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「君が代不起立」田中さんに18回目の強制研修〜都教委こそ憲法違反

10月17日午前、東京都教職員研修センター(水道橋)で「服務事故再発防止研修」が行われた。受講させられたのは、板橋特別支援学校教員の田中聡史さん。今春の卒業式、入学式で「君が代」不起立を行い、減給処分をされた。その上に、今年の4月以降、校内研修を含め18回(今回が最後)の研修を受けさせられた。

研修センター門前には50名を超える市民が集まり研修に抗議し、田中さんに支援の声を上げた。東京「君が代」裁判弁護団の澤藤副弁護団長(写真下)は、「教育の本質、憲法、教育基本法体系は、教員の良心に立ち入って良心を蹂躙するような研修は認めていない。むしろ研修が必要なのは、教育委員や教育庁の幹部たち。教育の本質とは何か、戦前の教育を私たちはどう反省し、戦後の教育をどう構築したのか、十分学んでほしい」と都教委に抗議した。

 その後、被処分者の会・全国ネットワーク(準)・「君が代」解雇をさせない会がそれぞれ研修中止の申し入れを行った。

 研修後、田中さんは次のように語った。「今回は5月以降の最後のまとめとして、研修の所感や成果を質問された。裁判中なので、所感などはそちらで明らかにしていくと答えた。また今後も憲法に基づいて職務を遂行し、生徒の人権を大切にしたいと研修官に言った」。18回の強制研修にもかかわらず、田中さんは微動だにしなかった。

 研修センターには「東京都の先生になろう!」という大きな垂れ幕がさがっていた。教員の志望者が減っているのだろうか。研修に象徴される教員への人権侵害を当たり前のように繰り返す東京都。ここに夢を託す若者は多分多くはないだろう。(佐々木有美)

田中聡史さんの報告

↓この日も異常な都教委職員による警備


Created by staff01. Last modified on 2014-10-18 10:58:39 Copyright: Default

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