韓国:集配労働者の心拍は一般の二倍 | |||||||
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集配労働者の心拍は一般の二倍…「8人が過労死、労働強度は最悪」集配労組、集配労働の実態調査、中間結果を発表
キム・ハンジュ記者 2017.06.15 16:16
最近、集配労働者過労死が相次いているが、 集配労働者の作業時の平均心臓拍動数が1分当り110回で長時間・重労働の環境は深刻だという調査結果が出てきた。 一般男性の平均心拍数は60〜80回/分だ。 心拍数測定は労働強度の指標として肉体的疲労度を定量化する研究によく使われる。 公共運輸労組全国集配労働組合は6月15日、 国会正論館で「馬昌巨済労災追放運動連合」による 集配労働環境実態調査中間結果を発表した。 [出処:キム・ハンジュ記者] 調査結果によれば、釜山・慶南の集配労働者たちの作業時心拍は106〜114回/分だった。 相対強度指数(HRR)は36〜47の数値を示し、すべて適正基準値を超過していた。 消費量もまた1分当り6.2〜6.9Kcalの消耗量を示していた。 平均の歩数は2万1937歩だった。 平均男性の一日の歩数は7516歩だ。 続いて職務ストレスを調査した結果、高危険群は34.6%、潜在的ストレス群は55.7%に達した。 しかし健康群は9.6%に過ぎなかった。 集配労働者の多次元疲労尺度は「非常に激しい」が42.3%、 「激しい」が21%、「やや激しい」が11%、「正常」は26%だった。 筋骨格系症状の有病率も集配労働者の88%が1か月に1回以上現れた。 ILO(国際労働機構)が提示する適正休息時間を算出した結果、 集配労働者は時間あたり20〜38分の休息を取らなければならないことが明らかになった。 集配労組はこうした結果を基礎に集配労働者の一日の適正労働時間は4時間だと主張した。 だが労災追放運動連合の調査の結果によれば、集配労働者は一日約12時間、 月77時間の労働をしている。 集配労組は「こうした労働強度により2016年から集配労働者8人が過労死した」とし 「集配人の過労死責任者である郵政事業本部は、 集配人を増やすどころか数字上の労働時間を減らそうとするだけだ。 新未来部長官は新政府の雇用政策基調により、一日も早く集配人を増員しなければならない」と話した。 続いて集配労組は雇用労働部の集配労働勤労実態調査を批判した。 集配労組は「労働部の調査結果は『長時間労働を改善しなければならないが、法違反事項はない』と要約できる」とし 「労働部は集配労働者が特例業種(勤労基準法59条)に該当するので超過勤務には制限がないという。 関連法が労働権と人権保護に何の役割も果たせないのに、法律の改善どころか公務員どうしが甘えている」と主張した。 また民主労総のイ・ジヌ労働安全保健部長は 「労働部の集配労働時間調査は出退勤記録によらずに賃金による労働時間を策定した」とし 「実際の出退勤記録によれば、月77.2時間の労働をして、毎月20時間の無料労働をしている。 集配労働者の過労死は社会的他殺であり、制度の殺人幇助」と伝えた。 共に民主党のシン・チャンヒョン議員は 「今年の1月から今月までに11人の集配人が自殺、心筋梗塞などで死亡した」とし 「集配労働者の超過労働を強要する特例業種を改正しなければならない」と話した。 シン議員は「また労働部は世宗地域でしか実態調査をしなかったが、 集配労働の環境は京仁地域が最も深刻だ。 労働部は全体の集配労働実態を把握できる全国全数調査を実施しなければならない」と話した。 集配労組は、 △郵便局特別勤労監督拡大実施、 △労働時間特例業種廃止、 △郵政事業本部集配人員補充などを要求した。 労災追放運動連合の実態調査はまだ進行中で、 中間結果は釜山、慶南地域の集配労働者111人を対象に行われた。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2017-06-20 14:50:30 / Last modified on 2017-06-20 14:50:32 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |