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からっとしたガンの映画〜「容子からのメッセージ〜がん もう一つの生き方」試写会 | ||||||
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*以下は、12月23日のビデオプレス新作「容子からのメッセージ〜がん もう一つの生き方」(仮題)の試写会に参加した本田孝義さん(「船、山にのぼる」監督)の記事です。了解をえて以下、転載・紹介します。なお写真は、レイバーネット編集部です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『容子からのメッセージ〜がん もう一つの生き方』今日はビデオプレスの新作ドキュメンタリー『容子からのメッセージ〜がん もう一つの生き方』の完成試写会に行ってきた。出来たばかりで、本当に昨日、完成したのだそうだ。ビデオプレスは労働問題・社会問題を扱った作品を数多く 作ってきたが、今作はそういう中では異色の題材かもしれない。主人公の渡辺容子さんは乳がんが見つかるが、手術を拒否し、抗がん剤も飲んでいない。(ただし、放射線の治療は受けておられるようだ。) なぜ、こういう選択をしたのかは映画の中で丁寧に語られている。ガンの治療に関してはいろんなことが語られて いて、抗がん剤は副作用があまりにも強いことや、手術でも臓器の切除による体力の低下など、はたして患者にとって本当に「いい」選択なのか、は常に問題になっている。今や2人に一人ががんになる時代。こうした問題は一種の「ガンタブー」があって、なかなか本当のところが語られていない、と僕も思う。本作では渡辺さんが「後悔は全くない」という、とても前向きな姿勢に見ているこちらも元気が貰えるような気になるし、会場では何度も笑いが起きていた。 ガン患者、のドキュメンタリー映画でありながら、こんなにからっとした映画であるのは珍しい。渡辺さんの主治医は「患者よ、がんと闘うな」の著作がベストセラー になった、近藤誠さん。本は売れたものの、医学という巨大な構造の中では異端者扱いをされているらしく、渡辺さんのようにがんと向き合う人はまだまだ少ないようだ。本作の強いメッセージは、どんな病気でも医者任せにすることなく、自分の頭で考えること。難しいからこそ、心に留めておきたい。 ・・・とここまでが作品の感想で、以下は個人的な話。もう、何度も書いたのだが、また書いておこう。僕は5年前に父を胃がんで亡くしたが、入院した時にはすでに末期がんで何の治療もできなかった。それでも手術をすることになったのだが(この時は胃を摘出する予定だった)が、胃を切除することは生命に危険があるということで、結局、何も出来なかった。映画を見ながら、もし、父のガンがそこまで進んでいなかったら、どんな治療を選んでいたか、仮に抗がん剤治療をすることになっていたとしたら、とても僕は看護出来なかっただろうとも思う。また、父には末期がんである告知をしなかった(出来なかった)ので、父の死生観を聞くこ とが出来なかったのも心残りだ。特に父は僧侶だったので、もしかすると深い話が聞けたかもしれない。今日の上映後のディスカッションでも、多くのガン患者 が発言をされていたように、本作を見ると自分のこと、家族のことなどのがん体験を語りたくなるだろう。最後に付け加えると、アンケートにも書いたのだけど、僕は個人的にはタイトルを変えた方がいいと思っている。ビデオプレスも悩んでいるようだ。普遍性を持たせるなら、『がんと共に生きる』なんていいと思うのだが、どうでしょう。 ↓トークをした渡辺容子さん。内容はこちら Created by staff01. Last modified on 2011-12-24 16:50:05 Copyright: Default このページの先頭に戻る サイトの記事利用について | ||||||