根津公子著「希望は生徒」発刊される | |||||||
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佐々木です。
根津公子さんの本「希望は生徒」が出版されました。根津さんは「君が代」強制 に抗して東京都から停職処分を受けながらも不起立をつらぬいている中学校教員 です。この本で根津さんは、自分がどのように生徒たちと向き合い生きてきたか を語っています。これを読むと「不起立」という行為が彼女の教育実践の積み重 ねの上にあることがよくわかります。根津さんの楽しくてためになる家庭科の授 業を追体験できるのもこの本の大きな魅力です。こんな先生に出会いたかったな と思います。生徒たちに「自分の頭で考えよう」と問いかけ続けた根津さん。そ の問いかけを今度はわたしたちが受け止める番ではないでしょうか。 ●根津公子著「希望は生徒」 232頁 1700円+税 影書房刊(電話 03-5907-6755 FAX 03-5907-6756 メール kageshobou@md.neweb.ne.jp) <主な目次> 1 私の“戦争責任” 2 キーワードは「自分の頭で考える」 3 私たちの卒業式だから 4 教育行政が学校を壊すとき 5 異動要綱の改悪と「10・23通達」そして停職「出勤」 「自分と向き合い、自己を問い続けることは、ぬるま湯につかっているときには不 可能なことで、皮肉にも、すさまじい攻撃と弾圧下に置かれたからこそできたこ とでした。“わたしを生きる”ことができて、幸せと言ってよいでしょう。また、 そうすることによって、もたらされたたくさんの素敵な出会いは、とりわけ生徒 との出会いは、私に希望を抱かせます。人間って本当に素敵、と思わせます。」 (本書 「終わりに」から) ************* Created by staff01. Last modified on 2007-11-08 11:15:16 Copyright: Default |