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フォトレポート：民主労総の労働祭・労働者大会

韓国ソウルで民主労総（革新的ナショナルセンターKCTU）が2001年11月11日（日）、リストラ・新自由主義・戦争に反対し、労働者の権利確立を求める2万人規模のデモ・労働者大会を行った。10日は青年労働者を中心に前夜祭が行われ、3万人が参加した。日本からの参加者によるフォト・レポート。

労働祭（11月10日）

ソウル市内の大学キャンパス内で行われた前夜祭には2万人の労働者・青年が結集した。歌・ダンス・劇・演説・ビデオ上映など多様なイベントが各所で行われ、集会では闘争を続けている労働組合メンバーによる挨拶やレイバー・ヒップホップ・ライブ、合唱などが次々に行われ、韓国式のシュプレヒコールに多くの青年が声を合わせた。最後は、みんな竹棒に火をともして太鼓のリズムに合わせて踊った。前夜祭が終わったときには、夜中の2時を過ぎていた。

民主労総デモ・労働者大会（11月11日）

韓国では毎年11月のこの週に大規模な労働者デモが行われる。デモ隊は釣り竿にそれぞれの組合旗をなびかせながら歌い叫びながら進んだ。今年は日本から参加した労組もあった。途中、機動隊による暴力事件やリストラを断行した会社の前で労働者たちが生卵を投げつけるハプニングもあった。片側車線を完全につぶし、ソウル市内を流れる漢江にかかる巨大な端を長蛇の列で埋め尽くしたデモは壮観であった。威圧的な機動隊の存在に負けることなく、民主労総の労働者たちは国会前で行われた労働者大会でも連帯して闘う意志をパワフルに示していた。

photo by JNK