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GM構造調整、非正規職の声は埋められた[ワーカーズ・イシュー(3)]企業と正規職が無視した非正規職…「元下請の連帯が切実」
キム・ハンジュ記者 2018.02.26 15:32
[出処:キム・ハンジュ記者] 韓国GM非正規職労働者は、いつも解雇1順位だった。 GM群山工場の閉鎖が決定されるはるか前から、彼らの生存はいつも危機だった。 工場に垂れこめた影のように、各地域の工場正門の前にはいつも非正規職労組の座込場があった。 韓国GM群山工場の前には金属労組全北支部韓国GM群山非正規職支会が974日間(2月26日基準)テント座り込みを続けており、 金属慶南支部昌原非正規職支会は106日、 金属仁川支部富平非正規職支会も26日間座り込みを続けている。 彼らの要求は総雇用保障と正規職化だ。 工場閉鎖決定、影扱いされる非正規職2月13日、グローバルGMが群山工場閉鎖を決定した後、国中が沸きかえった。 政府は20日、群山地域に「産業危機対応特別地域」、「雇用危機地域」の指定を進めることにした。 共に民主党は2月19日、韓国GM協力業者の社長との懇談会を開き、懸案問題を議論した。 20日には韓国GM正規職労組の金属労組韓国GM支部と面談もした。 韓国GM支部はグローバルGMに群山工場閉鎖即刻撤回とISP、および常務級以上の役員の大幅削減、 借入金全額(約3兆ウォン)資本金出資転換などを要求した。 群山工場閉鎖が決定された13日は、 韓国GM非正規職労働者たちの不法派遣1審判決が出された日だった。 だが誰も非正規職について話すことはなかった。 政界とマスコミも、あえて非正規職を探さなかった。 韓国GM群山非正規職支会のキム・ギョミョン支会長は、2015年7月に解雇された。 キム支会長はその後3年間、非正規職の同僚とともに勤労者地位確認訴訟をした。 2月13日、仁川地方法院で全員勝訴判決が出された。 韓国GMが非正規職を不法に派遣し、解雇された人々は韓国GM正規職労働者だという判決だった。 キム支会長は3年ぶりに群山工場に入った。 いつも工場への進入を止めた警備はおめでとうという言葉を伝えた。 だがその日、グローバルGMは彼が3年ぶりに戻った群山工場を閉鎖すると発表した。 その後、群山工場下請企業は門を閉じ、正規職は荷物をまとめて工場の外に出た。 群山工場閉鎖決定の翌日、正規職労組韓国GM支部は組合員決意大会を開いた。 正規職判決を受けたキム支会長も集会に参加しようとしたが、韓国GM支部がこれを防いだ。 韓国GM非正規職労組の富平、昌原、群山3つの支会は20日に要請文を発表した。 彼らは「マスコミは労働者の雇用と生存権が危機に置かれたと毎日記事を吐き出している。 しかしその記事には非正規職を見つけるのは難しい」とし 「群山、富平、昌原に2500人ほどの非正規職が働いており、 彼らがさらに大きな不安を味わっているのに、影扱いされている」と声を高めた。 「われわれは奪われるものはすべて奪われたGM非正規職労働者たちです」。 ファン・ホイン富平非正規職支会支会長が20日、富平駅広場で開かれた集会で市民に訴えた。 相変らずGM非正規職は正規職と同じ仕事をしながら最低賃金を受けている。 今年、最低賃金が上がり、会社は勤労奨励手当てを月別に分けて通常賃金に参入するという「最低賃金小細工」を働かせた。 正規職は2002年の大宇自動車海外売却事態以後、初めて迎える大規模構造調整だが、 非正規職にとってはただの日常だった。 [出処:キム・ハンジュ記者] 「ぷつんと」といえば非正規職に手を付けたGM韓国GM非正規職は2006年から爆発的に増加した。 当時、韓国GMは今と違って高い生産量を見せた。 GM本社が大宇自動車乗用車部門を買収した後、工場内の浄化に力を入れた時期であった。 物量の増加ですべての工場が夜昼2交代で完全稼動した。 会社は生産量増加をおし出して、請負を装った不法派遣を呼び入れた。 会社が最大利潤をあげる方法は「外注化」だった。 2006年、外注化が本格的に拡大し、富平に非正規職1千人ほどが採用された。 非正規職と正規職の賃金、労働条件の差は開き続けた。 非正規職は下請企業が変わるたびに新入になった。 その上、修習までしなければならず、労働条件はむしろ退歩した。 非正規職が該当工程の効率を上げれば、すぐ正規職工程に移管された。 しかし正規職が担当する工程が不安に見えれば非正規職が抱え込んだ。 GM非正規職労働者たちは闘争を始めた。 翌年4月、GMの副会長、フレデリック・ヘンダーソンが訪韓して 「GM大宇(韓国GM)は毎年30%という驚くべき成長を続けている」と自慢をならべた。 翌月、韓国GMは「生産性15%向上計画」を発表して非正規職300人を解雇すると発表した。 大規模採用は1年後に大規模整理解雇になった。 経営実績とは無関係に、すでに外注化により解雇が珍しくなかった現場だった。 非正規職が外注化反対闘争を始めると、使用者側は暴力を行使した。 2007年1月、富平工場のある労働者は管理者指示に従わなかったという理由で鼻骨が陥没する暴行を受けた。 この事件は大規模な集会が触発し、流血事態が起きた。 我慢できない非正規職労働者たちは、2007年9月に労組を設立した。 韓国GMという屋根の下に正規職労組と非正規職労組という二つの家ができた。 2008年、米国発の金融危機でGMは直撃弾を受けた。 当時韓国GMは、シボレークルーズ、スパークなどを主に生産していた。 これらの車種は世界市場で脚光を浴び、GMを危機から救出するためにも役割を果たした。 だがGMは韓国GMから小型車を意図的に抜いてしまった。 すると韓国GMは現金流動性の危機に陥り、 使用者側と正規職労組は雇用安定協約書を締結した。 まず非正規職を解雇して費用を減らすという内容の協約書であった。 これに伴い富平工場の非正規職、千人が解雇された。 当時、富平工場の全非正規職約2300人のうち半分ほどがクビになった形だった。 韓国GM富平非正規職支会のファン・ホイン支会長は 「富平工場を救えという世論が支配的だった」とし 「正規職労組は世論を受けて非正規職を追い出した。 「非正規職さえ退けば生きられる」という正規職の期待心理が危機のたびにあった」と話した。 GM非正規職闘争のための世論化作業が必要だった。 富平非正規職支会は工場の外で闘争を行った。 漢江大橋のアーチでの座り込みを行い、一か月間、富平駅のCCTV鉄塔で高空籠城も行った。 切迫した闘争の末に非正規職復職に合意したが、使用者側はこれを労組瓦解に利用した。 労組活動によってあまり積極的でない組合員だけを選んで復職させる一方、 復職者を懐柔して労組から脱退させた。 昌原工場の状況も良くなかった。 2006年3月、昌原の非正規職労働者2人が解雇者元職復帰を要求して50mの煙突に上がった。 2005年9月、核心的な下請企業の廃業で非正規職約100人が集団解雇されたからだ。 当時、労働部は昌原工場の非正規職労働者843人全員に対し不法派遣の判定をした。 だが韓国GMの対応は終始一貫していた。 会社は放水銃を用意し、工場の正門にコンテナで壁を作った。 煙突の座り込みを支援するために来た労働者、市民が工場への進入を試みると、 洗剤混じりの放水銃を撃ちまくった。 昨年12月、昌原工場のインソーシング推進は、今回の韓国GM構造調整の信号弾になった。 韓国GMは昌原工場の物量縮小で非正規職工程を正規職に移管した。 外注を直営化し、雇用を安定させるインソーシングを非正規職の解雇に活用したのだ。 正規職労組は物量の縮小による構造調整を心配してインソーシングに合意した。 インソーシングで2社の業者が廃業し、非正規職65人が解雇された。 群山工場の1次下請労働者数は、2006年の1651人から2016年には209人に減った。 富平工場が1693人から438人に、昌原が966人から721人に減少したのと較べると、 群山は非正規職「撲滅」の水準だった。 群山工場は2012年から急激に物量が減り始めた。 2013年に下請非正規職約200人が解雇され、2014年には約400人、2015年には約700人が抜け出た。 700人のうち500人は整理解雇で雇用を失い、200人は新規採用された。 新規採用は辞表を書かなければ応募できなかった。 当時、群山の非正規職支会は不法派遣勤労者地位確認訴訟中だった。 そのため辞表も書けず、新規採用にも応募できなかった。 新規採用から脱落する時に支払われる慰労金1千万ウォンも受け取れなかった。 同じころ、正規職労組は2交代を1交代制に変えることに合意し、 群山工場は非正規職の大量解雇推進に拍車をかけた。 2015年に10社あった群山工場の下請企業は現在一社しか残っていない。 2015年の群山工場整理解雇事態で群山非正規職支会組合員8人が解雇され、 今もテントでの座り込みを続けている。 [出処:キム・ハンジュ記者] 失敗を繰り返したGM闘争の歴史…必要なことは群山工場閉鎖をはじめとする韓国GMの構造調整は、よく仕組まれた「シナリオ」であった。 韓国GM群山非正規職支会によれば、群山工場の元請・下請労働者たちは2015年から1か月、1週間程しか働かなかった。 毎日出勤しなくても、正規職、非正規職の賃金は90%以上保全された。 賃金団体協議による成果給も正規職は年1千万ウォン、非正規職は700万ウォンがずっと支払われた。 キム・ギョミョン支会長は「会社は労組が闘争する理由をなくした。 現場の労働者たちは構造調整されても富平、昌原工場に行けるという雰囲気が広がった。 しかし間違った判断だった。 2018年に入ると、富平と昌原工場で非正規職約130人が解雇された。 解雇しているのに雇用を増やすわけがなかった。 そうしてGMが群山工場の閉鎖の決定を『突然』行ったため、 労働者たちは荷物をまとめるしかなかった」と話した。 続いて彼は「群山工場は新車投入、輸出販路がない限り、閉鎖に向かう」とし 「群山が新型クルーズを生産するが1か月で何百台しか売れない。 内需が維持できない。 群山工場の全労働者2千人に賃金を払えない状態だ。 問題は拡大構造調整だ。 今後3〜4年以内に定年退職者だけで3500人になる。 定年退職者を送って新規採用しなければ、4〜5年後には昌原工場も閉鎖する構図が出てくる。 まず非正規職を解雇して、これを全体の構造調整に拡大する方式の企画されたシナリオ」だと伝えた。 富平非正規職支会のファン・ホイン支会長、群山非正規職支会のキム・ギョミョン支会長、 昌原非正規職支会のチン・ファン事務長、 今はみんな元請・下請連帯が一番切実だと話す。 20日に富平工場前での集会で会った非正規職労働者たちは 「正規職、非正規職、事務職、部品メーカー、一緒に暮らそう」というゼッケンをつけていた。 群山非正規職支会は「非正規職はもう正規職の盾にならない」という横断幕を付けた。 チン・ファン事務長は「現場では非正規職の解雇を認め、雇用安定装置にしている」とし 「産業銀行支援、自己救済策、公企業化などのさまざまな対策が提起されているが、 対策の前に根本的な問題は、非正規職を含む労働者の雇用安定、労組する権利、生存権だ。 だが誰もこれを言わない。 労組に集まることで現場を変えて、企業、産業の変化も率いられる」と話した。 韓国GMはグローバルGMの子会社だ。 グローバルGMは2016年に94億ドル(約10兆ウォン)、2015年96億ドルの純利益をあげた。 昨年38億ドルの赤字を出したが、 これは米国の法人税引き下げによる移延法人税資産の一回性の損失73億ドルが反映されたためだ。 昨年4分期のグローバルGMの売り上げは377億ドル(40兆ウォン)で、市場の予想も356億ドルを越えた。 CNBCなどの外信は好意的に評価した。 その渦中でGMは韓国GMに対して1兆5千億ウォン規模の「高利貸」商売をした。 そして韓国GMは非正規職の生存権を威嚇して、構造調整を拡大している。 下請企業はこれを機会として非正規職の組合員を弾圧することを企画する。 超国籍資本GMの子会社、韓国GM-下請企業という搾取構造に反対する非正規職の 困難な戦いが続いている。(ワーカーズ40号) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2018-02-27 08:50:55 / Last modified on 2018-04-05 10:59:41 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ | |