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キム・ジンスク復職・快癒要求、数百台の「希望車(希望に満ちた車)」が19日に出発

相次ぐ復職勧告にも定年17日を残し…「文政府、出発前まで回答を」

ウン・ヘジン記者 2020.12.14 11:44

2011年に韓進重工業の大量解雇撤回を要求して行った 高さ40mのクレーンでの309日の高空・座り込み。 5回の希望バス連帯。 しかしキム・ジンスク氏は復職できずに35年の解雇期間が流れ、 彼女は今年で定年をむかえた。 長い闘争でキム・ジンスク氏は体調が悪化し、結局11月に2回目のガン手術をした。 これまで共にしてきた連帯者たちは、キム・ジンスク氏の快癒と復職を要求して また「希望バス」に搭乗する予定だ。定年退任までの時間はいくらも残っていない。

[出処:金属労組]

今回の希望バス(希望車(希望に満ちた車))は 「キム・ジンスク復職! ドライブスルー釜山! 希望車」という名前で12月19日に行われる。 「キム・ジンスク希望バス企画団」は12月14日午前、 青瓦台の前で希望車計画発表記者会見を行って、 文在寅(ムン・ジェイン)政府は 「19日に全国から数百、数千台の 『ドライブスルー・リメンバー希望車が韓進重工業に出発するまでに、 (復職履行に対する)答をくれることを望む」と明らかにした。

続いて「誰もが同意するように、キム・ジンスクの復職は一個人の復職ではない」とし 「この35年間、韓国の貧しい者、権力ない者、労働者・民衆・庶民に対し、 軍部と特権層、財閥集団が加えた暴圧と野蛮の歳月に対する政府の謝罪と再発防止のために努力するという 最低の社会的正義の回復だ。 キム・ジンスクとわれわれは、どんな装いもインチキも望まない。 ただ簡明な正義の回復でなければならない。 文在寅大統領とこの政府が責任を取らなければ、またわれわれ希望バスの乗客がその責任を問い、 正義の回復を必ず実現する」と警告した。

「民主化運動関連者名誉回復および補償審議委員会」が1986年に解雇された 韓進重工業のキム・ジンスク民主労総釜山地域本部指導委員を民主化運動家と認め、 会社に復職を勧告してから11年が流れた。 9月11日、釜山市議会は 「韓進重工業の透明かつ公正な売却と解雇労働者キム・ジンスク復職要求決議案」を採択した。 11月11日に国会環境労働委員会は 「キム・ジンスク氏が早く会社に復職し、名誉を回復して働けるようにすること」等の内容を与野共通意見で勧告した。 あふれる勧告にもかかわらず復職はできず、 キム・ジンスク氏の定年退任は17日先に迫った。

コロナ19防疫規則遵守のために3部に分けて進められた記者会見の1部では、 70〜80年代に民主労組運動をしてきた解雇労働者が同席した。 清渓被服労組、東一紡績労組、パンド商事労組、YH貿易労組、元豊毛紡労組、 コントロールデータ労組、ハニルドルコ労組、高麗皮革労組、全南チェサ労組などの解雇労働者だ。 彼らは「全斗煥(チョン・ドゥファン)と盧泰愚(ノ・テウ)は70〜80年代に 労働者たちが自主的に作った民主労組を一つずつ各個撃破で破壊して、 それでも足りずに三清教育隊に引っ張って行き、鞭で打たれて死ぬ直前に生き残った人もいる。 全国に監視対象リストを配布して就職そのものを妨害した。 われわれは容共操作事件であれほど多くの人と学生や労働者が死んだ現場を目を開いて見て、恨みが極に達する歳月を生きてきた」とし 「その歳月にキム・ジンスクも対共分室2回連れて行かれ、懲役を3回受けて5年間手配生活をしなければならなかった」と説明した。

それでも「われわれは退いたり躊躇せず、韓国の民主化とこの社会の主役である労働者の権益のために戦ってきた。 韓国の民主化はこうした労働者民衆の血と汗と死で作ってきた。 キム・ジンスクもその道で仲間だったパク・チャンス、キム・ジュイク、クァク・チェウ、チェ・ガンソ烈士を自分の手で埋めて、今まで戦ってきた。 そんな彼女の復職がなぜまだできないのか、われわれはあきれざるをえない」と声を高めた。

東一紡績のチョン・ミョンジャ解雇者は 「労働者に本当の名誉回復は、解雇された事業場に戻ること」とし 「キム・ジンスク同志はまた溶接工になって韓進重工業に、 私は東一紡績で綿をつむいで糸を作る工程の労働者に戻り、 警備員に阻止されず工場の正門を通って更衣室で作業靴と作業服に着替えるのだ。 また作業場に戻って働いて、私たちの手で辞表を書いて堂々と正門を自分の足で歩いて出てくる」と伝えた。

一方、今回の希望バスには全国の約350台の乗用車・乗合車が参加して、 12月19日午後2時に釜山韓進重工業影島造船所に集結する予定だ。 コロナ19の拡散が広がり、防疫指針を遵守して進められる。 参加者は車両宣伝物品を事前に受け取り、付着して集結地へと移動しながら、 車から降りずに映像手紙、ハガキ送り、認証ショット、YouTube放送聴取などのミッションを遂行する。 参加申請は14日から18日までオンラインのGoogleシートででき、 希望車当日の19日にはYouTubeで状況が中継される。 地域別の移動経路と訪問拠点も指定される予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-12-31 17:20:23 / Last modified on 2020-12-31 21:39:27 Copyright: Default

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