日江金属で組合結成！～全従業員の過半数を制する勢い

札幌地域労組、鈴木です。

カスケードガレージで有名な、江別の株式会社日江金属（ニッコウキンゾク）で昨夜（5/9）、組合（札幌地域労組日江金属支部）を結成しました。現在、関連会社の社員やアルバイト、パートを含む全ての労働者に加入を呼びかけていますが、組合が全従業員の過半数を制する勢いです。

間違いなく激しい不当労働行為を仕掛けてきそうな会社なので、結成準備会では不当労働行為について重点的に解説し、弾圧への覚悟と備えをすることを繰り返し呼びかけてきました。そのかいあって、皆しっかり腹をくくってくれました。経験上、腹をくくった組合結成は絶対に潰されません！！

予想どおり、昨夜の組合結成直前から露骨な不当労働行為が始まりました。具体的には、会社側が組合結成の中心メンバーを突き止め、彼等の仕事を外せと指示し、一人については担当の机を外したようです。副社長の言う「首謀者」という表現に、組合嫌悪の感情がハッキリ出ていています。こういう絵に描いたような不当労働行為は、組合の警戒心を高め、団結を一層固める効果を生みます。だからと言って不当労働行為を許すわけじゃ決してありません。使用者側にしっかり釘を刺し、それでも止まないなら、争議行為や法的措置をとります。

明朝、私が書面を持って結成通知に乗り込みますが、先ずは原始的な不当労働行為を止めるよう申し入れます。同社の金田敏雄社長は、地元の政治家の後援会長や鉄鋼団地の理事長を務めるなど、江別の名士です。是非、良識ある行動をお願いしたいものです。

＊写真＝組合結成大会
＊筆者＝鈴木一さん（札幌地域労組副委員長）