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工場閉鎖・不当解雇に反対し、日本遠征闘争を行っている韓国のヴァレオ空調の労働者たちが11月26日の朝、埼玉県にあるヴァレオ サーマルシステムズ江南工場前で、出勤するヴァレオの仲間に支持と連帯を呼びかけた。

この日は、埼京ユニオンの協力を得て、朝の8時前から9時過ぎまで、当該4名と日本側支援者6名が埼玉県熊谷にある株式会社ヴァレオ サーマルシステムズ江南工場前で、ヴァレオが韓国で行っている一方的な工場閉鎖と労働者の解雇について訴えた。今回の遠征団長で、韓国のヴァレオ空調支会イ・テクホ支会長は、「経営陣とともにわれわれ労働者は自分たちの工場を救うために、あらゆる努力をしようとしているのに、経営陣は『閉鎖しかない』と繰り返すばかりだ。ヴァレオの経営陣が韓国の労働者と真摯な対話に応じなければ、何度でもここに来て訴えを続ける」と述べた。また、支援に駆けつけた全統一労組の中島氏は「韓国はもちろん、世界のどこでも工場の閉鎖や会社の清算をするのであれば、前もって職員に通知し、組合と協議するのは常識」と述べ、多国籍企業ヴァレオの非常識な対応を強く批判した。

出勤する職員は、突然の宣伝行動に驚きながらも、多くの社員が韓国の仲間たちが配るチラシを受け取り、工場の中でも宣伝カーのスピーカーから流れる彼らの呼びかけに耳を傾ける姿が見られた。 この日の埼玉での宣伝行動の後、労働組合の集会を回り、これからの争議への支援を訴えた。

当面のヴァレオ日本遠征闘争の正式なスケジュールは本日で終わり、今回の成果を持って一旦帰国、今後のフランス遠征闘争や、第二次日本遠征闘争などの対策を立てる。

なお、本日(11月26日)午後8時から東京の上野で、「日本遠征闘争打ち上げ」パーティを行う。ヴァレオ空調の仲間との交流や、今後の連帯を深める席なので、連帯の意志がある方はご来場を。なお場所などについては、今回の日本遠征闘争の受け入れを行った中小労組政策ネットワークにお問い合わせいただきたい。