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原発事故から5年 被害者を切り捨てるな!〜「ひだんれん」が全国集会

    湯本雅典

動画(3分23秒)

 3月2日、「福島原発事故から5年 被害者を切り捨てるな!全国集会」(主催・原発事故被害者団体連絡会:「ひだんれん」)が東京・日比谷野外音楽堂で開かれ、平日にもかかわらず780名が参加した。

 間もなく福島原発事故から5年が経つ。しかし、未だに福島県内外で12万人(内県外4700人)が避難生活を送る。政府はこの5年間、「避難者」への生存権の保障を放棄し続けてきた。「子ども被災者支援法」の骨抜きを通じた「避難の権利」の否定、福島県のみへの20mSv/年基準への押しつけがそれだ。そして他方で、事故の続く原発の再稼働を強行してきた。

 この日の午前中の政府交渉では、政府は方針の変更をひとつも認めなかった。「ひだんれん」共同代表の長谷川健一さん(飯舘村民/写真)は、「がっかりしました。しかし我々は負けてはいけません」と発言した。

 震災後5年のこの期、闘いは重要な局面にある。そのことを参加団体は、次々に語った。「来年3月に住宅支援は打ち切られます。しかし、私たちはこれを認めるわけにはいきません」(「ひなん生活を守る会」鴨下祐也さん/写真)。「この4月に南相馬市小高区は避難指示が解除されます。しかし納得している人はいません」(「福島原発かながわ訴訟原告団」村田弘さん)

 震災5年の節目の今だからこそ、政府の「原発被害者」に対する政策の転換をせまる全国からの闘いの強化が求められている。


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