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「先に行く、生きていればついてこい」白基玩先生 告別式

「先生精神継承は労働者・民衆闘争の先頭に立つことだと肝に銘じる」

ウン・ヘジン記者 2021.02.19 16:43

故白基玩(ペク・キワン)先生の最後の行く道に3千余人の市民が同席した。 市庁広場に集まった人々は 「先に行く、生きていればついてこい」と民衆の歌を声を高めて歌った。 (「ニムのための行進曲」の歌詞)

2月19日午前11時30分頃、ソウル市庁広場での告別式には 文正鉉(ムン・ジョンヒョン)神父、ヤン・ギョンス民主労総委員長、ミョンジン僧侶などが参加して 故白基玩(ペク・キワン)先生を追慕した。 遺族からは故白基玩先生の妹のペク・インスン氏と娘のペク・ウォンダム教授などが共にした。 先立って同日午前8時にソウル大病院葬儀場からの出棺を終えた運柩の行列は、 統一問題研究所と大学路松道で路祭を行い、告別式場所まで行進した。

文正鉉神父は もう隣にいない故白基玩先生を懐かしみ、有難いといい続けた。 文正鉉神父は 「白先生が座っているところに近付いてごあいさつをすると、 必ずあなたの隣に座らせてくれました。 白先生の隣が自分の場所だと思って生きてきました。 維新末期から今までそうして暮らしてきました。 常に歓迎して下さってありがとうございます」と話した。

また故人は「繊細で涙が多い方でした。 それでも先生を先鋒者にむかえました。 どうもありがとうございます。 白い外とうを着て白髪をたなびかせて叫び、広場を守りました。 先生、朝鮮半島民衆の広場真ん中に残っていることを忘れません。 ありがとうございます」と伝えた。

キム・ヨンギュン財団のキム・ミスク理事長は、息子の葬儀場で会った 故白基玩先生を思い出した。 キム・ミスク理事長は 「息子と一緒にソウル大病院に来ていくらもたたない時でした。 社会元老たちと共に白先生が歩くのも大変な状態で、双方から助けを受けながらやっと遺体安置所の中に入って、 孫ぐらいのヨンギュンに二回、床に手をついて礼をする姿を見て本当に驚きました。 その時の私の感情は到底言うことができない恨みと、こみあげる悲しみだけでした。 息子が生きていれば、お年寄りの前で床に手を付けて辞儀をするべきなので、 世の中が悪くなったと言うが本当に間違っていると白先生は一生懸命表現して下さったし、 見ていた私としては激しい衝撃で身の置き場がわかりませんでした。 恐らく先生がその時にした行動が、 これまでの社会に対する鬱憤が私が感じていた鬱憤と接していることを見たようです」と話した。

それと共に「今はどこの誰が私たちに対して、大長老の役割を果たしてくれるでしょうか? 闘争の現場ではいつも苦しく疲れるものですが、 そんな時に期待できる白先生のような大きな木が必要なのですが」と故人を懐かしんだ。

民主労総のヤン・ギョンス委員長は 「先生が生前、最後に残された言葉、 『重大災害企業処罰法制定』と『キム・ジンスク復職』の切実さを実行に移します」と話した。 それと共に「先生の生と精神を継承することが、 労働者と民衆の人生のための闘争の一番前に出ることを恐れないことだと肝に銘じます。 民主労総は先生が以前、そうされたように、 どんな弾圧も恐れないで闘争の先頭の位置に立ちます」とし 「アリ、アリ」と叫びながら出て行くと述べた。 「アリ、アリ」は故白基玩先生が 「ファイティング」の代わりに使おうと提案した韓国の固有語だ。

「チャルチャル」

白基玩先生の娘のペク・ウォンダム聖公会大教授は、 母キム・ジョンスク女史の手紙を朗読した。 それと共に「お父さんが闘病生活している間、お母さんと映像通話をすると、 1日に歌を20曲歌ってくれた。 お父さんは毎晩『お母さんが島陰に』の歌を聞いて眠った。 なくなる前にも7曲を歌ってくれた。 私たちの両親は緊急措置1号で投獄された時も、毎日毎日手紙を書いたという」とし 「昨夜にはお母さんがお、父さんが歌ってくれた歌が懐かしいといった。 しかしその歌は2人しか知らない。 1番はお父さん、2番はお母さんが知っている。 お母さんが一緒に歌うべきなのにその歌をもう歌えないという内容で手紙を書いた」と説明した。

白基玩先生
『春が過ぎ去る前に歌ってみよう私たちの春の歌』の歌詞を聞こうと思ったのに、 もう尋ねることもできないので、 将来私たちまた会えば必ず一緒に歌いましょう。 聞きたいことがあればいつも思い出してくれた私の夫のような人と出会えて、 私は幸せでした。 素敵なマフラーをひるがえしながら、岩頭その丘の上で必ず待っていてください。 おやすみなさい! 私の新郎白基玩さん
2021年2月18日キム・ジョンスク

「チャルチャル」は故白基玩先生が作った縮語で、 「元気です。さようならです」という意味だ。 故白基玩先生の妹の ペク・インスン氏は 「お兄さんが行く所はいつも私が行く道だから、ここで全力をつくして、お兄さんの大きな意だったノナメギの友翼を作るため、 老いた足ですがとぼとぼと後についていきます」と話した。 弔辞の後、民衆歌手が民衆の歌を合唱し、追慕客は献花した。 告別式の後、磨石牡丹公園で下棺式が行われる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2021-02-21 09:12:15 / Last modified on 2021-02-21 09:13:22 Copyright: Default

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