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ポスト コロナ、「社会主義政治運動が切実」

変革党・労解闘、「労働者闘争と社会主義大衆政党建設運動」共同討論会

チョン・ウニ記者 2020.05.09 18:20

政治運動団体が資本主義の新しい恐慌とコロナ危機の中でどのように社会主義運動を作っていくのか額を突き合わせた。 参加者たちは社会主義政治、特に労働運動と階級闘争に根をおろした社会主義運動が切実だという現実に共感した。

社会変革労働者党(変革党)と労働解放闘争連帯準備会(労解闘)は5月9日午後、 民主労総で「労働者闘争と社会主義大衆政党建設運動」を主題とする共同討論会を開いた。 二つの団体は、資本主義を超える新しい社会展望が社会主義だということに意見を集約した。 そして政府と企業がまた到来した資本主義恐慌と新型コロナウイルスが引き起こした危機を 労働者の犠牲で克服しようとしているという点で、社会主義政治闘争が切迫していると見た。

「公然と社会主義政治をする時」

労解闘のチェ・ヨンイク事務局長は 「この危機は、さらに深刻な長期不況につながるのは明らかで、 ただ社会主義という革命的な代案だけが世界の前途を示す」と指摘した。 彼はまた「医療、安全など、労働者だけが安全と秩序を回復することができる 唯一の勢力だということを立証している」とし 「労働者階級が世界的に共同管理しなければ代案を作れない」と強調した。

チェ・ヨンイク事務局長はしかし 「資本主義の選挙日程ではなく、労働者階級の闘争力を作り、 これにより資本主義の政治構造に対抗する政治運動発展させていかなければならない」とし 「労働者の階級闘争を進展させずに社会主義運動を前進させることはできない。 他の近道はない。変革党にこのような党建設運動を提案する」と付け加えた。

変革党のキム・テヨン代表は 「労働階級が非常に闘争しなければならないということに100%共感」するとしつつ、 しかし「危機の時期に闘争しなければならないというのがわれわれの解決法だったが、 今回は違わなければならない」とし、 「コロナは市場原理による資本主義方式が社会構成員の生存を保障することができないということを示した。 社会主義方式が輝いている。 公然と社会主義政治をする時」と提起した。

キム・テヨン代表はまた 「この10年間、労働運動の現場一つ一つは勝利して恥じることなく戦ったが、 階級的な戦争では一歩も踏み出せなかった」とし 「非正規職制度を撤廃するためのスローガンを超える闘争に進めずにいる。 今年、さらに一歩政治化しよう。 来年の大統領選挙に名実共に社会主義という明確な政治的要求を掲げて闘争する中間の過程として、 今年の活動を組織してほしい」と提案した。 彼はまた「今日提案しようとしているのは、 組織的、政治的目標を明確にして、 われわれの闘争と政治的成果が社会主義運動に収斂されるようにしようということ」とし 「韓国でも社会主義大衆政党を堂々と建設しよう」と強調した。

「労働者階級運動の質的成長が必要」

この日の討論会には、2008年の経済危機以後、 主な労働者闘争をしてきた労働者が参加して、 労働運動と政治または社会主義運動に対する経験と意見を伝えた。

[出処:変革党]

ユソン企業嶺東支会のキム・ソンミン教育部長は 「民主労総の組合員数が100万人を超えたが、質的にも発展したのかはわからない」とし 「労働者たちの政治意識を拡大することができなかった。 社会主義政治を労働運動現場で開いていくべきだ」と強調した。 続いて彼は討論会に先立ち、組合員を対象に実施したアンケート調査結果を共有して 「組合員の90%が労働者政治が必要だと考えながら、 その理由としては労組だけでは解決できない問題があるから(41.2%)、 法制度の改善(41.2%)、資本主義社会を変えるため(13.2%)」 という現場の雰囲気を紹介した。

[出処:変革党]

韓国GM事務支会のチョン・ジェホン政策教宣室長はこの10年間、 韓国GMの構造調整と労働者運動を復碁しながら、 現在は「崩れた現場をまた復元し、階級的団結闘争が必要な時点」だとし、 「階級的な組織闘争に社会主義運動が結合する時のみ、 本当の社会主義大衆政党の建設運動になる」と提案した。

[出処:変革党]

双竜車支部のコ・ドンミン組合員は 「5月4日に双竜車解雇労働者たちが工場に戻った。 しかし単位事業場の闘争では何か世の中は変わらないということを12年間感じた。 闘争した労働者も政治勢力化の仕事を自分の仕事だとは考えない。 なぜなら自分の人生とぶつかる点がないと考えからだ。 私たちの暮らしと闘争が接する地点が、社会主義政党だと話さなければならない。 これもまた階級闘争で重要な問題」と明らかにした。

現場に切迫した動因の提示を

[出処:変革党]

旭非正規職支会のチャ・ホノ支会長は、 特に社会主義政治活動家に対する意見を提案した。 彼は「(政治団体が労働運動現場で)自分の主導でなければ闘争に消極的だ。 それぞれの位置でどれほど役割を果たしているのかよくわからない。 経済闘争に展望を見つけられなければ政治闘争に進むのは難しい。 現場の仲間たちに展望を与えなければならない」と提案した。 彼はまた「上層部中心の運動の流れが苦しい。 現場と組合員をたてる闘争が重要だと思い、 この過程で社会主義政治活動を溶かしていかなければと考える。 なぜ活動家たちが政治運動をしなければならないのかを語る 切迫した動因を提示しなければならない」と強調した。

討論会に参加した聴衆も社会主義大衆政党運動と労働者階級運動に関して多様な意見を出した。 民主労総のキム・ジャンミン政治局長は 「変革党が社会主義大衆政党の建設運動を提案したのはとても鼓舞的だと思う。 社会主義は多数者の闘争を導いていく前衛だ。 現場での小さな差はあるかもしれないが、一緒にできるように率いていく」と話した。

これ以外にも両団体の共同履行の過程に関する計画、国有化に対する考え、 解雇禁止や総雇用保障闘争など、 コロナ時期の共同闘争の課題などに関する質問も出てきた。

これまで両団体は社会主義大衆化運動を共に議論してきた。 社会変革労働者党は今後、労働党とも社会主義大衆化運動を主題として 共同討論会を推進する予定だ。 変革党は11月の社会主義大衆政党推進委発足を目標として 各政治および社会団体との討論を進めている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-05-20 06:46:31 / Last modified on 2020-05-20 06:46:39 Copyright: Default

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