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守ろう!ウリハッキョ!朝鮮学校差別に反対する大学生全国集会

3月9日、「守ろう!ウリハッキョ!朝鮮学校差別に反対する大学生全国集会」が、東京の 国立オリンピック記念青少年総合センターで行われました。これは、在日朝鮮人大学生 たちが、より多くの人たちに朝鮮学校について知ってもらい、朝鮮学校を取り巻く差別に ついて考え、朝鮮学校を応援し、不公正な差別に声を上げてもらいたいと昨年10月から行 ってきたキャンペーンの集大成として開催されました。

「朝鮮学校差別の本質とは何か―朝鮮学校差別と日本の植民地主義」というシンポジウム があり、明治学院大学准教授の鄭栄桓(チョンヨンファン)さんと、大阪産業大学教授の 藤永壯(ふじながたけし)さんがお話しされました。

鄭栄桓さんは、歴史的視点からの日 本の民族教育規制政策を検証する必要があると、日本政府の民族教育規制の歴史について 話されました。植民地期の弾圧を含め、4期にわたり学校閉鎖・弾圧を繰り返してきてい ると批判。「高校無償化除外は、普遍的な教育を受ける権利の侵害である」と強く批判し ました。

藤永壯さんは、「高校無償化」裁判闘争の争点と展望について話されました。「 日本全国で250名の高校生を中心とする若者が原告となっている。このような裁判は前代 未聞だ。 朝鮮学校への差別政策は、日本の民主主義を危機に陥れるものだ。日本社会全体での認識 拡散が必要だ」と訴え、映画「60万回のトライ」など見てほしいと話していました。

質疑応答のあと、東京朝鮮中高級学校の生徒と先生の発言がありました。生徒は「民族の 誇りを教えてくれた、そして思いやりを教えてくれたウリハッキョが大好きです。ウリハ ッキョを守るために裁判で闘います」と話していました。

関東地域学生有志による演劇「チョゴリ」は、とても感動的でした。朝鮮学校をどれほど 大切に思っているかが伝わってきました。会場の外の展示スペースには、朝鮮学校を紹介 する展示がありました。(尾澤邦子)


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