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「セウォル号、『6月精神』を忘れず青瓦台に行く」

青瓦台の目の前で開かれた「6.10万人大会」、最後まで抵抗した70人ほどを連行

キム・バルム記者 2014.06.11 05:44

6月抗争の民主主義精神と、セウォル号を追慕する市民の叫びが青瓦台の目の前で上がった。 5月9日、セウォル号遺族が遺影を持って清雲孝子洞住民センターの前で大統領との面談を要請した後、市民の追悼デモのうち青瓦台と一番近い道で開かれた集会だった。

▲失神した万人大会参加者を引きずって連行する警官[写真/キム・ヨンウク記者]

6月10日午後9時30分頃、「6.10万人大会」に参加するために集まった100人ほどの市民は、 三清洞総理公館の前で参加者の半分を越える70人ほどが連行されるまで 「セウォル号を忘れない」、「利益より人間だ」、「われわれは国民だ、青瓦台に行く」と叫び、深夜12時過ぎまで抵抗した。

当初、この日の「万人大会」は、午後7時に国立現代美術館ソウル館で第1部のプレイベントを終えた後、午後8時に三清路を上がり、 駐韓ブラジル大使館の前で自由な形式の市民発言と文化祭で進められる予定だった。 だが警察は午後6時頃、500人ほどの警官と30台ほどのバスを動員し、 東十字閣の車道と歩道を全面封鎖して通行を止めた。 現代美術館ソウル館正門前の歩道には400人ほどの警官を2m〜3m間隔でぎっしり配置するなど、「万人大会」を完全に防ぐために総力を動員した。

「万人大会」の第1部は午後7時45分頃、東十字閣右側の出版文化会館前の歩道で開かれたが、 鍾路警察署は大会開始から20分目に速戦即決で3回の解散命令をした。 3次解散命令の直後、市民は安国駅方向に向きを変えた。

続いて万人大会主催側は計画を修正し、三清洞住民センター近くのセマウル金庫前で「万人大会」第2部の進行を知らせた。 1部で自主解散した市民は個別に9時20分頃、2部の場所に集まった。 2部に集まった100人ほどの市民のほとんどは、20代始めの大学生と青年で、制服を着た高校生もいた。

警察は、大会の参加者が奇襲的にシュプレヒコールをあげるとすぐ、 激しく歩道に追い立てた。 続いて10時10分頃に、1回目の衝突が発生し、韓神大のチェ某学生を始め連行が続いた。 「じっとしてろ」デモ行進と「6.10万人大会」を共同提案したヨン・ヘイン氏は、 「警官の対応は(5月17日)東和免税店前で100人を連行した時より激しくなったようだ」とし 「青瓦台は、これほど行くのが難しいところなのかと思う」と話した。

警官たちは歩道に上がって市民を連行し、同時に市民が出られるように、 道を開けたり、封鎖したりを繰り返した。 その間、小雨は暴雨に変わった。

▲警察はヨン・へヨン氏を標的連行した。

11時10分頃、警察は追い立てた市民の側面に婦人警官10人を投入し、 大会を主導したヨン・ヘイン氏を標的連行した。 当時、一緒にいた高麗大のパク某学生は 「警官があっという間に押しかけて、ヨン・ヘイン氏を壁際に追い込んだが、 私はそのままにしてヨン・ヘイン氏だけを連行していった」と説明した。

ヨン・ヘイン氏をはじめ20数人が連行されたが、残った市民は暴雨に打たれつつ 「青瓦台に行く」とシュプレヒコールをあげ続けた。 この日、青瓦台に行くという市民の意志は強かった。 警察は、帰宅を望む市民には道を開けたが、外に出た人は多くなかった。

11時30分頃、2回目の衝突が発生した。 歩道の境界を封鎖していた警官の一部があっという間に後に下がり、 市民が前に出ると、警察はその瞬間にウサギ狩りで市民を連行した。 市民もすぐ道を渡り道路を占拠した。 この過程で警察は放送車両に上がり、プラカードを広げてシュプレヒコールをあげた男性3人を連行した。 警察はこの過程でひとりの男性が瞳孔が開き失神症状を見せたが応急措置もせずに引きずって連行を強行した。

11時50分頃には、カトリック大のチェ某学生が脳震蕩の症状を訴えて失神した。 周辺の知人は「チェ某氏が放送車両の近くで警察と小競り合いをしている時、 花壇に頭をぶつけて、意識が混沌としていた」と話した。 10分後に救急車が到着し、チェ某氏を近くの江北サムスン病院に搬送した。 チェ某氏は救急車にのせられるまで、全く意識を回復しなかった。

▲花壇に頭をぶつけて倒れたチェ某学生は脳震蕩症状を訴えた

深夜12時を過ぎてもデモ隊は疲れを知らなかった。 スピーカーはなかったが、互いにスローガンと発言をしつつ、最後まで残った。 反対側の歩道で警官に取り囲まれていたある女性が 「27年前の今日、1987年6月10日に多くの市民が路上に出たから、 私たちが少しは人間らしく暮らせるようになった。 セウォル号を忘れない」と話した。 伝導師と自己紹介したある男性は、道路側に立って 「神が自分の姿のとおりに人間を作ったという。 だがこの社会を見ろ、この社会は利益がその人間たちを一人一人殺している」とし 「学生が倒れて運ばれても、警察は無味乾燥にじっとしていろという。 われわれはここに来て、一歩ずつ進んで、この体制とあちら側の権力を打倒する」と大声を張り上げた。

5月15日、青瓦台の無条件の謝罪を要求して断髪とハンスト闘争に突入した韓神大の民衆神学会所属キム某学生は 「今日、われわれは警察が退路を開いたが、堂々と前に進んだ」とし 「たとえあの青瓦台には行けないとしても、あそこに行かなければ私たちに何ができるのかわからない」と声を高めた。

高麗大のパク某学生も 「セウォル号を追慕するために通りを数時間歩き 『今日も追慕したんだ、忘れずにおこう』と言えば良いのか。違う。 青瓦台に行かなければならない」とし 「遅くても、私たちの足は警察が開いてくれる青瓦台の反対側ではなく、 青瓦台に向かわなければならない」と訴えた。

11日の0時30分、警察は発言をしていた学生から無差別に検挙を始めた。 市民は首を締められ、上着が破かれ、暴力的に連行される渦中にも、 最後まで「利益より生命だ」、「セウォル号を忘れない」等のシュプレヒコールを絶叫し続けた。

警察は二台の大型警察バスが連行者で埋まると、ミニバスを貸切って連行者を乗せた。 この過程で、バスに連行されたイ某女性がキム・ジョンボ民主弁護士会所属弁護士に対面権を要請したが、警察は握りつぶした。 ミニバスを担当した指揮官は、キム弁護士に 「お互い専門家なんだから、そんなことはするな」と言ってバスの扉も閉じないまま、あわてて連行現場から抜け出た。

0時55分頃、ある女子学生と中年男性が連行の後に現場から出ようとしていた警察大型バスを防ぐため、車の下に入って横になった。 この中年男性は「なぜ罪のない学生を捕まえて行くのか」とし、連行者の釈放を要求したが、 道路に横になるとすぐ連行された。 続いて8人の市民もバスを防いで道路での座り込みに突入したが、 すぐにゴボウ抜きされて全員が連行された。 歩道に立っていた市民は「朴槿恵退陣」のシュプレヒコールをあげて抵抗した。

午前1時5分頃、連行者を乗せた警察バス三台が40mほどの警官の護衛の中で、すべて三清洞「万人大会」の現場から出た。 「万人大会」主催側によれば、警察はこの日73人を連行し、道峰、中浪、中部、江南、金川の6つの警察署に移送した。

関連記事:[フォト]万人大会、失神した学生を引きずって連行

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可( 仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-06-11 12:17:28 / Last modified on 2014-06-11 13:02:54 Copyright: Default

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