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韓国:コロナ19非正規職緊急行動、30大財閥社内留保金還収要求
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「財閥社内留保金1千兆を還収して労働者の生計に」

コロナ19非正規職緊急行動、30大財閥社内留保金還収要求

チョン・ウニ記者 2020.05.01 17:07

コロナ危機で傾いた運動場はさらに傾いた。 無給休職と解雇が「ノーマル」になり、危機の費用は労働者が払う。 しかもコロナ危機を口実として財閥は労働改悪に腕まくりしている。 しかしまた訪ねてきたメーデーを記念して、 財閥問題と非正規運動に出てきた人々は、 コロナ危機克服のためには財閥社内留保金を還収しろと声を集めた。

社会変革労働者党、韓国GM富平非正規職支会、サムスン被害者共同闘争などの団体は 5月1日午後、鍾路タワー(サムスン物産)の前で集会を開き、 30大財閥の社内留保金1千兆ウォンの還収を要求した。 彼らは財閥の社内留保金と犯罪収益を還収し、 労働者基金と労働者基本雇用を作り、生計対策を始めろという立場だ。

韓国GM非正規職富平支会のイム・グォンス支会長は 「政府は公的資金投入の条件として解雇禁止や雇用維持という最低限の要求もせず、 場当たり的な処方で投機性資本をずっと投入してきたが、 これからまた財閥と政府が手を握って国民の血税を企業に集めている」と声を高めた。 彼はまた「多くのものを奪われたIMFの時を思い出そう」とし 「コロナ以後、弾圧と搾取に対抗して私たちの生存権と尊厳を守るための闘争に立ち上がろう」と訴えた。

社会変革労働者党のキム・ヘリン学生委員長は 「一人世帯が受け取る40万ウォンは、解雇者なら生計を維持できない金額」とし 「危機の費用は労働者の賃金ではなく財閥の金庫から出なければならない。 社内留保金を還収して労働者の生存権を保障しなければならない」と提案した。

果川撤対委のキム・イオク氏は 「キム・ヨンヒ労働者は327日間、1m2もない江南駅鉄塔で高空座り込みをしており、 サムスン保険の被害者は鎮痛剤を飲んで109日間サムスン生命本社を占拠座り込みしている」とし 「必ず社内留保金を還収して被害者とコロナ危機に苦しむ人々に配らなければならない。 国民がすべて一緒になって正さなければならない」と話した。

この日の集会はメーデー・コロナ19非正規職緊急行動の一つとして進められた。 参加者は光化門広場で集団パフォーマンスを行い、 その後は青瓦台に非正規職の声を伝える予定だ。

社会変革労働者党は今月、30大財閥社内留保金推測額を集計して発表する予定だ。 昨年5月基準の30大財閥社内留保金は950兆ウォンに達した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-05-03 18:00:55 / Last modified on 2020-05-03 18:00:56 Copyright: Default

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