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双龍車解雇者憂鬱症状80%…人権委の支援で健康研究

キム・スンソプ高麗大教授「解雇者健康深刻、国家が始めろ」

キム・ハンジュ記者 2018.04.04 15:53

双竜自動車解雇者が9年間復職できずに健康が悪化している中で、 専門家たちが国家人権委員会の支援を受けて解雇者と家族について 研究を始めることにした。

キム・スンソプ教授(高麗大学校保健政策管理学部)研究チームは4月4日、 国家人権委員会で記者会見を行って 「解雇、国家暴力、そして労働者のからだ(2009〜2018)」の 研究に着手すると明らかにした。

▲高麗大学校保健政策管理学部キム・スンソプ教授

キム教授は「人権委の支援による『心理治療センターワラク』の今回の事業は 整理解雇、国家暴力を経験して、解雇から10年の時間を経てきた 解雇者、家族の人生と健康を回復する意味ある機会になるだろう」と話した。 事業主体は「心理治療センターワラク」で、研究主体は高麗大のキム・スンソプ教授だ。

キム教授によれば、双龍車解雇者の身体と精神健康は深刻な状態だ。 キム教授が2015年に双龍車解雇者の精神健康を研究した結果、 解雇者の79.1%が鬱病を体験し、71.8%が不眠症を抱えていた。 2009年の整理解雇阻止ストライキ参加者のPTSD(外傷後ストレス障害)有病率は50.5%で、 1990年、湾岸戦争に参戦した軍人の有病率22%の二倍以上高かった。

キム教授は「この研究の目的は『解雇者の健康がこれほど悪い』ということよりも、 国家と社会が解雇者を放置している問題、 整理解雇という社会的な問題を問い、解決する過程にある」と話した。

双竜自動車支部のキム・ジョンウク事務局長も現在、組合員の健康が良くないと述べた。 キム事務局長は「復職者は、経済的、心理的な安定感を感じているが、 相変らず会社と戦っている解雇者は顔色をうかがうなどの不安心理がある」とし 「9年前に警察がテイザー・ガン、ゴム弾で労働者を鎮圧した苦痛は今も続いている。 29人の死があり、『国家転覆勢力』という烙印、解雇者同僚を用役で動員して対峙した場面は 解雇よりもトラウマが強い」と伝えた。

▲金属労組双竜自動車支部キム・ジョンウク事務局長

「損賠仮差押えを捉えて、手に手を握って(ソンチャッコ)」のパク・レグン運営委員は 「双竜車は2009年の占拠ストライキで金属労組に33億ウォンの損害賠償訴訟を維持しており、 警察が提起した損害賠償訴訟2審も11.8億ウォンの判決を受けた」とし 「労働者に対して経済的、精神的苦痛を加える損賠仮差押えは、 労組破壊の手段として作動している」と話した。

労組と研究陣としては、研究結果はできれば6月中に発表し、 地方選挙に対応する計画だ。 今回の研究は人権委NGO支援事業の一環として行われ、予算の規模は2千万ウォンだ。

一方、双竜自動車解雇者でもあるハン・サンギュン前民主労総委員長は 解雇者全員復職を要求して華城刑務所中で8日間ハンストを続けている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-04-07 02:52:40 / Last modified on 2018-04-07 02:52:44 Copyright: Default

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