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このままでは医療現場は破壊される!〜市民ミーティングで医師が訴え

 4月11日(土) 緊急事態宣言の要請により公立施設が閉鎖する中、民間施設で「平和と民主主義をともにつくる会かながわ」主催の「鶴見わいわいミーティング カジノ(IR)はいらない! カジノの予算はコロナ対策に!」が行われた。参加者は一人置きの座席に約20人、インターネットで11人だった。

 第一部では現役リハビリ医師で医療問題研究者の室生祥さんから「命を守るために、今もとめられていること」という題目で、現時点での医療現場からの訴えが行われた。

 室生祥さんは、次のように語った。

 全国の病床数20万削減方針を変更せずにCOVID-19対策をするという厚生労働省は、新型コロナを使って医療労働者を殺すつもりではないかと思ってしまいます。また、あきれたことに、積極的疫学調査の対象として「感染確定患者が発症した日以降に接触した者のうち濃厚接触者を検査する」という感染法の文言を楯に、実は感染確定患者の発症前の濃厚接触者のPCR検査をしようとしません。

 毎日のように感染する数が増えているかのような発表がされていますが、あれは印象操作で、検査したので感染が判った数が増えたと発表すべきです。東京都の発表を精査するとPCR検査した数の60%が陽性で、あれだけの数。PCR検査されていない感染者数はもっと多くいるはずだと予想されます。

 PCR検査機器はまだ足りていないが、COVID-19抗体検査は保健所で1000円でできるので、無症状の人でも希望者に、この検査を積極的にやってほしい。

 これまでの感染事例では、ヒト→ヒトの空気感染は報告されていない。全ては手に触れたモノを体内に入れることによる感染ばかりだ。蒲郡の事例でも接待した女性には感染せず陽性男性が寝転んだソファを掃除した店員が感染している。ナイトクラブの感染もエレベーターのボタンが原因だと言われています。つまり、ヒト→モノ→ヒトなのだ。そうなるとマスクはかえって感染のリスクが大きいのです。マスクをしたまま目や耳を触るからです。

 医療現場労働者に積極的な検査と防衛対策の充実を、そして感染リスク手当を要求したいと考えています。この状態においても医療予算を大幅削減しようとしている日本政府は、新型コロナ騒動を使って日本の医療現場を破壊しようとしているとしか思えない。

 室生さんは次の3つのサイトを参考にすべきと提言した。

●山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
https://www.covid19-yamanaka.com/index.html

●デモクラシータイムス 自分で考えいのちを守れ!新型コロナと闘うその先の未来へ200408 児玉龍彦先生(内科医、東大先端研がん・代謝プロジェクトリーダー)と金子勝先生にうかがいます。
https://shiminmedia.com/video/79501

●藤原辰史:パンデミックを生きる指針-歴史研究のアプローチ
https://www.iwanamishinsho80.com/post/pandemic

(報告 ジョニーH)


Created by staff01. Last modified on 2020-04-14 09:25:50 Copyright: Default

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