感動的だった日韓公務員労働者の交流 | |||||||
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8月19日、全国の税務署で働く労働者の組合、全国税労働組合第70回定期大会に、韓国の税務職員金東日(キムドンイル)さんと韓国の全国公務員労働組合の金大烈(キムデヨル)さんが招請され、あいさつし、交流が行われました。 金東日さんは、2009年5月、ノムヒョン前大統領を自殺に追い込んだといわれる韓国国税庁の恣意的な税務調査を職場の内部掲示板で告発し、解職処分を受けました。金東日さんは「国民が知るべきことを明らかにするため」と、裁判闘争に立ち上がりました。30ヶ月に及ぶ裁判闘争の末、昨年11月、韓国大法院で解職処分取消の判決を勝ち取り、12月、羅州(ナジュ)税務署に復帰しました。 全国税労働組合は、この2年間、全国の組合員の寄せ書きや檄布を送り、金東日さんの闘いを支援してきました。また日本に招待するためのカンパ運動にも取り組んできました。 大会で金東日さん(写真上)は、全国税労組から贈られた檄布を身にまとってあいさつしました。日本からの応援がどれほど力になったかと感謝していました。 19日夜には歓迎会「日韓国税労働者、連帯と交流の夕べ」が行われました。緻密な準備を重ねてきた実行委員会委員長の山口潤一郎さんが開会のあいさつを行い「私たちは両国の友好と平和を守るために、両国から経済的格差と貧困をなくすために、そして両国の税務労働者がゆとりと誇りを持って働くために、共に手を携えて、沈黙せず、行動する仲間です」と話しました。 全国税労組中央執行委員長の増山満樹さんは「金東日氏の闘いは、全国税が職場民主化を掲げて闘い、職場の労働条件を前進させてきたこと、同時に50年以上にわたり組合差別を受けていることと重なって見えます。ひとごとではない、韓国で仲間が闘っていると無条件で感じている気持ちが今日の交流の根底にあります」と話し、声を詰まらせました。 歓迎会では、男性3人による「制服向上委員会Z」の「ダッ!ダッ!脱原発の歌」の踊りも披露され、拍手喝采でした。そして「団結トゥジェン(闘争)!」で盛り上がりました。(尾澤邦子) Created by staff01. Last modified on 2012-08-21 11:31:48 Copyright: Default |