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■■転送歓迎■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

□ 共謀罪を廃案に!
□ ___________________________
□ メルマガ 27号 2007年10月16日
□ 発行:盗聴法(組織的犯罪対策法)に反対する市民連絡会
□ mlmag-kyoubou@alt-movements.org
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▽定期購読のお申込みはこちらから
http://www.mag2.com/m/0000207996.html

福田は空疎な所信表明で野党を煙に巻いた。この煙幕の影で大臣連
中は曲者揃いで暴走気味ですらある。鳩山邦夫法務大臣もそのひと
りで、死刑執行迅速化を打ち出すなど法務官僚にとって好都合な人
物。そんな彼だから、共謀罪法案で何をしでかすかわからない。福
田ののらくら戦法にだまされず注視する必要がありそう。

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27号 もくじ
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■これから予定されているアクション
10/17 国会・官邸前行動
10/23 国会前ヒューマンチェーン
10/27 日本版US-VISITシンポジウム

■国会情勢
 国会劇場にまどわされることなく
 市民の行動で、給油新法、共謀罪を廃案に!

■集会報告
 9/27 院内集会
■ニュース
市民連声明
 警察が「ぐ犯少年」に対する任意調査権を持つことに
 絶対に反対します

■政府のウエッブサイトから
 警察庁・密告制度開始

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■これから予定されているアクション■
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◆10/17 国会・官邸前行動━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 WORLD PEACE NOW
 衆院議面集会&官邸前行動
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
とき 10月17日(水)pm5:30〜
ところ 衆議院議員面会所および首相官邸前
○東京メトロ有楽町線南北線永田町駅・千代田線丸の内線国会議事
 堂前駅
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kokkaimap.htm

 | 米国の戦争に加担するための「新テロ特措法」反対!
 | 武力で平和はつくれない! アフガンに平和を!
 | イラクに平和を! 自衛隊をすぐもどせ!

◇呼びかけ
 WORLD PEACE NOW http://www.worldpeacenow.jp/
◇連絡先
 許すな!憲法改悪・市民連絡会 Tel.03-3221-4668
 アジア太平洋平和フォーラム(APPF) Tel.03-3252-7651
 日本消費者連盟 Tel.03-5155-4765
 ピースボート Tel.03-3363-8047
 平和をつくり出す宗教者ネット Tel.03-3461-9363

◆10/23 国会前ヒューマンチェーン━━━━━━━━━━━━━━
 いらない! インド洋派兵・給油新法
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
とき 10月23日(火)pm6:30〜7:30
ところ 衆議院第2議員会館前
○東京メトロ有楽町線南北線永田町駅・千代田線丸の内線国会議事
 堂前駅
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kokkaimap.htm

 | 国会前ヒューマンチェーンやります!
 | 国会を人、人、人で埋めつくし、
 | いっきに政治の流れを変えよう!

◇プログラム
 キャンドル ヒューマン・チェーン<コール>
 リレートーク<国会議員・呼びかけ人など>
*当日は、バンダナ・リボン・光り物などお持ちいただけると嬉し
 い!

◇呼びかけ団体
 「アンポをつぶせ!ちょうちんデモの会」/憲法改悪阻止各界連
 絡会議/憲法・1947教育基本法を生かす全国ネットワーク/憲法
 を生かす会/子どもと教科書全国ネット21/子どもはお国のため
 にあるんじゃない!市民連絡会/盗聴法(組織的犯罪対策法)に
 反対する市民連絡会/VAWW-NETジャパン/「ピースボート」/平
 和を実現するキリスト者ネット/平和をつくり出す宗教者ネッ
 ト」/ユーゴネット/許すな!憲法改悪・市民連絡会
◇連絡先
 高田 Tel.03-3221-4668/東本 Tel.090-1859-6656


◆10/27 日本版US-VISITシンポジウム━━━━━━━━━━━━━
 バリー・スタインハードさん(米自由人権協会)を招いて
 シンポジウム どこまで強まる? 外国人管理
 〜「テロ対策」と日本版US-VISIT〜
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 http://secure.amnesty.or.jp/cgi-local/news.cgi?vew=10
 http://www.jca.apc.org/migrant-net/Japanese/whatsnew/071027symposium_j.html
10月27日のシンポが近づきました。皆さんの参加をよろしく!!
*賛同も募集中!

とき 10月27日(土) pm.2:00〜5:00
ところ 在日本韓国YMCA 9階ホール(東京・水道橋)
○JR中央線水道橋駅6分、御茶ノ水駅徒歩9分、地下鉄神保町駅7分
http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/map1.htm

◇プログラム(同時通訳有)
 報告:日本版US-VISITとは何か? 旗手明(自由人権協会)
 講演:米国の「テロとの戦い」とUS-VISITの問題
    バリー・スタインハード(米自由人権協会:ACLU)
 パネル・ディスカッション:
  「テロ対策」と強まる外国人管理〜市民社会は何をすべきか〜
  パネリスト:
   バリー・スタインハード
   小倉利丸(ピープルズ・プラン研究所)
   旗手明(自由人権協会)
   鳥井一平(移住労働者と連帯する全国ネットワーク)
 司会:東澤靖(弁護士・明治学院大学法科大学院教授)

◇参加費 1000円
◇主催
 アムネスティ・インターナショナル日本 Tel.03-3518-6777
 移住労働者と連帯する全国ネットワーク Tel.03-5802-6033

▼「バリー・スタインハードさん招聘プログラム」への
賛同募集中。ご協力を!
 団体:一口3000円  個人:一口1000円
 振込先:郵便振替口座:00120-9-133251
 加入者名:社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
 *「バリー・スタインハードさん来日企画賛同金」と必ずご明記
  ください。


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■国会情勢■
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◆福田政権の低姿勢━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 国会劇場にまどわされることなく
 今こそ市民の行動を強めよう!
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◇福田政権の「低姿勢」のねらい

 福田政権が民主・野党に話し合いを呼びかけています。それは安
部政権の数を頼りにした強行突破路線とあまりにも対照的です。し
かし、だまされてはなりません。これが自民党なのです。

 福田政権は、市民の年金、政治資金、格差問題などに対するあま
りの批判の強さ、参議院選挙での大敗の前に、政権の生き残りをか
けて、衆議院選を念頭に野党への「協議呼びかけ」という形での必
死の巻き返しにでているのです。

◇与野党の激突は不可避

 インド洋派兵・給油新法をめぐって与野党の激突は避けられませ
ん。日米は、新法をなんとか実現させるために、国際社会は継続を
求めていると各国の駐日大使なども動員し、民主党・野党に屈服を
せまっています。しかし、民主・野党は恫喝をはねのけ、新法反対
で足並みをそろえています。

 また民主・野党の賛成多数で参議院で可決された年金、政治資金
などの諸法案の衆議院送付で与野党の対立が激化し、福田政権の危
機は深まるでしょう。

 福田政権が、インド洋派兵・給油新法成立のために、衆議院での
再議決による強行突破へ突き進むことは疑いありません。

◇市民の行動を強めよう

 私たちは、国会劇場でたたかわれている与野党の攻防の「傍観
者」 となるのではなく、市民の主張をまっこうから掲げて、市民
の行動を強めなくてはならないと思います。
 今こそ、派兵・給油新法に反対し、共謀罪を廃案に追い込みま
しょう。


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■集会報告■
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◆院内集会報告━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 共謀罪の新設に反対する
 市民と表現者の院内集会(9/27)
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 長い空白国会を経て福田政権が発足したばかりの2007年9月27
日、共謀罪反対の更なる運動を強める院内集会を開いた。

◇油断は禁物、共謀罪を根絶するとき!

 まず、山下幸夫弁護士が、政府はテロ対策を強調して、来年のG8
サミットの前に共謀罪を小さく限定したものに修正してでも成立さ
せようと狙っている。日弁連は絶対反対の意見書をもう一度提出す
る、と心強い発言。

 これまでも反対に懸命の尽力を続けてきた保坂展人衆院議員(社
民)は、国民、メディアへもっと周知させ、衆・参の野党が連携し
て共謀罪を根絶させると明言。
 参院議員法務委員会理事の松岡徹議員(民主)をはじめ、参議院
法務委員の松野信夫議員(民主)、今野東議員(民主)は揃って、
参議院を主戦場にし、何としても共謀罪を廃案に追い込もうと意欲
を表明。
 福島みずほ参院議員(社民)も油断せずにがんばろうと呼びかけ
た。
 法務委員会理事から他の委員会へ変わった平岡秀夫衆議院議員
(民主)も駆けつけ、これまでの市民の共闘への謝意と激励の言葉
を述べた。

◇自由を規制するのは法律だけではない

 市民からは川上園子さん(アムネスティ・インターナショナル日
本)が、入国する外国人をテロリストか犯罪者と見なして管理する
日本版US−VISITの問題点を指摘。
 木村まきさん(横浜事件再審請求人)は怒りを持続して行動しよ
うと決意を表明。
 そのほか、東海林路得子さん(VAWW-NETジャパン)、高田憲さん
(許すな!憲法改悪・市民連絡会)、望月憲郎さん(国民救援
会)、新倉修さん(青山学院大学教授)から発言があった。

 折しも報道された鳩山法相の「死刑執行を自動的にすすめたい」
という発言に、法相の罷免やサミット前に解散させようなど、どの
発言者からも行政による違憲の監視・管理を許さないという揺るぎ
ない意思が表明された。

 司会の寺中誠さん(アムネスティ・インターナショナル日本)
は、警察にぐ犯少年の任意調査権を持たせる「少年警察活動規則の
一部を改正する規則案」に言及、法律だけでなく、規則にも目を光
らせよう、共謀罪が成立しなくてもそれに類する規則ができる恐れ
がある、と警告を発して会を締めくくった。 参加者31名。
                      (連絡会・石下)


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■ニュース■
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◆市民連声明━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 警察が「ぐ犯少年」に対する任意調査権を持つことに
 絶対に反対します
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 盗聴法(組織的犯罪対策法)に反対する市民連絡会は、2007年9
月27日、警察庁による「ぐ犯少年」に対する共謀罪の先取りともい
える任意調査権に反対して、以下の声明を出しました。
________________________
警察が「ぐ犯少年」に対する任意調査権を持つことに
絶対に反対します
2007年9月27日
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 警察庁は9月6日、「少年警察活動の一部を改正する規則案」を発
表し、その中で「ぐ犯少年」に対する警察の任意調査権を明記して
いることに、私たちは激しい憤りをもって抗議し、その削除を要求
します。

 この「ぐ犯少年」に対する警察の任意調査権は、今年5月に成立
した「少年法等の一部を改正する法律」案の審議の中で最も厳しく
批判され、削除されたものです。にもかかわらず、この「改正少年
法」の施行に伴って改定するという「少年警察活動規則」に国会で
認められなかった「ぐ犯少年」に対する警察の任意調査権を明記す
るとは、唯一の立法機関である国会の無視であり、絶対に許される
ことではありません。法に従って市民の自由と権利と安全を護るべ
き警察が、法を破ってその使命が果たせるでしょうか。

 この規則案では、「ぐ犯調査」の項で、少年について「その性格
又は環境に照らして、将来、罪を犯し、又は刑罰法令に触れる行為
をするおそれがあることを具体的に明らかにする」とあります。
「罪を犯し、又は刑罰法令に触れる具体的行為」がまったくないの
に、警察官が少年の「性格や環境」から勝手に憶測、判断して被疑
者扱いし、捜査をするということです。これは、犯罪の具体的事実
がまったくないのに捜査当局が人の内心に踏み込んで処罰しようと
いう共謀罪新設法案を先取りして、子どもたちに適用しようという
ものにほかなりません。

 共謀罪新設法案は、国会議員、法律家をはじめ世論の反対の前
に、2003年に提出されてから廃案を2回、継続審議を10回も繰り返
し、委員会で審議もできない状況になっているものです。それを子
どもたちに適用するなどあってはならないことです。すべての子ど
もが警察の監視、調査の対象にされるおそれがあるだけでなく、子
どもたちの「環境」調査として家庭・学校・塾・地域まで警察によ
る監視の対象となるでしょう。警察による調査に際して、弁護士の
立ち会いやビデオ録画化も行われない中で、子どもたちが事実に反
する自白に追い込まれて冤罪に陥れられる恐れも強いのです。子ど
もたちの育成を損なうものでしかありません 。

私たちは、警察が「ぐ犯少年」の調査権を持つことを絶対に認める
ことはできません。

盗聴法(組織的犯罪対策法)に反対する市民連絡会

連絡先 日本消費者連盟 Tel.03-5155-4765
    ネットワーク反監視プロジェクト Tel.070-5553-5495


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■政府のウエッブサイトから■
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◆警察庁・密告制度開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 警察庁は2007年9月19日、「子どもや女性を守るための匿名通報
モデル事業(通称「匿名通報ダイヤル」)」を10月1日から開始す
ると発表した。

 これは、「少年の福祉を害する犯罪や人身取引事犯の被害者と
なっている子どもや女性の早期保護等を図るため」としているが、
実施は警察庁の委託を受けた民間団体のガーディアン・エンジェル
スが、「市民から匿名による事件情報の通報を、電話により受け、
これを警察に提供して、捜査等に役立てようとするもの」だという。

 「ぐ犯少年」への任意捜査権と連動した動きといえる。高度にセ
ンシティブな情報を民間に委託している点、密告社会、秘密警察社
会をもたらすとんでもない動きだ。

▼警察庁資料
http://www.npa.go.jp/safetylife/kankyo3/1_kouhou.pdf
別添(ポンチ絵)
http://www.npa.go.jp/safetylife/kankyo3/2_betten.pdf
ポスター
http://www.npa.go.jp/safetylife/kankyo3/3_poster.pdf
受諾団体について
http://www.npa.go.jp/safetylife/kankyo3/4_dantai.pdf

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このメルマガと市民連絡会について
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「盗聴法(組織的犯罪対策法)に反対する市民連
絡会」は盗聴法反対運動のなかから広範な市民運
動の連携を目指して結成されました。現在重点的
に共謀罪反対運動に取り組んでいます。
▼市民連絡会ホームページ
http://tochoho.jca.apc.org/
▼メルマガ編集担当 小倉利丸
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