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News Item 0910china
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〔レイバーネット国際部〕

中国・深センにあるブラザー工業の現地工場で9月7日からストライキが打たれて
います。日本のメディアもどこか報道するかなー、と思っていたのですが一向に
報道されないので、以下翻訳しました。翻訳した報道では生産は正常化した、と
ありますが、金曜日まで交渉は断続的に続けられ、会社側の妨害行為(リーダー
が誰か内部告発を奨励する通達など)などもあり、いまだ合意にはいたっていな
いようです。その他、いくつかの報道や情報もありますが、とりあえず一報です
。

9月7日のストライキの写真
http://chuizi.net/a/space.php?uid=2&do=album&id=8483

映像 
http://www.56.com/u96/v_NTQ3NTMzMzM.html

足止めされる小池・ブラザー社長の車(写真)
http://b49.photo.store.qq.com/http_imgload.cgi?/rurl4_b=2931196115fe3369bc0a3bdc25114b74c8b309a8e168285db1a9ea2457c55fefc8ced502bd4c3b9542a14766ace39f1e1d4d592ba1c81e234a363b51d81b2250a39a4aaf9b81907f75776e0bf8980b75df238e8b&a=49&b=49

その他の写真(空白のところに写真があるのでクリックするとみられます)
http://br.qzone.qq.com/cgi-bin/blognew/blog_output_data?uin=349572896&blogid=1283952384&styledm=ctc.qzonestyle.gtimg.cn&imgdm=ctc.qzs.qq.com&bdm=b.qzone.qq.com&mode=2&numperpage=15&blogseed=0.9971799732153539&property=GoRE&timestamp=1283960125&dprefix=

ブラザー工業株式会社(本社:名古屋)
http://www.brother.co.jp/corporate/bil/index.htm

========

残業代を払え!数百人の女性たちがストライキ

原文 http://news.sznews.com/content/2010-09/08/content_4903060.htm

深セン新聞ネット9月8日報道

昨日(9月7日)午後一時、〔深セン市〕龍崗宝龍工業区の兄弟工業(深セン)有
限公司(以下、ブラザー工業)の数百名の労働者は、新たに導入された管理制度
および時間外手当などに対する不満から、工場敷地内で集まって会社に対して再
検討を要求した。龍崗区および当該地区の政府部門の担当者らが現場に駆けつけ
対応し、労働者への説得作業に当たっている。労働者たちは冷静で、過激な行動
はみられない。

連絡を受け、記者はすぐに龍崗区宝龍工業区のブラザー工業に駆けつけた。現場
では、ベージュ色の制服をきた女性労働者たち数百人が、敷地内の空き地に出揃
い、仕事を放棄していた。警察等がブラザー工業の正門前に警戒線を張り、工場
関係者以外の立ち入りを禁止している。

あるブラザー工業の労働者によると、この企業は日系企業で、おもにプリンター
を製造している。彼女によると、2003年3月に入社したが、ここでの労働は非常に
つらく、毎日の作業量も多い。朝8時から夜9時半まで働かなければならず、それ
なのにお昼休みも1時間しかない。労働時間は毎日12時間半にもなる。時間内に終
わらない場合は残業で対応して残業代も支払われ、一か月1500元ほどの収入があ
った。

しかし今年7月1日から深センの最低賃金が引き上げられ〔900元→1100元〕、それ
に伴って残業手当も引き上げられたが、会社側はコスト引き下げのために、賃金
を低く抑えようとしてきたという。会社が制定した新たな規則では、その日のノ
ルマは規定時間内に終えなければならず、残業時間を削減せよということだった
。こうして、労働強化がおこなわれ、お昼休みの1時間以外は、12時間半ずっと止
まることなく作業を強制されることになった。「忙しすぎてお茶を飲む時間もな
い。トイレにいくにも他の労働者に作業を変わってもらわないと、ノルマを終え
ることができないくらい」と労働氏は訴えた。

それだけではない。休暇にも影響している。「午後にはノルマのない日もあるの
で、その時は休みになる。だけど別な日にノルマがたくさんある場合には週末の
休暇をつかって生産をすることになるが、その際には以前の休みを振り替えると
かいって、休日出勤の時間外手当をつけない。いま工場は残業をさせないという
方針なので、賃金は以前に比べて数百元も少なくなり、作業量は大幅に増加した
。これが今後もずっと続くようであれば耐えられないし、そもそも体がもたない
」。別の労働者はそう語る。だからみんなで一緒に仕事を停止し、みんなで集ま
って、会社に改善を求めたという。

工場の入り口に警戒線が貼られているので、記者は工場に入ることはできない。
工場の責任者も現れないので、この件について工場側の見解を聞くことができな
い。

その後、龍崗区共産党委員会宣伝部への取材で、龍崗区および地域の関係部署、
労働部門などが、情報収集および労働者への説得などにあたっているという。

宣伝部の担当者によると、昨日(7日)午後一時ごろ、ブラザー工業のトップか会
社を視察に訪れた際、一部の労働者たちが休暇の入れ替えや休日出勤の賃金を2倍
にするようにという要望を出した。しかしその場では回答を得られなかったこと
から、数百名が作業を停止して、会社に回答を迫ったという。

地区の関係部門の担当者らが現場で説得などに当たっている。労働者は冷静で過
激な行為には及んでいない。昨日(7日)の午後六時ごろまでに生産は正常化し、
関係部署が会社側と労働者代表との交渉の調停にあたっている。

ブラザー工業(深セン)有限公司は、インクジェット式の複合型プリンターおよ
び関連消耗品を生産する日系企業で、2002年10月に設立され、2003年11月に正式
に生産を開始した。宝龍碧嶺区域にある敷地は7万平方メートルで、およそ1万
人を雇用するブラザーグループ最大の海外拠点の一つである。

深セン新聞ネット 『晶報』紙 2010年9月8日 報道

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【インターネット上の書き込み】

今日(9月7日)、ブラザー工業株式会社の小池利和〔代表取締役社長〕が深セン
のブラザー工業の視察に訪れた際、賃金・残業代のあまりの低さ、休みの入れ替
え、生産ラインの速度の速さ、厳しいノルマ、立ちくらみするほどの業務負担な
どに不満を持つ全工場の労働者が改善を求めたが、会社側は回答を先延ばしにし
たので、ストライキに突入した。労働者たちは正面ゲートと裏門を封鎖したので
、交通が一時混乱し、警察などが封鎖線をはった。


Created by staff01. Last modified on 2010-09-12 01:34:01 Copyright: Default

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