本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:「故ムン騎手死亡、馬事会が虚偽事実を流布」
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1579069669011St...
Status: published
View


「故ムン・ジュンウォン騎手死亡、馬事会が虚偽事実を流布」

合意されない合意案を発表...遺族面談文書も受け取っていない?

ユン・ジヨン記者 2020.01.06 14:25

故ムン・ジュンウォン騎手の死をめぐり、馬事会がマスコミを通じて歪曲、虚偽事実を流布しているという批判があがっている。 馬事会が遺族と労組が要求している制度改善案を無視したままで、 競馬制度改善案に合意したと主張しているからだ。 その上、馬事会は何度か遺族と労組が面談要請文書を送ったが、 面談要請を受けたことがないとマスコミに述べたという。

馬事会故ムン・ジュンウォン騎手死の真相究明と責任者処罰のための市民対策委(市民対策委)は1月6日午前10時、 ソウル市世宗路政府ソウル庁舎市民焼香所で記者ブリーフィングを開き、 韓国馬事会の主張に反論した。

[出処:馬事会故ムン・ジュンウォン騎手死の真相究明と責任者処罰のための市民対策委員会]

遺族に面談拒否の文書送りながら....面談の要請を受けたことはない?

先立って馬事会は昨年12月26日と28日に報道資料で、 韓国騎手協会と制度改善案に合意したと発表した。 キム・ナクスン馬事会長はマスコミを通じて 「遺族と騎手協会が要求した最も核心的な事案である競馬制度改善に合意したという点で意味がある」と述べた。 だが12月31日、釜山慶南騎手協会は立場を通して 「26日に合意に同意したことはなく、 釜山慶南競馬本部-釜山慶南騎手協会間に公式的な協議もなかった」と明らかにした。

労組と遺族も該当制度改善案が相変らず1、2、3位の騎手だけが賞金を一人占めする構造だと批判した。 馬事会が制度改善案作りの過程で遺族の同意や意見収斂をしなかったという指摘も出た。 現在、遺族は、 △故人の死の真相究明、 △再発防止と責任者処罰、 △馬事会の公式的謝罪、 △子供など遺族への補償などを要求している。 合わせて遺族と労組は馬産業従事者に無限競争を強要する先進競馬廃棄をはじめ、 調教師-騎手間の甲乙関係改善、騎手免許更新制度改善、馬事大父審査改善、 馬事大父積滞改善、騎手適正生計費保障、2017年調教師関連合意事項履行などの 制度改善要求案を提示している。

だが馬事会は遺族の面談要請を拒否し、マスコミを通じて 「遺族側から公式な面談の要請はなかった」と明らかにした。 これに関して、チョ・ソンエ市民対策委真相調査チーム長は 「12月17日、遺族と労組は 『12月21日馬事会会長と面談要請文書』を送り、 馬事会は19日付の回答文書で面談を拒否した」とし 「1月1日に再度『1月4日馬事会会長と面談要請』文書を送ったが、 今回も無責任な態度だった」と明らかにした。

▲遺族面談要求文書に対する馬事会側の面談拒否回答文書[出処:市民対策委員会]

続いて彼は 「遺族が公式に面談を要請せず、 遺族と労組が予告なく訪問したというのは明白な嘘」と声を高めた。

「弔問、連絡もなく...労組が遺族との出会いを妨害?」

また馬事会は1月3日のマスコミとのインタビューで 「馬事会は遺族と会う意向があるが、 全国公共運輸労組が馬事会役職員と遺族が会うことを妨害している」と主張した。 また「全国公共運輸労組が(遺族に)葬儀手続きに対する全権を委任されたと主張しているが、 葬儀と無関係な制度改善に対して一対一の合意を要求しており、 対話が進展していない」と明らかにすることもした。

これに関連して、チョ・ソンエ チーム長は 「韓国馬事会は故ムン・ジュンウォン騎手の遺族を今まで一度も会おうとしたことはない」とし 「遺族は韓国馬事会の役職員から連絡を受けたことがなく、 韓国馬事会長の弔問も受けたことがない」と明らかにした。 また市民対策委は故ムン・ジュンウォン騎手の死亡当日、遺族を代表して故人の直系家族である夫人のオ・ウンジュ氏が公共運輸労組に 法律的、写実的権限を委任したため、遺族の委任は『主張』ではなく明白な『事実』だと強調した。

一方、韓国馬事会と公共運輸労組は5回の出会いにもかかわらず、議論を進展させられずにいる。 その上、馬事会はこれまでの交渉で、 馬事会、騎手、調教師、生産者、馬匹管理士、公共運輸労組、韓国労総などがすべて参加する協議機構を構成することを提案した。 現在、12月30日の会合を最後に、1週間、交渉が開かれていない。

市民対策委は 「韓国馬事会が当事者である公共運輸労組と交渉するのではなく、 さまざまな利害関係者と『協議体』を構成して議論しようというのは、 公共運輸労組を交渉の対象と認めないだけでなく、 再発防止のための制度改善意志がないということを反証する」とし 「特に、当事者でもない韓国労総まで言及して協議体を構成しようというのは、 遺族と公共運輸労組を愚弄する態度」と強く批判した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-01-15 15:27:49 / Last modified on 2020-01-15 15:27:50 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について