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5・28関生総決起集会、会場に入りきれない400名が結集 大阪・谷町筋を長蛇の列

 エル大阪で18時から開催された「関生総決起集会」は主会場、予備の第2会場にも入りきれない400名の仲間が全国から結集しました。

湯川委員長の強い決意

 関西生コン支部の細野書記長の司会で始まった集会は、まず、湯川裕司委員長が主催者挨拶、「2018年から延べ80名以上の組合員が逮捕されたが、権利侵害は刑事弾圧だけではない。十数件の民事裁判、労働委員会、解雇や職場閉鎖との闘いが続けられている。働く者にとって、雇用籍を奪われ、働く場を奪われることは存在を否定されること。現状はスローガンのような言葉では表せない、「戦争」のような状況。私たちはどんな状況になっても徹底的に闘っていく。今日は18年以来初めての関生支部主催の集会。現場で闘う組合員の生の声を聴いて欲しい。私も皆さんのお陰で644日の早期釈放を勝ち取れた。他の労働団体の問題を共に担っていけるようにしたい」と述べました。

永嶋弁護士が事件の全体像を解説

 続いて、弁護団の永嶋靖久弁護士が事件の全体像を詳細に解説、「弾圧は組合を脱退した人たちの裁判や家宅捜査、任意出頭などもあり、全貌が未だ正確には集計できない状況で継続している。弾圧に伴って、解雇、組合からの労働者供給の打ち切り、組合員を雇用してる輸送会社との契約の打ち切り、事業閉鎖による解雇などが続いている。組合を辞めなければ解雇と言われ、組合を辞めたら解雇された人もおり、こちらも正確には解らない部分もある。刑事裁判は無罪判決の流れは維持し、企業への圧力を犯罪とする判決の流れを逆転させなればならない。府労委では12件の不当労働行為の認定がなされたがバックペイが認められたのは2件、実効性が弱い。中労委では大阪広域協の弁護士が関生に労働組合法の適用はないと主張している。労組を壊滅する組織的・系統的・全体的な弾圧だ。今日、戦争に反対する労働組合への弾圧であることが明白になっている。」と指摘しました。

会場を感動に包んだ10数名の組合員発言

 ハイライトは、解雇・事業閉鎖・不当労働行為と闘う10数件の職場の組合員の発言でした。組合に加入して勝ち取った権利に確信を持ち、不当な弾圧と攻撃に怒り、耐え、多くの仲間の脱落、さらにはかつての仲間の裏切りを乗り越え、闘い続けている状況がつぶさに語られました。

 集会後、夜の大阪谷町筋を大阪府警前まで、たくさんの労働組合旗をなびかせてデモ行進が続きました。(愛知連帯ユニオン)


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