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姿を表わしたセウォル号…船体切断の必要性に対する意見が交錯

「引揚げ後も未収拾者捜索、1か月以上かかるだろう」

パク・タソル記者 2017.03.23 11:54

3月22日から始まったセウォル号の引揚げ作業は順調に続いている。 今日午前、船体をジャッキングバージ船に固定する作業まで終えた。 4月5日頃に引揚げが完了すれば、安全度検査、船体清掃などを経て、 本格的に未収拾者の捜索を始めることになる。

だが不明者を探す方法について、さまざまな意見が交錯している。 海洋水産部は客室部分だけを切断して捜索する立場に重きをおいている。 3月23日、海洋水産部のユン・ハクペ次官は記者と会い 「セウォル号沈没後に船尾が海底にあたった」とし 「どうやら未収拾者たちは船尾にいるものと推定される」と話した。 ユン次官はまた「セウォル号がひっくり返って船尾から沈没したために、 船尾の客室部がゆがんで1〜2mほど圧縮された状態」だとし 「船体の切断方案などは、捜索のために物理的に避けられない面がある」と話した。

一方では、真相究明のために船体をそのまま保存して収拾しなければならないという意見もある。 セウォル号遺族と専門家たちも、船体の切断は慎重に検討すべきだという立場だ。

韓国海洋大航海学部のコン・ギリョン教授はCBSラジオの「キム・ヒョンジョンのニュースショー」で 「不明者の捜索のために上部構造物を切り離すという部分も、この切り離す部分が溶接による部分なので事実は容易ではなく、時間もかなりかかる部分」と説明した。 コン教授は「海水部が上部構造物を別途に切り離す方が良いのか、あるいは現状態でも最善を尽くして捜索救助を始める方が良いのかについて、 正確な判断をしなければならず、その部分に関して専門家の意見を十分に反映することも重要だ」と強調した。

4・16家族協議会のチョン・ソンウク引揚分科長も「キム・ヒョンジョンのニュースショー」との電話通話で、切断しても時間が短縮されるわけではないと主張した。 チョン引揚分科長は「切断するために海水部は一週間を予定しているが、 あの大きな船を一週間で切断することは絶対できない」とし 「私たちが確認してみた結果、最低1か月以上かかるが、そうなれば切断せずにするのとほとんど差がない」と明らかにした。

共に民主党の朴柱民(パク・チュミン)議員はYTNラジオの「シン・ユルの出発新しい朝」で 「海水部は船体を三部分に切断し、捜索と調査をすると言っているが、 果たしてその方式が今の船舶の状態に合うのか、 そして未収拾者をきちんと捜し出すために助けなるのかをもう一度検討して、決定しなければならない」と明らかにした。 朴議員は「セウォル号の船体そのものが沈没原因などを明らかにするための最も重要な証拠物なので、 セウォル号全体についての精密な調査を行い、沈没原因を明らかにしなければならない」とも付け加えた。

現在、未収拾者の家族は 引揚作業を見守りながら焦っている。

未収拾者檀園高校のチョ・ウナ学生のお母さん、イ・グミ氏は「キム・ヒョンジョンのニュースショー」で、引揚作業を見守る心情を明らかにした。 イ氏は彭木港に一晩中雨が降っている状況に言及しながら 「木浦新港まで行かなければならないという問題があって、 天候が良くなければ娘を連れて行けないのに、今は心臓が燃え上がるようだ」と話した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-03-28 06:11:57 / Last modified on 2017-03-28 06:11:58 Copyright: Default

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