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LNJ Logo 法廷に歌がながれた!〜イラク違憲訴訟
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法廷に歌がながれた!  野村瑞枝

 自衛隊イラク派兵違憲訴訟の会・東京です。
 きのう(2006年4月12日)の東京地裁民事28部706号法廷で、最終陳述に歌をうたったひとがいます。法廷で歌うことが認められたのは非常に珍しいことです。

 大阪在住のオペレッタ歌手森田留美さんが「ヒロシマというとき」を、韓国語と日本語でうたったのです。

 彼女は「わたしは歌うことを職業にしていますので、最後に歌いたいのですが」と裁判長に言い、裁判長が、両隣に聞き、それから被告側(国)に聞いたところ、被告側は「陳述の場ですので、朗読にしていただきたい」と答えました。そして、彼女は静かに歌いはじめたのです。2004年7月21日の最初の法廷の時は歌い始めたとたんに、当時の裁判長小島浩氏から止められました。今回の裁判長は加藤健一氏です。

 本報告者の野村は、法廷に響く歌声を聞きながら、涙が止まりませんでした。歌は、まず韓国語で、それから日本語の朗読、そして日本語の歌という具合に進みました。法廷ですから、拍手もなく、静まりかえった中で終わりましたが、参加者全員が荘厳な雰囲気に包まれました。当の森田留美さんは、「まさか歌えるとは思ってなかったので、練習もしないままに声を出してしまって、うまく歌えなかった、せっかくならもっと上手に歌いたかった」と残念がっています。「原告一人一人毎日提訴!」で始めた東京の裁判も、すでに判決が出ています。大体は従来の憲法裁判の判決通りですが、14部は、この2月19日に「原告の生命身体の安全についての権利」を認める判決を出しました。

 北海道の箕輪登氏の提訴をきっかけに各地で次々に始められた「自衛隊イラク派兵違憲訴訟」は、東京以外は集団訴訟です。東京は原告各人が一人一人毎日一通づつの訴状を提出して、これを欠かさないで提訴し続けるという画期的な方法をとりました。そのため、係属部も1部から45部までに分かれ、各裁判官の訴訟指揮にゆだねられた結果が今回の歌にもなったわけです。

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