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銅雀区庁、鷺梁津駅前で不法な行政代執行

[寄稿] 21日朝、区庁職員300人、用役300人動員して奇襲撤去

チェ・インギ(民主露連首席副委員長) 2020.02.21 18:36

[出処:チェ・インギ]

夜が明ける頃、鷺梁津駅広場に旧水産市場の商人が集まった。 明け方の寒さを防ぐために厚い冬服の上に赤いエプロンを巻いた。

「コロナウイルスが全国を強打しているのに、まさか行政代執行をするか?」
「商売にならず、大変な世の中なのに...」

心配と憂慮の念が強い話が終わる前に強制撤去が始まった。 2月21日、ソウル市銅雀区庁は鷺梁津駅1番出口前の奇襲撤去を断行し、 約20台の屋台を壊して押収していった。 区庁の職員300余人と用役業者職員300余人、 この他にも大型トラック7台が動員された。 クレーンとショベルカー2台そしてレッカー車が投入され、 銅雀大路を塞いだ。 その周辺を警察4中隊がぎっしりとり囲んだ。

民主露天商全国連合の商人と連帯団体約100人も集結した。 ある商人はあたふたとショベルカーの上にのぼり、 ある者は車の中に這って入り、執行を防ごうとした。 警察は鷺梁津駅を封鎖した。 用役が活動きるように、有利に動線を組むのは公権力の役割だった。

「集会場所だ。用役は退場してくれ」という声はむなしいこだまになった。 銅雀大橋まで車両が押され、通勤の市民の抗議は激しかった。 車線の半分を用役と警察が占拠した。 物理的衝突で民主露連の中央幹部をはじめ、約6人の商人が怪我をして、 2人は近くの病院に運ばれた。 大きな若い用役に対するには力不足だった。 明け方の4時から始まった地獄のような強制執行は、午前9時に日が昇る時まで続いた。

[出処:チェ・インギ]

「鷺梁津水産市場市民対策委」は急いで糾弾声明を発表した。 冬期の強制撤去は非常に特別な事由がなければ認められない 例外的な行政行為だというものだ。 特に暗い中での暴力が伴う強制撤去は、 深刻な安全上の威嚇になり、するべきではないと糾弾した。

「民衆共同行動」も深刻性を認識して声明を発表した。 彼らは「キャンドル抗争で生まれた新しい政権の下で、 なぜ相変らずこんなに惨めな強制撤去が繰り返されているのか? 貧民に対する政府と地方自治体、水産協同組合の態度が変わらないからだ」と 政府と銅雀区庁そして水産協同組合を相手にその責任を問うた。

鷺梁津旧市場のユン・ホンジュ地域長は、 中央卸売市場を不動産開発を通して私的利益をあげる目的で現代化事業を推進したと怒った。 政府が支援した国民血税1540億ウォンをどこに使ったのか明らかにしろと要求した。 公営卸売市場はソウル市民の食に責任を取らなければならない。 そのため公共性は生命だ。 「農水産物流通および価格安定に関する法律」でも、 ソウル市の責任を明確にしているではないか? 商人チョッキには「真冬の強制撤去はしない」という 朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長の手文字が書かれている。 色あせた文字は薄くなっている。

今でも鷺梁津旧市場の商人は地下鉄が通る陸橋の上の 2万5千ボルトの高圧線の上で座り込みをする。 彼らは春がくることを待ちながら「孤立した島」になって漂流している。 数十年間商売をして、鷺梁津水産市場の商圏で共に働いた人々だ。 生計の根拠地からおい出されることは目を開いて見ていられない。 誰かが立ち上がってこの問題を解決しなければならないのではないか?

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-02-28 14:37:14 / Last modified on 2020-02-28 14:37:18 Copyright: Default

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