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10年前の未解決性暴力事件と戦う被害生存者[ワーカーズ 時の対話]民主労総キム○○性暴力事件10年、「死んでも鄭ジヌの動きを止める」
パク・タソル記者 2018.04.04 12:06
2008年、民主労総のキム○○性暴力事件が発生してから10年が過ぎた。 民主労総次元の真相調査特別委が開かれ、被害者生存者を支持する会が白書まで発刊したが、 まだ被害生存者と支持する会はこの事件を「未解決事件」と呼ぶ。 最近の一連の事件はこれを裏付ける。 最近、京畿教育監に出馬の意向を示した鄭(チョン)ジヌ前正義党議員は、 雪だるまのように増えた性暴力事件を解決すべきだった時の全教組委員長だった。 彼は被害者組織の首長として、被害者中心主義に立脚して事件を解決しなければならなかったが、組織保衛だけを押し出した。 その間、被害生存者は10年近く放置された。 支持する会が彼の京畿道教育監立候補撤回を要求すると、最近、支持する会の当事者5人を検察に告訴した。 3月25日、全教組は声明を発表した。 全教組は鄭ジヌ前議員が当時性暴力事件を被害者中心主義に基づいて処理しなかった点と、 全教組が被害生存者に組織防衛論理を押し出したことを認めた。 うれしくも苦々しい声明だった。 すでにかなり前に出てくるべき言葉だった。 「全教組はこの10年間、被害生存者に自ら手を差し出したことはありませんでした。 事件処理の過程で組織が優先視され、被害生存者と支持する会の話は馬鹿にされたり疑われました。(…) 鄭ジヌ元委員長は当時、 性暴力事件を被害者中心主義に基づいて処理することができず、 現在は心からの謝罪と省察ではなく自分に問題を提起する組合員と市民団体活動家を公職選挙法違反で告訴しました。 全教組は2008年の民主労総キム○○性暴力事件処理の過程とそれ以後の動きを見ると、 鄭ジヌ元委員長が民主進歩京畿教育監一本化選挙候補として参加するのは不適切だと判断します。」 最近、性暴力被害女性たちの#MeToo告白が続いている。 彼女らと共に10年間解決しない性暴力事件の話をまた続けたい。 被害生存者とファン・ミソン代理人、イ・ヒャンウォン支持する会代表に会った。 2013年「空を隠す」白書出版以後どうしていたのか? 被害生存者(以下被害者):一人で過ごした。 性暴力事件だけでなく、組織の一員が組織と戦う過程は恐ろしい経験だった。 対人忌避症になり、人と会うのが一番大変だ。 だからほとんどすべての生活を一人でしている。 年を取った2匹の犬がいるが、それがいなければ生きていけないと考えてやっている。 今年1月には集中精神相談を受けたと聞いた その事件を12月初めに体験した。 11月頃になると私自身に何かの症状が現れる。 それで時がきたと考えて2か月ほどを苦しい生活をする。 大きな病気があるのではなかったが、事件を体験して長い間食べられずに眠れない生活をしたので心身が疲弊した。 最近危機を感じたのは記憶力のためだが、頭の中がしばしばまっ白になる。 知っていたことが思い出せない。 とても恐ろしい。 支持する会としてはどんな時間だったか? ファン・ミソン:被害者は事件当時、15年もの間学校で全教組活動をしてきた。 学校構成員を説得して活動過程で校長と戦ったりもしながら活動したが、 私たちの組織が堅持すべき原則と中心を失った時、とても混乱した。 私もやはり事件が原則通りに解決されず、その後100%開かれた気持ちで活動するのが難しかった。 支持する会は2013年に白書「空を隠す」を発刊して2年ほどの間、互いに会わなかった。 進歩運動社会で事件の処理過程を見て考えるべき多くのことがあり、 それぞれが抱いている傷と憂鬱があっていたので、各自の活動方向を確かめ合う時間が必要だった。 2年ほど経って気持ちを取り直して「ちょっと顔を見よう」と言って時々会っているが、 その時にこの事件(鄭ジヌ京畿教育監立候補宣言)が起きた。
▲イ・ヒャンウォン被害生存者支持する会代表 イ・ヒャンウォン:被害者が全教組を出て行く時についていきたかった。 しかしある理由でその場に残ることになった。 名分のために座っている程度であった。 そのうちに最近一連の事件をあじわい、気持ちを引き締めた。 3月19日京畿教育革新連帯で主催した鄭ジヌ公聴会で (被害者の)先生が鄭ジヌに 「誇らしい、愛した全教組組合員として退職したい」と言った時、 どうしようもなく涙が出てきた。 必ず戻れるようにしたい。 チョン前議員の京畿教育監立候補宣言に接してどんな心情だったか? 被害者:真っ先に「あの人間はだめだ」と考えた。 理性的な判断ではなかった。 「私が死んでも、あの人間はだめだ」と考えた。 言葉ではどうにも説明できない感覚だ。 反射的に飛び出してくる。 私の力が鄭ジヌが教育監になるのを防ぐにはとても弱く大変なので、それが自虐になったりもする。 苦しくて死にそうだが、頑張れる限り最後までやろうと思う。 チョン前議員は不十分な部分があってもすべての手続きは踏んだという立場だ 被害者:表面に見えるものがすべてではない。 彼は出てきて単独面談しながら、ある約束をすべて守らなかった。 悪く言えば、地位保全のために私をもてあそんだと思う。 ずっと嘘をつきながら、私と話した部分は思い出せないと言う。 組織の手続きによってしたというが、形式的なことをしたからといって、きちんと解決したのではない。 代議員大会だけを見ても私とした約束を守っていたら、その結果は違っただろう。 組織の手続きによって事件の解決に最善を尽くしたというが、 これは全て鄭ジヌ自身の立場で事件処理をしたことを示す。 被害者の私となぜ会ったのか? 私の要求を聞くために会おうといったのではないのか? そして後で事件解決から手を切って首席副委員長に渡した。 イ・ヒャンウォン:鄭ジヌは事件発生当時には首席副委員長だったし、 事件が公論化され始めた2009年2月からは委員長だった。 被害組織の責任者だったが、被害者の要求を聞き入れるふりをしながら、裏では違うことをしていた。 被害者は2次加害者3人に対し、3年の自粛期間を要求した。 本来、真相調査1次の時に「除名」処理することにした人々だった。 被害者が加害者に戻る道を開いてやったのだった。 だが懲戒再審委は「警告」に懲戒を減軽した。 当時、鄭ジヌ委員長は被害者にしつこく単独面談を要求した。 単独面談の席が用意され、被害者が望む通りにしっかり処理すると約束した。 だが委員長が58次全教組代議員大会で発議した緊急案件は、約束と違った。 鄭ジヌは2次加害者3人に対する懲戒委と懲戒再審委の議論が続いているとし、 処理過程と手続きの適法性を判断してくれといった。 鄭ジヌは、8時間を越えるその論争をただ見守るだけだった。 きわどい差で被害者の要求案が否決されるまで、彼は不動の姿勢だった。 (時間をかけて案件を否決させる)当時の全教組大会の会議方式を利用したと見る。 被害者の要求を尊重していればあり得ない処置であった。 それと共に被害者との単独面談の内容は、いくら考えても思い出せないといった。 彼は加害者の典型的な姿を見せた。 ファン・ミソン:まず2009年の全教組57次代議員大会で鄭ジヌは2次加害者のひとりを私立委員長に内定し、承認を受けようとした。 彼は真相調査特別委報告書に2次加害者が非実名で表記されていて、私立委員長に内定しようとした人が2次加害者だとは知らなかったといった。 全教組委員長は民主労総の中央執行委員会のメンバーだ。 彼がその事実を知らなかったというのはおかしい。 代議員大会で代議員は2次加害者内定の方針に反発したが、 鄭ジヌはこれをなんとか強行しようとして、 結局撤回ではなく保留することに決定した。 この部分で彼が2次加害者を庇護しているという感じを拭うことができず、信頼できないという気がした。 その後、2次加害者3人の懲戒が「警告」に下がったのも、低くなったのも鄭ジヌを委員長を輩出した意見グループが 懲戒再審委員構成に対する意図的な謀議をした結果だと思う。 謀議をした文書が発見されたが、懲戒再審委にそれと反対の意見グループが優勢な地域を排除、掌握しなければならないという内容があった。 チョン前議員は支持する会を中心として合計5人を公職選挙法違反容疑で告訴した。「虚偽事実」と「名誉毀損」を強調している 被害者:私を告訴したのと同じだ。 支持する会の人たちが告訴で苦しめば、見守る私がどれほど苦しむのか、 鄭ジヌが知らないはずがない。 最も悪意の意図でないかと思う。 彼は私と支持する会が一緒にすることを自分のこの目で確認したのに、 私の主張ではなくて支持する会が主張していて虚偽の事実だという。 自分が私をカカシ扱いして私の意見を無視したかのように、 支持する会にもそのようにしている。 しかしこうした鄭ジヌにまた翼をつけてやるのは有り得ないことだ。 ファン・ミソン:まだ告訴状の内容を確認していない。 教師は公職選挙法違反容疑を受ければ結果によっては教職を失いかねないと聞いた。 専従者の中に選挙法違反で解職された活動家が多く、 鄭ジヌ自身もそれによって苦しんだ時間がある。 これまで教師の政治的自由が抑圧されることについて、 その権利を獲得するために闘争に参加してくれと話した人が、 実際に自分に問題提起があったので、選挙法違反を悪用して告訴で強迫するのは30年間の教育運動を裏切る行為だと思う。 これとは無関係に選挙人集団の参加をはじめ、多様な世論化の方法を検討している。 2012年総選挙でも鄭前議員とぶつかって受けた傷が大きかった。また出ることに負担はないか? 被害者:国会議員まで上がったその力を無視できない。 率直に(当選)するかと思うと恐ろしい。 だが耐えなければならないのなら耐えられるだろう。 近い後輩が安否を尋ねるので「私が死んでつぶれてしまっても、 この社会で正しさの土台になりたい」と言った。 私は力がなく、燃えつきて、壊れているけれど鄭ジヌを、 鄭ジヌのような人間たちを罰することまで放棄することはできない。 彼は教育監になって社会的に堂々と立つ人でもなく、 尊敬を受ける位置に立つ人でもない。 鄭ジヌは2次加害者3人以上で、今も赦せない。 全教組の声明はどのように見たか? 被害者:「この程度を表明するまで10年という歳月がかかったんだな」。 全教組がこうした立場を出したのは幸いだと考える。 率直に今回も期待していなかった。 しかし声明書が出てきて、ある程度は慰められる。感謝する。 あの時、公式に謝罪していたとしても、私が感じた謝罪はなかった。 支持する会の要求により全教組中央執行委員会で鄭前議員の立候補による立場を議論した。この場に参加して会議をどう見たか? 被害者:いつも事実関係を心配している人たちがいる。 あらわれた実体がないので、鄭ジヌの意見が人々の心を揺さぶることができると考える。 発言の機会を得て、事件を体験しながら、鄭ジヌの態度、私が感じた怒り、痛みなどを話した。 組織がきちんと解決できなかったと言った。 被害者の私は組織を離れるほかはなかった。 全教組から一度だけでも暖かい慰労を受けたい。 それでまた組合員になりたくて、生きたいから助けてくれと話した。 民主労総に言いたいことも少なくないようだ イ・ヒャンウォン:3月19日に「MeToo運動と進歩運動フェミニズムの展望」討論会に行った。 真相究明特別委報告書を書いたオム・ヘジン教授が、こうして性暴力事件が処理されたのがとても不思議だと言った。 特別委では最大限努力して報告書を出したが、公論化もされず、課題はどう進んでいるのか全く知らないといった。 その上、その報告書の行方も知ることができないという。 全教組の幹部が否定したその報告書、私たちだけが詳しく知っているその報告書のために、 おそらく私たちは10年前に戻って説明すべきことを繰り返さなければならないだろう。 今回、全教組立場書が出てきたので当然、民主労総の立場書も出さなければと考える。 現在のMeTooどのように見ているか? 被害者:被害者に会えば無条件に抱きしめてぽろぽろ泣かせてあげたい。 すぐに戦わないでもいいと、被害者が耐えなければならない苦痛がとても大きいから、 毎日が地獄だから、まず自分を暖かく抱いてあげて思い切り泣いて大声を張り上げて怒ることを先にしろと、 そのように解きほぐせと、 それから戦いたければ戦えと。 絶対に隠れたり自虐しないでほしいと言ってあげたい。 それから戦いたい時に戦えと。 被害者はどこにも居場所がない。 息をするのも、眠るのも、食べることも、動くことも。 いつも胸が寒くて、痛い。 付け加えれば、被害者を陳列棚にならべた商品のように評すことはやめてほしい。 無条件に被害者のためにしてくれというのではない。 被害者は嘘をつけない。 人生が根元から破壊されて生きていけないのに、そんなことを体験したと誰が偽りで話せるだろうか。 ただ暖かい視線でながめてあげて、共感することを願う。 非難しないでほしい。 そして権力を持つ者たちの威力で起きる多くの性暴力事件がきちんと解決されるように、 加害者は勿論だが事件解決の責任者にも、厳重な責任を法的、制度的に問い、処罰できたら良い。 運動社会は何をしなければならないのか? イ・ヒャンウォン:私たちは全教組のMeTooだ。 これが広がって、決しておさまらなければ良い。 こうした動きが韓国社会をさらに精巧にするという言葉に同意する。 19日の討論会でこの事件を今でも何とか決着させることで、 停滞した反性暴力運動で進めるという話があった。 今でも労働組合の性暴力事件は、兼職の女性局長に集まる。 組織全体のことと認識しなければならない。 ファン・ミソン:多くの人々が被害者に「そんな人は無視して忘れてしまえ」と言う。 だが忘れられることもできず、問題を解決する方法でもない。 2次加害者はもちろん、これを幇助した人、そして鄭ジヌと共に事件解決の原則を傷つけて、 被害者を欺瞞して、愚弄しながら、被害者に苦痛を加増させた者たちが当然の代価を払う時、 被害者も治癒され、完全な復帰が可能になるのだろう。 現在重要なことは、自主的な辞任の意思がない鄭ジヌを民主進歩教育監としての資質がないことを京畿教育革新連帯所属団体に知らせ、 選挙人集団に参加することだ。外部の圧迫が必要だ。 被害者:多くの加害者が正義の顔をしている。 鄭ジヌも全教組委員長、 いわゆる進歩政党の国会議員、セウォル号特調委などの活動をした。 だが男性権力であれ、組織権力であれ、権力の顔は同じだ。 これ以上、権力の被害を個人の問題として片付けないでほしい。〈ワーカーズ41号〉 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2018-04-28 00:15:23 / Last modified on 2018-04-28 00:15:25 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ | |