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韓国:青年に対してではなく、青年の口で
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青年に対してではなく、青年の口で

[連載]青年が考える労働組合と連帯、闘争

チョン・ナウィ(民主労総組織部長) 2020.08.17 07:37

私は1988年に釜山で生まれた。 その年、盧泰愚(ノ・テウ)が大統領に就任し、ソウル・オリンピックが開かれた。 1995年、「国民学校」に入学したが、2年になると初等学校になった。 表示板、ノートなど「国民」の上に塗られた「初等」という字が落ち着かなかった。 10歳になった1997年には、国がほろんだといった。 学校では毎週「アナバダ(節約して、分け合って、使い回してまた使う)市場(中古市場)」が開かれ、 教科書も使ったものを分けてあげた。 友人たちはIMFが「ああ狂って駆け回る」の縮語だと冗談を言った。

1988年と1997年、あなたの記憶は何か。 誰かは労組設立総会を、誰かはゼネスト大会と催涙弾を思い出すだろう。 またある人は私と似ているだろう。 記憶が似た集団が世代なら、今の青年世代は労働運動史から除けない 87年(労働者大闘争)、97年(96〜97ゼネスト)闘争の記憶が抜けている。 だが多くの労働組合幹部の87年と97年は、限りない話だ。 その時の記憶には終止符が打たれない。

これほど記憶が違う世代が会っている。 職場で、労働組合で。 「87世代」の膨張する記憶を端っこでも知っている世代を越えて、 もう何の記憶も共有できない世代が出会った。 この出会いは、時に連帯と公正性の対決、大義と自分の利害の衝突だと解釈されている。 私が出会った多くの50代の労働組合幹部は 「最近の若い人は自分の悩みと実践がない」、「現場を知らない」、 「自分だけが重要だ」、「犠牲を知らない」と話す。 20〜30代の幹部は「(中年世代が)自分たちの経験だけが最高だと考える」、 「犠牲が当然だと思う」、「説明しない」、 「自分たちのネットワークで、自分たちの方式で仕事を処理する」と打ち明ける。 どこかの事業場に行って誰と会っても、言葉は似ていていつも私は驚く。

「知っている人にしか分からない話が多かったようです」、 「遠くから見ていましたが、ただ残念でした」、 「組合員の考えを集める過程ではなかったようです」、 「よくわかりません」。 青年幹部、組合員10人ほどに 「労使政合意案をめぐる民主労総討論過程」について聞いて戻ってきた返事だ。 賛成と反対の立場が明確に対立し、それぞれさらに多くの票を得るために奮闘した3週間。 私はその時間、「青年あるいは新規労組幹部、組合員の考えはどうか」と ずっと気になった。 全労協精神と30年労働運動を語りながら 「民主労総はこれからこうしていかなければならない」という主張の、 その「これから」を生きていく人の話は聞くことができなかった。 その論争は、97年の労使政委を記憶して、 強硬派、国民派といったいわゆる政派の名前を聞いた時に思い出す何人かの人々の戦争だった。

民主労総の争点形成と討論過程は相変らず87世代のものだった。 そうした論争が必要ないとか、論争に参加した人を批判しようとしているのではない。 なぜ最も尖鋭な論争の場でも、青年の声が見えないのかを振り返ろうということだ。

青年所得、青年政策、青年雇用、青年ネットワークなど、 「青年」という単語さえつければ、話になって商品になる世の中だ。 だから労働組合の多様な対立が世代間対立だけに置換される傾向もある。 世代は出生年の概念でしかなく、この差が全てを説明することはできない。 やさしい解釈は偏見を生み、実際を隠す。 実際がどうであれ、「青年は連帯を知らない」、 「青年は自分だけが重要」という考えが支配的な理由だ。

それで書いてみることにした。 青年に「対して」ではなく、私と私の周囲の青年が考える労働組合、闘争、連帯のようなものに対して。 私はこの連載紙面でその話を一つずつ解いてみたい。 私はとても一部に対してしか書くことはできないが、 それでも書いたみようとする。 「青年はこうだ」と言う大人たちの口ではなく、私と私たちの口で。

以前の考えと違うかもしれない。 これが青年の考えだとすれば、私たちの民主労組がこれからどうなるのかという話になるかもしれない。 しかしそれではまたどうなのか。 労働組合は理念に現実を組み入れて合わせる組織ではなく、 現実に足をつけて共に進む組織だ。そこから始めたい。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可( 仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-08-26 15:33:43 / Last modified on 2020-08-26 15:33:45 Copyright: Default

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