後について行き、血と涙の雨を降らせてこの土地の民主主義 を生かそう」と声を高めた。

▲キム・ジョンフン全教組委員長は参加団体に感謝の気持ちを表わしながら「いかなる弾圧にも屈せず民主主義が生きていることを見せるために闘う」と話した。(c)アン・オクス[出処:教育希望]

全教組と似た状況をすでに体験している公務員労組のキム・ジュンナム委員長 は、「保守政権が教職員、公務員社会の教育・行政民主化の熱望に組織的弾圧 を加えている。一部の言論が報道したように、労働部課長の専決事項に過ぎない 内容を、総理室など汎政府的に検討して判断するのは、この土地の民主主義の 歴史を80年代前に戻すもの」と批判した。

全教組と同じ年に発足した正しい教育父兄会のパク・ポミ会長は「本会は全教 組と同じ年に同じ夢を見て生まれ、教育民主化のために共に戦ってきた仲間」 とし「教育民主化、この土地の民主主義のために共に戦った友、同志の苦痛が 韓国社会の苦痛でなければ何か。父兄と子供たちの名前で弾圧と闘って勝利す る」と明らかにした。

「全教組運動がYMCA中等教育者協議会、小学校六字協議会から出発した」とい う点を強調したナム・ブウォンYMCA事務総長は、「全教組は87年の社会民主化 運動の流れと共に生まれ、単に教育改革ではなく、この社会の民主主義回復の 闘争の中心にあった民主化運動の産物だ。広範囲な市民社会団体が全教組運動 を復元し、正しい教育の作るために市民と民主勢力が連帯する」と支持の意向 を明らかにした。

キャンドル集会、300人集団同調ハンストなどを進行

全教組弾圧糾弾ハンスト13日目をむかえたキム・ジョンフン全教組委員長は、 感謝の言葉を伝えながら「朴槿恵政権が全教組弾圧に固執すれば、4・19で教員 労組をなくした朴正煕(パク・チョンヒ)大統領、89年に1500余人の教師を街頭 に追い出した盧泰愚(ノ・テウ)・全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領と似た道 を行くことになる。緊急行動に参加する多くの団体が、全教組は組合員だけの 全教組ではなく、この土地の民主主義の歴史と共に進む民衆の全教組だという 事実を再確認したと思う」とし「全教組を守るためにきてくれたすべての人に 感謝し、どんな弾圧にも屈することなく民主主義が生きていることを見せるた めに闘争する」と明らかにした。

▲緊急行動参加団体の代表らが記者会見文を朗読している。(c)アン・オクス[出処:教育希望]

記者会見の参加者たちは記者会見文で「朴槿恵政権は全教組の設立を取り消す 前に、少なくとも解職者を組合員と認める内容の法改正の努力をすべきだ」と し「87年の民主化の過程で共に立ち上がった全教組が弾圧される現在の緊急な 状況に憂慮の声が高い。朴槿恵政権が自分とは意見が違うという理由ですべて の勢力を無力化することは、87年以前の独裁政治に回帰することを意味する ものであり、ここに集まった団体は全教組を守るために積極的に動くことを 宣言する」と明らかにした。

緊急行動は10月11日午後7時、ソウル駅広場でキャンドル集会を開きソウル市庁 広場に全教組弾圧中断要求共同座り込み団を設置する一方、14日には300人集団 同調ハンストを行うと明らかにした。19日にも集中集会を開く予定だ。

また、憲法学者と労働法学者などと共に緊急討論会を開き、各界各層の支持 宣言を続ける予定だ。(記事提携=教育希望)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-10-09 05:36:01 / Last modified on 2013-10-09 05:36:01 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について