大石芳野写真展『戦禍の記憶』のご案内

情報提供 : 荒畑勝

　大石芳野写真展『戦禍の記憶』のご案内

　日比谷メーデーの後、東京都写真美術館（恵比寿）で開かれている「大石芳野写真
展　戦禍の記憶」を見てきました。

　２０世紀は「戦争の世紀」と言われます。二度にわたる世界大戦による戦禍、広
島、長崎、沖縄のみならず、７３１部隊の化学兵器、ナチス、朝鮮戦争、ベトナム戦
争等々による後遺症、それをアフガニスタン、コソボ、スーダン、ホロコーストが引
きずってきました。

　４０年にわたり、戦争の犠牲となった人々を取材し、いつまでも記憶される戦禍の
傷にレンズを向けてきた大石さんの作品が１６０点展示されています。とりわけ少年
少女が目に一滴の涙を浮かべ、今にもこぼれ落ちそうな瞬間をとらえた数点が印象的
でした。５月１２日（日）まで開催、一般は１０００円（税込み）、６５歳以上の方
は６００円で観覧できます。