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<写真と報告>T・横山

11月8日、東京・千代田区永田町の 国会議員会館前で、教育基本法の改悪に反対する市民らによる 「ヒューマン・チェーン」が開催された。

これに先だつ午後4時からの衆議院議員面会場での集会には、 共産党、社民党の国会議員をはじめ、 各種裁判にかかわる教員らによるリレートークが行なわれた。

共産党の議員は、「現在、子供たちの『いじめ問題』や、青森のタウンミーティングにおける 『ヤラセ発言問題』が浮上している。こうしたことをそっちのけにして 教基法改悪を強行することは許されない。審議を一からやり直すべきだ」と主張。 小森陽一氏は「文科省がいままでやってきたことが子供たちを追い込んでいる」と指摘。 社民党の福島瑞穂党首が、 「子供たちの魂に国家権力が手を突っ込む。国家による死を強制する社会を許さない。 私たちは野党四党幹事長会談で麻生外相の罷免要求提出を決めた」と報告すると、 会場は大きな拍手に包まれた。

その後、屋内に入りきれない参加者と合流し、国会議事堂周辺で、 「キャンドル・ヒューマン・チェーン」が始まった。 キャンドルを持ち、横断幕を掲げた2000人を超える参加者は、 歩道上でのリレートークに耳を傾けながら、時おりシュプレヒコールをあげた。

「教育基本法改悪反対!」 「強行採決 NO! 愛国心押しつけ NO!」 「共謀罪 NO! 少年法改悪 NO! 憲法改悪反対!」 すっかり闇に包まれた国会周辺に、 無数の灯が明るく、力強く揺れていた。


Created by staff01. Last modified on 2006-11-09 00:58:42 Copyright: Default

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