| 韓国:「成均館大性平等どこへ行くか」活動家インタビュー | |
| [MenuOn] Home | ニュース | イベント | ビデオ | キャンペーン | 韓国 | コラム | About | Help [login ] | |
「総女子学生会は廃止されたが少数者政治はこれから開始」[ワーカーズ総女子学生会問題(2)]総女廃止総投票ボイコットを主導した「成均館大性平等どこへ行くか」活動家インタビュー
パク・タソル記者 2018.11.02 13:59
たった一回の投票で34年の歴史を持つ総女子学生会が消えた。 10月16日、成均館大人文社会科学キャンパスは投票率未達で投票日を一日延長した末に 総女子学生会(以下総女)廃止案を可決した。 有権者9242人のうち4854人が投票した今回の投票で、 賛成は4031票(83.04%)、反対は716票(14.75%)だった。 有効票を分析すると賛成が圧倒的に多いが、今回の投票で見過ごせない点がある。 総女廃止を問う総投票を拒否しようという「ボイコット宣言」だ。 総女をまた再建しようとした彼らは投票自体が誤っていると抗議した。 公論の場で一度も議論せず、少数者のための機構が存廃投票に付されることも耐えられなかった。 彼らはMeToo運動を続けて性差別をなくすために、総女は再建されなければならないと声を高めた。 総女廃止案が可決された後にも、彼らの熱い声は冷めなかった。 投票が終わった次の日、彼らは広場に集まった。 「勝利と敗北だと決めつけるには私たちの努力は勝敗の有無に左右されない価値を含んでいる」、 「総女があってもなくても続いて叫び、連帯する」、 「一回の後退が運動全体の敗北ではないことを証明する」、 「騒々しい声は『共存』を実現する社会を率いる」と互いをなぐさめた。 「ワーカーズ」は総投票ボイコット運動を主導した 「成均館大性平等どこへ行くか(以下成性どこに)」所属の総女立候補希望者だった ノ・ソヨン氏と代表活動家のチェ・セヤン氏と会って、彼女たちの話を聞いた。
▲インタビュー中の「成性どこに」ノ・ソヨン(左)活動家とチェ・セヤン(右)活動家 総女再建の動きはどんな脈絡から出たのかノ・ソヨン(以下ノ):今年の初めに成均館大内でもMeTooがあった。 大学院のある教授が大学院長の常習的な醜行を暴露し、 私が活動していた女性主義学会でも連帯を始めた。 懲戒委が組まれたが、加害者の親しい知人で構成され、調査の過程は粗雑で、 軽い処罰が出てきた。 被害者を無視する結果への対応が必要だった。 成均館大の同窓、在学生で構成された 「成均館大-MeToo-WithYou特別委員会(以下成均ソンギュンMeToo)」が組まれ、 学生代表自治機構の総学生会(以下総学)に助けを要請した。 だが学生会の代表者たちは学校と面談をするとして時間を引き延ばし、 結局「被害者と学校の立場はとても相反しているので何もできない」というような結論だけを持ってきた。 MeTooを流してしまえないという切迫感と、被害者に寄り添う学生代表者がいないという限界に至り、自然に総女を思い出した。 夏休みの時から総女会則を探して再建に力を貸してくれる人を集めた。 9月3日の開講と同時に3枚の壁新聞を付けて活動を始めた。 伝説の中の総女を引き出した感じだ。総女はどれほど長く空席だったか?ノ:2009年からだ。 2012年に最後の候補者が出たが投票率未達で失敗に終わった。 学生自治が無力化され、総女も力を失った。 また学生会が福祉政策を幅広く主管して、総女機構の必要性と関心が下がったようだ。 2015年にフェミニズムがリブートされた時期に関連の学会が増えた。 それも今はまた扉を閉める傾向だが。 学会はなぜまた減っているのか?チェ・セヤン(以下チェ):15年、16年に学会を作った人が卒業している。 今の大学の構造では、何年も集まりを維持するのはとても荷が重い。 就職準備で暇を作る余裕がない。 バックラッシュもまた一因かもしれない。 今年6月にバックラッシュ糾弾集会をしたが、 参加単位を探して「エブリタイム」という匿名コミュニティで吊るし上げられた。 大学内性暴力が起きればどう解決するのか?チェ: 性暴力、差別事件があれば私によく問い合わせがくる。 学科内で唯一女性主義の勉強と学会を運営した経験があるからのようだ。 その上に私たちの科では、2015年に作られた反性暴力内規があった。 内規があって、他の科より状況が良いが、内規があっても事件がきちんと処理されるわけではない。 対策委が速く処理しようとする傾向も強く、被害者が日常に戻るのも難しい雰囲気がある。 ノ: 学年が上がるほど情報提供、申告が入ってくるのは私も同じだった。 総女に反対する人々に聞きたい。 あなた方の言葉通り、警察もあって、総学もあるのに、 なぜ私たちののような女性主義学会に性暴力申告が入ってくるのか。 総学が役割を果たしていないからだ。 性暴力事件が起きれば文科大の女子学生会にやってきても、何の権限も権威も与えなかった。 総女廃止総投票はどんな過程で進められたのか?ノ: 8月16日、総学生会長に初めて総女選挙関連で問い合わせをした。 中央選挙管理委員会(以下中選管委)を作り、選挙ができそうだという回答を受けた。 彼は8月27日の中央運営委員会(総学生会長団・単科大会長団・独立機構長短で構成、以下中運委)で話をすれば特に無理なく進められそうだと話した。 27日に会議を傍聴したが、総学生会長団は総女の細則がとても古く、互いに合わないと指摘して、 文科大女子学生会が保管していた会則が原本なのかと疑った。 その後、該当会則が原本と同じであることを立証する歴代総女卒業生の証明を準備して行ったが、受け入れられなかった。 総女会則を制定・改定すべきだという声が強かった。 結局10月17日の全体学生代表者会議(以下転校大会)で 総女会則制定・改定発議権限を中運委に委任するという案件が上程された。 ここでまた小細工を働かせたのは、改正権限ではなく改正発議権限を委任したのだ。 改正案を作ればまた拡大運営会議全校大会を開き、各々承認を受けなければならないということだ。 会則の一部だけを修正しようという案など、私たちが出した修正案はすべて否決された。 ![]() 誰が総投票を発議したのか?ノ: 10月17日の全校大会では結局、総女会則制定・改定発議権限を中運委に委任するという原案を通過させた。 全校大会が終わって出て行くと、門の前でグローバルリーダー学部(グリー)の学生会長が総女廃止総投票のための署名を集めていると広報した。 グリー学生会長は総女会則制定・改定案件が通過すれば中運委員として熱心に会則を改正して、選挙するといった学生だった。 彼は廃止総投票の署名は代議員の1人として集めていると弁解した。 経営学部の学生会長も同じ署名を集めていた。 とてもあきれて、中運委員に戻れと叫んだ。 どれほどの人が署名したか?チェ: 二日後、グリー学生会長団は学生会のFaceBookページに自分たちが在籍代議員の1/3以上の署名を集め、 会則により総女廃止総投票を発議したと知らせた。 代議員は170人程度だが、60人が署名したといった。 リストを公開しろといったが、グリー会長団がこれを拒否したので、結局総学側に要求した。 グリー学部から突然立場文が出てきたのがこの時だが、 代議員に降り注ぐ過度な非難が憂慮されるので絶対公開してはならないといった。 総学も似たような立場だった。 無記名で案件発議ができるのか?ノ: 代議員1/3以上の書面発議は無記名採決や現場発議よりはるかに重さがある装置だと考える。 60人のサインだけで総投票が発議されたのに、誰が発議したのかもわからない。 常識的におかしい。 手順を踏んだ民主主義も守らないのかと抗議しても、 公開義務条項がないと解明した。 2014年に自然科学キャンパスで総女を廃止した時も、全校大会で十分に議論して総投票に付されたが、 今回はまったく公論の場がなかった。 10月8日、歴代総女・総学卒業生が総投票の撤回を要求して「成性どこに」の活動を支持したノ:先輩たちが総女は軍部政権下で、民主主義だけでなく、 女性の人権という大義のために作られたという事実を訴えた。 また、総女の廃止を主導しているのが当事者の女学友たちではなく、 グリー学部と経営学部だという事実が嘆かわしいといった。 私たちが何か文を書いても身じろぎもしない総学だったが相当な衝撃を受けたようだ。 一日延びた投票期間中に有効投票率を越えた。延長投票に対する議論もあったがチェ:最近の学生社会では、総学選挙も投票率50%を超えるのが難しい。 今回も当然難しいだろうと思っていたが、 投票管理委員会(投管委)があらゆる手段を使って投票率を上げた。 投管委は具体的にどんな手段を使ったのか?チェ:総学施行細則には、中選管委の議決によって一日延長できるという条項があるのだが、 これを準用して自分たちで議決してさらに一日延長した。 総学の選挙と、何かの政治的な事案を決める総投票は性格が異なっており、 総学施行細則を改正して使うべきだと主張したが受け入れられなかった。 政治投票で投票率に達しないのは学生社会の意思かもしれないが、 そうした考慮や理解なしで総投票延長の事由も出さずに期間を一日延長した。 手続的に問題があるのなら、総投票を無効にする準備をしているか?ノ:手続的瑕疵が多い選挙なので、仮処分申請をすることもできるが、やらない。 法的闘争を2年して総女を復活させることが政治的に意味があるのか悩ましい。 少数者の議題を水面上に押し上げ、これに終わらずに他の機構を作って活動する方が重要ではないだろうか。 ![]() 「成性どこに」のこれまでの活動の評価は?ノ:私たちがどんな地形の中にいて、どんな人を説得できなかったのかを評価する時間はまだ持っていない。 感情が整理され次第、冷静に分析したい。 総投票の翌日「よく戦った」リレートークイベントを行ったのは、 私たちが何かの問題に直面した時、たった一回もそのままやり過ごとたことはないという自信だ。 そのように戦ったので、これまで見えなかった学内構成員から支持された。 おやつと使い捨てカイロを送ってくれて、ピケッティングにも支援してくれた。 総女再建運動の中で残ったものがあるとすれば、人ではないかと考える。 年末にこの人たちを集めて「フェミの夜」を開くことが小さな目標だ。 「成性どこに」の活動家、連帯者に対する人身攻撃が激しかったと聞いたチェ:個人のSNSに誹謗中傷が走るのは基本だった。 エブリタイムの文章は本当に低劣だった。 実名を公開したり、推測できるように初声を書いて容貌を品評して、孤立させると脅迫した。 ウォマド、メガルというフレームをかぶせて私たちをクレーム集団だと罵倒した。 「成性どこに」の活動家と同名異人の人まで人身攻撃メッセージを受けた。 ノ:今回のことを契機として総女勢力を追い出したのが成果だと言う人が生まれた。 堂々と性差別的な話をしたりもする。 「成性どこに」に連帯した文科大女子学生会、校誌編集委に対する攻撃も激しくなった。 今、私のSNSアカウントにも投票結果をコピペして嘲弄するコメントがついている。 これまで放っておいたが一つずつ遮断している。 活動するにあたり一番むずかしかったのは?チェ:李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵(パク・クネ)の時、 集会に行くと車壁に阻まれて無力を感じた。今回の活動も似ている。 学生社会で権力を握っている総学、中運委を相手に正当な問題提起をしても、 それが学生におよぼす影響は微かだった。 ノ:彼らはすでに公式的な言語、公式的な位置、公式的なチャンネルをすべて確保している。 私たちがいくらまともなことを言っても、総学は公開義務条項がないという粗雑な立場文を出し、数万人に伝わって原則になる。 ボイコットも本当に大変だった。 私たちはまだ総女が必要だ、なくさないでくれと、 口を塞がれて沈黙ピケッティングをしていると横で大きな音で歌を流し、 あなたの貴重な一票を行使すると大声を張り上げるので本当に暴力的だと感じた。 今後の計画は?ノ:学内で女性や少数者問題に声をあげる多様な方式を考えたい。 次の学期が始まれば新しい機構について調べて、次の行動を決定できるだろう。 チェ:今回が最後の学期で、卒業をする。 とても気持ちが重い。 まず今回の学期総学選挙が開かれると、 少数者政策など積極的に関与する事項ができるだろう。 各界各層で女性が声をあげ始めていて、バックラッシュも大きい。この時期のフェミニストの役割は何か?ノ:フェミニストだけに社会変化の責任を負わせているようだ。 他の社会問題は社会の各界各層で解決方案を模索するのに、 MeTooはそんなことは一つもないのが、とても苦しい。 MeToo以後、社会的な努力がきちんとなされてこなかったという証拠は、 私が感じたことがないためだ。 メーデーや他の特別な日でもなく、ある週末に、平凡な女性が6万人集まるのは簡単なことではない。 性差別、性暴力は相変らず女性の問題で、社会全体の問題としては扱われない。 フェミニストの役割は、これが私たちすべての問題だということを話すことにあると思う。 チェ:権力を取るべきだと思う。 文大統領などもフェミニズム陣営を意識して自らフェミニスト大統領だといったが、 全く実践がない。 国会半分、企業役員陣半分など、数的な平等がなければならない。 人が多くなければ声をあげやすくなる。[ワーカーズ48号] 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2018-11-05 16:19:23 / Last modified on 2018-11-05 16:27:35 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ | |