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LNJ Logo 香港続報(10/5) : 中国政府は手先のマフィアを送りこんでいる
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News Item 1005honkon
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   *「香港独立媒体網」はモンコックの衝突は警察と暴徒の謀略だと伝えている

〔レイバーネット国際部〕

香港ではオキュパイ運動に対して市民の不満が高まっている、という報道がみられるよう です。 旺角(モンコック)ではオキュパイと反オキュパイの市民が衝突したなどという報道もあ るようですが、現地の活動家である區龍宇さんがskypでつないだ集まりで話していた のは、これは組織的な妨害だと述べていました。 新しく登場した巨大な決起は正念場を迎えていますが、區龍宇さんは拡散しているオキュ パイ地点を一カ所に集中して防衛を続けるべきとも話していました。 つい先ほど(19:00ごろ)の地元の独立メディアによると、旺角(モンコック)および政 府総部ビル付近でのオキュパイを解いて、一番最初にオキュパイを始めた金鐘(アドミラ ルティ)の拠点に力を集中するという情報が流れていました。 また集まりでは、日本からも労働組合や市民団体などが署名できるような呼びかけを早く やるべきだという「突き上げ」もありました。 これについてもなんとかしたいとおもいますが、みなさんのお知恵も貸していただけると うれしいです。 以下は、區龍宇さんによる衝突の分析です。 =============

中国政府は手先のマフィアを送りこんでいる


 區龍宇 2014年10月4日  政府は、手先のマフィアを広範囲に送りこんでいる。政府は正午以後、民衆を挑発する ために暴力団員を動員し始めた。政府がマフィアどもを支持しているとは考えにくいかも しれない。しかし今、梁振英政権の下でそれが起きているのだ。これは予測できたことで あり、びっくりするようなことではない。  現在の情勢を見れば、政府は「ラブ・アンド・ピース」の「オキュパイ・セントラル」 運動を大規模な騒乱に転化し、香港の大衆が抗議活動参加者に怒りを向けるようにさせる ことを望んでいる。  かれらは同時に、群衆の中にいる自らの手先が重大な傷害事件を引き起こすことを計画 し、世論が変化して、民衆を追い散らす政府の行動を正当化することを望んでいる。  それは、一つのグループの人びとを別のグループに対立させてけしかける、共産党の伝 統的戦術だ。これ以前、かれらはロバート・チョウ(訳注:香港のジャーナリストで「香 港のサイレント・マジョリティー」というグループの共同創設者。二〇一三年に創設され た同グループは「オキュパイ・セントラル」運動に敵対してきた)のような人物に世論を 変化させる闘いを始める役割を割り振っていた。いまやかれらは暴力団員どもを動員し、 暴力的戦闘を開始した。この戦術は、紛争の終結をもたらすものではなく、梁振英にとっ て他の戦術がなくなっていることを意味している。  今や最も緊急になすべきことは、われわれの原則に忠実であり続けることだ。忍耐強く 原則を守らなければならない。世論の支持を勝ち取ろう。政府が、いかに暴力団と同一線 上にならんでいるかを、人びとに語ろう。こうした行動のすべては、梁振英の計画を失敗 させるだけではなく、彼の行動を後退に導くことになるだろう。暴力団員どもはかれらの 汚い仕事でカネを貰っているが、幾十万もの不屈の人びとに殴りかかることはできない。 われわれが計画を前に進め始め、新たな襲撃を避けるようにするため、深夜までこの場に とどまろう。  われわれは問われている。かれらがマフィアのやつらだということは確かなのか、と。 ここにきて現実を見れば、分かるだろう。ここには奴らが民衆を挑発するいくつもの戦術 のリストがある。  最初に、暴力団の一人(おそらく女性)が叫び声を上げて注意を引く。  次に、別の暴力団員がその場での反応を見ながら、反対する役か賛成する役かのふりを する。  人びとが写真を取り始める。その中には必ずビデオカメラがある。  暴力団員は継続的に抗議行動参加者を挑発し、それが二時間から三時間にわたる場合が ある。暴力団員は運動の指導部がやってきて、民衆に静まるよう声をかけるまで待機する ――その後、指導部に嫌がらせを始める。  暴力団員たちは、ベストをつくして衝突を挑発する――フェンスを押す、テントを引っ 張る、抗議活動参加者を攻撃する。  かれらは占拠されたゾーンの別のところでも同じことをする――同じ戦術を使っている のだ。

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