・「都教委包囲首都圏ネットワーク」 ・「千葉高教組」・「新芽ML」。 の渡部です。 本日(6月4日)、三鷹高校の土肥信雄前校長は、退職後の非常勤教員採用候補者選考で不合格にされたことに対し、東京都を相手に損害賠償を求める裁判を、東京地裁に提訴した。提訴後記者会見が開かれ、土肥前校長は次のような事を述べた。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すべての生徒が幸せになるためには、民主的な社会を作ることが大切だ。その上で言論の自由が大切だ。そうでなければ非民主的な社会になる。都教委のやっていること(挙手採決の禁止など)は問題である。公開討論会を要求したが応じなかった。今回提訴したことでホッとした。あるいは嬉しい。これで都教委と公の場で話が出来る。裁判を通じて都民・国民にも、どちらが正しいのか判断してもらいたい。自分は34年間、生徒のために教育活動をやってきた。都教委のためにやってきたのではない。これは当然のことだ。卒業式には卒業生全クラスから「色紙」をもらい卒業生一同から「卒業証書」ももらった。(「色紙」と「卒業証書」を紹介。「卒業証書」には次のように書いてあった。)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 右は教育委員会の弾圧にも負けず、本校所定の課程を修了したことを証する。 第58期卒業生一同ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーしかし、非常勤は不合格になった。その理由を知りたい。自分は都教委の指導・通達に従いながらも意見表明しただけだ。また、この間都教委から様々な人権侵害も受けた。これを放置すれば最終的には生徒にも及ぶ。また、他の校長は口をますます閉ざすことになる。学校のリーダーたちが言論統制される。これでは日本の教育が不安だ。校長も自由に発言できるようにしたい。自分は「政治経済」を教えていた。「正しいと思ったことはきちんと言いなさい」、「相手が納得できない場合は、もう一度考え直して相手を納得させるように意見を考えることが大切だ」、と言ってきた。その自分が黙っていることはできない。それで提訴した。公権力が個人の人権を侵してはいけない。日本社会の文化度をこの裁判を通して明らかにしていきたい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なお、土肥前校長は、上記の内容を『提訴にあたって』という文章にまとめてきていた。そこには次のようなことも書かれていた。「私の不合格は、明らかに他の校長に対する見せしめです。『土肥』のように都教委を批判すれば、退職後の職はないぞ、と脅しているのです。今回の結果を見て、ますます校長は都教委に対する批判が出来なくなり、都教委の言いなりになる校長ばかりになるのは明らかだと思います。そのことはまさにファシズムそのものであり、絶対に認めるわけにはいきません。特に統括校長、校長、副校長、主幹教諭、主任教諭、教諭と完全なヒエラルキー化の中で、校長が都教委の言いなりになればその結果は明らかに都教委による教育の支配が貫徹するのです。そうならないためにも、今回、裁判で納得できるところまでやろうと思うのです。」「・・・私自身が自分の思ったことを自由に言わず、結局権力の言いなりになって、自己保身をしているとしたら、生徒に対する責任は取れません。したがって、生徒に対する責任を果たすためにも、都教委との公の場(裁判)で意見を戦わすことが必要なのです。」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さらに、「訴状」の<はじめに>のところでは、「このような東京都教育委員会の横暴さには目に余るものがあり、教育現場は東京都教育委員会の脅威の前に、混乱し、沈黙し、本来の自由で活気に満ちた教育が行えないでいる。本訴訟において、東京都教育委員会による数々の違法行為がつまびらかにされることにより、教育委員会のあり方が見直され、自由で活気に満ちた教育現場の実現のために適切な環境整備がなされることをねがってやまない。」と記されていた。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・土肥前校長の提訴で、また一つ、都教委に対する新たな戦いの烽火が打ち上げられることになった。都教委はますます「四面楚歌」状態になりつつある。*********************************************** 都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス http://kenken.cscblog.jp/ 「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ http://homepage3.nifty.com/hinokimi