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怒りのプラカード「軍拡するなら出産しません」〜12.9官邸前アクションに300人


動画(9分半)

 憲法9条が完全に壊される!それを黙ってみていていいのか。12月9日夜、「大軍拡ごり押し閣議決定にNO!官邸前アクション」が行われた。緊急の呼びかけで主催者は100人規模を予定していたが、続々と人々が集まり、300人の行列に膨れあがった。手書きのプラカードを手にする人がめだつ。その中に「軍拡するなら出産しません」というプラカードを持つ女性がいた。その言葉に一瞬おどろいたが、まさに今の「軍拡路線」の先にあるものは「戦争する国」であり、「徴兵制」であり、国のために死ぬ時代の到来である。この言葉の下に小さな文字でこう添えてあった。「若い子達に言いふらすからな!」。大軍拡路線のツケはすべて若い世代に襲いかかってくるのだ。

 12月16日にも閣議決定されようとしている「安保3文書」は、「敵基地攻撃能力」の保有や軍事費の倍増をうたっている。それは、これまでの「専守防衛路線」を180度転換し、攻められてなくても「先制攻撃」できる国に変えることを意味する。文字通り、平和主義の日本国憲法の完全破壊である。そんな重要なことが、国会にもかけられず「閣議決定」で決められる。もう独裁国家以外のなにものでもない。

 最初に主催者挨拶として杉原浩司さん(写真)が訴えた。「国会にも主権者にはからずに43兆円の軍事費支出を決め、平和国家としての国是である“専守防衛”を変えようとしている。私たちは許してはならない。その声をはっきりと見える形で示そう」と。国会議員も駆けつけた。福島みずほさん(社民党)と高良鉄美さん(沖縄の風)がマイクを握ったが、二人とも本当に怒っていた。「国会閉会中に国是の大転換をやっていいのか」(福島)と。

 また青木初子さん(沖縄・一坪反戦地主会/写真)は「沖縄の与那国島では初めて日米軍事演習が行われた。沖縄を日本の盾として、ふたたび戦場にするつもりなのか。怒りが収まらない」と強く訴えた。官邸前は1時間半にわたって、学者、ジャーナリスト、市民活動家らのスピーチとシュプレヒコールが繰り広げられた。(M)


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