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雨の中クィアーの叫び「後日はない」…クィアー・フェスティバルに8万5千人集まる

18回クィアー文化フェスティバル、ソウル広場で開催…11年ぶりに鍾路大路4.0kmパレード

パク・タソル記者 2017.07.15 20:40

「『後で』はない。 今、私たちが変える。」

クィアー文化フェスティバルに史上最大の人員が参加した。 祭りに参加した性少数者たちは、人権と平等の問題は決して先送りできないとし、 新政府と性少数者を否定してヘイトを助長する保守勢力に対し、全面戦争を宣言した。

[出処:キム・ハンジュ記者]

7月15日、第18回クィアー文化フェスティバルがソウル広場で開かれた。 クィアー文化フェスティバル組織委員会側は、延べ8万5千人がブース・イベント、 祝賀公演に参加したと推測した。 5万人という史上最多の人員が集まった昨年に続いて今年も大規模な人員が参加したのだ。 また、パレードにも5万5千人程度が参加して、雰囲気が熱かったと述べた。

[出処:キム・ハンジュ記者]

18回クィアー文化フェスティバルは午前11時のブース・イベントを皮切りに、 歓迎舞台と公演などが続いた。 参加者たちは降り注ぐ雨の中でも歌って踊りながら、祭りを楽しんだ。

クィアー文化フェスティバルのカン・ミョンジン組織委員長は 「皆さんすべての自負心と願いが集まれば、大韓民国の社会を変えられる」とし 「ソウル市に響き渡るように喚声をあげよう」と祭りの開始を知らせた。

正義党の李貞味(イ・ジョンミ)新任代表は、政治家としては唯一人舞台に上がった。 李代表は「昨年のフェスティバルでは唯一の国会議員として参加したが、 今年は政党代表の資格でここに来られて光栄だ」と話し始めた。 李代表は「この前、ある大尉が同性愛者だという理由で処罰され、 同僚の議員に嘆願書を要請する手紙を書いたが、 残念なことに12人の議員しか同意しなかった」とし 「国民の視線の高さに合わない多くの法改正が必要な時」と声を高めた。 続いて「パートナー法を含むアジアで2番目の同性婚合法化のために努力する」と明らかにした。

性少数者大学サークル代表6人もマイクを持って差別に正面から闘う意志を明らかにした。 大田で学友たちと一緒に来たカイストのハン・ソンジン副総学生会長は 「まだ大学社会には性少数者に対するヘイトと差別が蔓延している」とし 「この停滞に黙っていられず、全員一致でクィアー文化フェスティバルに参加することを決めた」と話した。 ハン副総学生会長は「差別されない世の中を作るためには、個人の実践が重要だ」と強調した。

国際社会からの連帯の動きもあった。 東京レインボープライド、台湾クィアーパレード連盟は直接今回の祭りに参加して祝賀メッセージを伝えた。 台湾はアジアで初めて同性結婚を合法化した国だ。 5月24日、台湾大法院は同性結婚禁止が違憲と判決し、2年以内に法律を制改正して同性婚を認めるように要求した。 台湾クィアーパレード連盟は、軍隊内の「同性愛者魔女狩り」を糾弾して 「韓国政府の人権問題は大きく後退した」と評価した。 またキリスト教などの保守集団を筆頭とする性少数者抑圧問題、 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が話した「社会的合意」等を指摘して 「性多様性集団は、社会人口の中で少数だから彼らを差別、抑圧隔離しようとするニセの平等を進めてはならない」と要求した。

11年ぶりに鍾路大路を奪還…雨の中でパレードを楽しんだ参加者

[出処:キム・ハンジュ記者]

午後4時からはクィアー文化フェスティバルのハイライトであるパレードが始まった。 今年は9台の車両がパレードを先導した。 降り注ぐ雨の中でも参加者たちは歌って踊りながらパレードを続けた。 これを見守っていた市民は応援と激励を送った。 クィアー・フェスティバルを嫌悪する一部の宗教団体もパレードをしたが、 行進の方向が違っていたため、フェスティバルの参加者との衝突は起きなかった。

[出処:キム・ハンジュ記者]

今回のパレードは11年ぶりにまた鍾路大路に進入するコースに組まれた。 鍾路、乙支路を通り、ソウル広場に戻る4.0kmもの歴代最長のコースだ。 カン・ミョンジン委員長は 「鍾路は歴史的にクィアーコミュニティが形成されてきた地域」とし 「2006年以後、警察が鍾路方向の行進を認めてこなかったが、 今年また奪還して性少数者たちが自信を得た」と鍾路コースの意味を説明した。

パレードに出てきた19歳のA氏とB氏は、クィアー文化フェスティバルに参加したのは初めてだとし 「先生が広報映像を見せてくれて知ったが、勉強よりずっと重要だと思って参加した」と明らかにした。 彼らは「今日でなければこの祭りに参加できないように、 性少数者の差別問題も今すぐ解決すべき問題」だと話した。

普段、集会にはよく参加するという24歳のC氏は、クィアー文化フェスティバルについて 「皆が集まって楽しく笑いながら問題を提起するというのは本当にユニークだ」と話した。 C氏は「キリスト教が自分の勢力の弱化を打開する手段としてクィアーを攻撃しているが、無関心が答だと思う」とし 「過激勢力の声が大きだけで、それは保守の声も、キリスト教の声も代弁することはできない」と主張した。

毎年大邱で開かれるクィアー文化フェスティバルに参加して、今年初めてソウルで開かれるクィアー文化フェスティバルにきたという38歳のD氏は教育の重要性を強調した。 D氏は「韓国の教育において性少数者の問題が疎外されていることは大きな問題」だとし 「開かれた空間で討論して、議題を発展させる教育が切実だ」と訴えた。

一方、午後6時半頃にパレードが終わった後、祝賀の舞台が続いた。 午後9時からは場所を移動して、梨泰院でメインパーティーを開く予定だ。 7月20日から23日までは、韓国クィアー映画祭が開かれる。

[出処:キム・ハンジュ記者]

[出処:キム・ハンジュ記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-07-20 08:04:40 / Last modified on 2017-07-20 08:04:42 Copyright: Default

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