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非正規の生活ボトムアップへ!〜最賃引き上げも「野党は共闘」

 5月17日昼、「最低賃金をいますぐどこでも時給1000円に! 時給1500円をめざす院内集会」が衆院議員会館で開催された。労働組合の潮流をこえて75人が集まった。政党では、民進・共産・社民・生活の野党議員が勢揃いした。

 共産党小池書記局長は「安倍が言っている最賃引き上げは成長ありきのトリクルダウン方式。これではダメだ。下からの底上げが経済活性化と生活改善につながる。参院選ではすでに26区で野党共闘が進んでいるが、この経済課題でも政策合意を実現したい」と述べた。

 集会では、介護(写真上)・コンビニ・郵便・メトロ売店で、最賃ぎりぎりで働く労働者が、職場や生活実態を証言した。「いつも金の心配ばかり」「家賃だけでも大変なのに2年毎の更新料が恐怖。何とかしてほしい」と悲痛な叫びだった。

 ミニ講演した猪股正弁護士は、「欧米と比較しても日本の最賃は低すぎ。現在、加重平均で時給798円、年収で166万円しかない。これは、家計補助の主婦パートを想定したもの。いまは非正規労働者が4割を占める時代になり、この人たちが最賃ぎりぎりで働かされている。働き方が変化したのに最賃制度が追いついていない。アメリカでは15ドル(1688円)運動が発展しているが、日本でも最賃の大幅アップが必要だ」と強調した。(M)

↓生活の山本太郎議員もかけつけた


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