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福島県郡山市の学校図書館の充実を要望する運動が前進!

                湯本雅典

10月17日にレイバーネットで報道された、福島県郡山市の学校図書館の充実を要望する運動が、現在大きな前進をしている。 (10月のレイバーネットでの報道 http://www.labornetjp.org/news/2014/1017yumoto/

この運動は、郡山市の小中学校の学校図書館費が突然21%(総額1100万円)削減されるという事態が発覚したことを契機に、福島県教職員組合郡山支部司書部が中心となり、予算削減の撤回と学校図書館司書(郡山市では「司書補」と呼ぶ)の勤務条件の改善を求めて署名運動が始まったことに端を発する。

「学校図書館の充実を要望する署名」は、現在5600名集まっている。この署名は、当該の司書補に限らず、市民、組合、議員などによる「郡山市学校図書館の充実を求める会」(今年9月に結成)により集められたものだ。学校長も署名に協力したり、郡山市のPTA連合会の研究大会の場でも署名活動が行われた。また、10月のレイバーネットの報道を見た図書館関連の団体から機関紙への投稿依頼が「市民の会」にあったという。運動は確実に広がっている。

しかし郡山市の態度は頑なで、10月の署名集約分を郡山市に届けたところ、「(削減の撤回はできない)予算の変更はできない」という回答であった。司書部のみなさんは、大きな怒りを感じたという。ただ、郡山市は「来年度は学校図書館予算の削減はない」との約束はしている。

郡山支部書記長の前田文子さん(写真)は語った。「この取り組みは前進しています。学校図書館の充実に向けた一歩です。今後、司書補のみなさんが低賃金であえいでいる中、給与の半分をPTAに頼るようなことではなく、もういい加減行政がきちんと給与を支給することを勝ち取っていきたいです。」(取材・12月3日)

動画(YouTube 3分)

署名用紙(pdf)


Created by staff01. Last modified on 2014-12-09 11:27:52 Copyright: Default

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