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全員総立ちで大喝采

〜パリで「人らしく生きよう−国労冬物語」上映会〜

グローバル・ウォッチ通信 04年6月7日


↑上映後総立ちの拍手が数分間続いた(6/4)


↑第二回目6/6の上映のときも


↑受付は物販と「ナカソネ署名」でごったがえした(6/6)

ドキュメンタリー映画「国労冬物語ー人らしく生きよう」のパリでの2回 の上映会に、松原明監督、佐々木さんとともに国労闘争団の佐久間さん、山田 さん、大谷さん夫妻とともに、参加した。

主催したのは、<映画「人らしく生きよう」を上映する会>で、フランスの 労働組合SUDやattac Franceの協力で実現した。

6月4日、19時半からフランス国鉄労働会館で上映と討論があり、120名ほどの 市民、労働組合員やattacのメンバーなどが観劇したが、映画が終わるや、全 員総立ちの大喝采があり、この映画のメッセージ伝達力がすこぶる優れている ことが明らかだった。討論は深夜に及んだ。闘争の経過や、人権無視の実態な どを糾弾する声、また10数年に及んだ闘争やその後の生き残るための様々な副 業や仕事などの困難さに質問が集中した。多くのフランス人が感激したようだ った。

パリに来ているイタリア、スペイン国鉄の組合員からも連帯の挨拶と上映の希 望が寄せられた。

翌日は、折しも公共サーヴィスの民営化で反対の声が高まっており、先日もフ ランス電気・ガス公社の民営化反対の5万人以上の大デモがあったばかりだっ たが、社会保障制度改悪反対デモとブッシュ、ブレア、プーチン来仏反対デモ の二本立てのデモ(3-4万人)に日本の代表団も参加した。またジュネーヴ に提訴に来ていた、労働組合が認められないフィリピン・トヨタ労働組合と支 援の会の方々も合流して参加した。

6月6日、パリ郊外モントロイユ市市営映画館メリエスにて、attac主催で行わ れた。98人の小ホールは満員、上映後の討論も白熱し、多くの参加者が、すば らしい闘いだ、もっと各地で見せるべきだとの声が寄せられ、多くのカンパが 寄せられ、シナリオ、連帯バッジやマフラー販売もさることながら、訴訟で元 首相中曽根氏の証人召喚署名もたくさん集まった。

民営化反対の闘いは、日本だけの問題ではなく、新資本主義によるグローバリ ゼーションの世界的な構造的暴力として起こっているのであり、同じ闘いをし ているフランスの労働者たちは、この映画を見て彼らの近未来を予兆するもの として、大いに共感し、大いに連帯の気運を強くしたにちがいない。またこれ ほどまでの反応を予期しなかった闘争団代表者たちは、この闘いが海外でも強 い共感と連帯を呼びうるものとして、自分たちの運動の正しさをますます確信 したことだろう。今後の欧州における上映運動やDVDの販売が待たれる。(コ リン)

*写真はビデオプレス。タイトルはレイバーネット日本


Created byStaff. Created on 2004-06-08 17:04:38 / Last modified on 2005-09-05 02:59:50 Copyright: Default

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