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この時代の全泰壹を印刷した新聞、「全泰壹50」発行

全泰壹50周忌を迎え10万部印刷…全国87か所で販売

パク・タソル記者 2020.11.10 11:50

▲'くすんだ全泰壹の暦'の一部。企画 ノ・スンテク、グラフィックデザイン ソン・ヘイン[出処:〈全泰壹50〉]

全泰壹(チョン・テイル)烈士死後50年を追慕して2020年、 全泰壹の別名である非正規職労働者の現実を照明する新聞、 「全泰壹50」が発行された。 16面で製作された「全泰壹50」は10万部が印刷されて全国に配布された。 11月9日にはすでに8万2700部が事前販売された。 新聞は1部あたり1000ウォンで販売され、 販売基金は非正規職と解雇労働者のための連帯基金に使われる。

「全泰壹50」には今まで縫製工場でフリーランサー労働者として働いている縫製工業をはじめ、 放送界のフリーランサー、5人未満の事業場の労働者、 プラットフォーム労働者、ファッション業界アシスタント労働者、 社内下請労働者、特性化高校学生など、 2020年の全泰壹 の話が込められた。

また人権財団サラムのパク・レグン理事が書いた 引っ越しして使った全泰壹烈士と李小仙(イ・ソソン)女史の仮想対話、 ソン・ギョンドン詩人の「李小仙オモニからキム・ミスクお母さんまで」、 洪世和(ホン・セファ)編集委員長の 「50年後に墓地で会った全泰壹」も掲載された。

この他に平和市場から全泰壹烈士の家があった道峰山の入口まで歩きながら交わした対話、 全泰壹評伝の後話、 「そのとけた鉄を使うな」を歌ったミュージシャン、ハリムのインタビュー、 50年前の職業病と2020年の職業病の比較、 貧しい公教育の枠組みの中の労働人権教育、 50年前の在日朝鮮人にも影響した全泰壹の抵抗、 社会的弱者が焼身で語ろうとしたこと、 移住労働者の話などの記事とコラムなどを読める。

職場パワハラ119が3年間、職場内セクハラの情報提供486件を全数分析して書いた 「減らない職場性暴力」の記事と、 この1年間、勤労監督官に提供された情報159件を全数分析して書いた 「大韓民国勤労監督官カプチル(パワハラ)分析」、 ノ・スンテク写真家の「くすんだ全泰壹の暦」も画報に入った。

「全泰壹50」のコンテンツは、 取材記者、編集記者、写真家、活動家、漫評家などが共に作った。 12の新聞社の13人の記者が記事を書き、写真家が写真を提供した。 ハンギョレ編集記者が編集を引き受けた。 また、非正規職団体の「非正規職もうやめろ」と 「非正規労働者蟻集クルチャム(蜜の眠り)」の提案を受けた120団体と187人の個人が 発行委員として参加した。

「全泰壹50」編集委員長は全泰壹と同時代を生き、 彼の焼身消息を聞いて涙を流し、現場に駆けつけたジャーナリストで作家の 洪世和氏が引き受けた。 洪世和編集委員長は 「後輩に背を押されて始めた。 普段あまり会うことがないが、自分の仕事をしっかり守っている後輩だった。 それで逃げられなかった。 50年経った今、何が変わったか。 重く顧みるようになった。 すでに労働者は一つではなく、団結が崩れ、差別が制度化されて連帯も消えていった今日、 全泰壹が生きていれば何をするだろうか? 果てしなく質問を投げた」と話した。

※全泰壹50購読 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScRtmDQrZPaJHGWHMDf_0jMHHfMdhy3xnKiMpG99TQ8Mn5rQ/viewform

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-11-14 16:02:18 / Last modified on 2020-11-14 16:02:19 Copyright: Default

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