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結局起きたキャンドル政局…「朴槿恵下野、退陣」3万が殺到

「朴槿恵-崔順実ゲート」政局混乱の中で初の大規模キャンドル集会

シン・ナリ、ユン・ジヨン記者 2016.10.29 23:05

3万余の市民がソウル市の清渓広場で「朴槿恵(パク・クネ)下野、退陣」を要求してキャンドル・デモを行った。 彼らは集会の後に青瓦台方向へのデモ行進を試みたが、警察がデモ行進を遮り、小競合いになった。 今後、毎日キャンドル集会が予定されており、11月1日には非常時局行動とその後の大規模週末集会などが続く予定で、 朴槿恵(パク・クネ)退陣要求の世論はさらに高まりそうだ。

民衆総決起闘争本部は10月29日午後6時、ソウルの清渓広場で 「集まろう! 怒ろう! 降りてこい朴槿恵 市民キャンドル」集会を開催した。 ここには当初の主催側予想をはるかに超える約3万人の市民が殺到した。 この日の集会は「朴槿恵(パク・クネ)-崔順実(チェ・スンシル)ゲート」政局混乱の中で初めて行われた大規模キャンドル集会だ。

この場で民衆総決起闘争本部のチェ・ジョンジン共同代表(民主労総委員長職務代行)は 「誰に言われたわけでもないのに数万の国民が集まって下野の声をあげている」とし 「今日は民主主義を守るための大抗争の開始だ。 来る11月12日の民衆総決起には100万抗争になり、朴槿恵を引き下ろす契機になるだろう」と伝えた。

現在、青瓦台は大統領下野の世論を収拾するために 「朴槿恵-崔順実ゲート」に関与した疑惑を受けている別名 「側近三人衆」のチョン・ホソン、イ・ジェマン、アン・ボングン秘書官を含む首席秘書官全員の辞表を提出させた状態だ。 合わせて検察はこの日、青瓦台の安鍾範(アン・ジョンボム)政策首席、チョン・ホソン秘書官などの事務室押収捜索もした。 だが市民は青瓦台と検察が事件の尻尾切りを試みているとし、即刻大統領の下野を要求した。

チェ・ジョンジン共同代表は 「誰も信じない検察に、この事件の全貌を明らかにできるのか。 検察を信じる国民は誰もいない。 朴槿恵は直ちに下野しなければならない」と声を高めた。 続いて「野党は党利党略で来年の選挙だけながめている。 野党が今するべきことは、国民の怒りの先頭に立つこと」と批判した。

約3万の市民は午後7時頃に本集会を整理して都心デモ行進を始めた。 彼らは清渓広場かせ広橋と鐘閣、光化門を通り、青瓦台へとデモ行進を試みた。 集会に参加した高校生A(18)氏は「軍浦からきた。初めて集会に参加した」とし 「普段、クラスの友達どうしで崔順実関連のニュースを共有して読んでいる。 国の首長が個人と全てを相談したという事実にあきれる。 朴槿恵は退陣しなければならない」と主張した。 ソウルに住む20代の女性B氏は 「集会にきて、大韓民国はまだ生きていて幸いだという感じがした」とし 「朴槿恵はここに集まった国民の言葉をはっきり知らなければならない。 下野が正解」だと強調した。

デモ隊はペク・ナムギ農民が放水銃で死亡した現場の鍾閣駅近隣と、セウォル号座込場が設置されている光化門広場を通りすぎて、故人に追慕の言葉を残した。 彼らは光化門交差点を通り、安国駅方向へとデモ行進を続けたが、光化門の李舜臣銅像の前で警察に遮られて足を止められた。 市民は午後8時頃から「平和な行進を保障しろ、朴槿恵は下野しろ」といったシュプレヒコールをあげて警察と対峙し、その過程で物理的衝突も起きた。 デモ隊は世宗大路の両方向全車道を占拠して3時間以上、警察と対峙を続けた。

一方、民衆総決起闘争本部は来る11月1日から12日まで、非常時局行動に突入する。 1日から毎晩光化門のファイナンスビルの前でキャンドル集会が開かれ、 来る11月5日にもう一度、大規模な汎国民大会が予定されている。 11月12日には昨年に続いて「朴槿恵政権退陣」を掲げた民衆総決起が開催される。

警察が変わった

「朴槿恵-崔順実ゲート」で混乱に陥った政局。 最初、「朴槿恵下野」の大規模キャンドル集会にぶつかった警察は、多少困惑しているように見えた。 昨年、直射放水銃でペク・ナムギ農民を死亡させた鍾路署の覇気はどこかに行ってしまった。 鍾路署長はデモ隊を遮ったまま、ずっと「尊敬する市民の皆さん、皆さんが国を心配する気持ちは理解します。 国を心配しているだけに、警察の案内によって理性を取り戻し、道路の占拠を中断してください」と呼び掛けた。 道路を占拠すれば予告もなく、そして惜しみなく撒いていたペッパースプレーも、直射放水銃も見えなかった。 鍾路署は対峙の間、ずっと「愛国」と「成熟した市民意識」を強調してデモ隊をなだめるのに余念がなかった。 その上、集会が終わる兆しがなく、「皆さんの同僚が宣伝カーで近いうちに整理集会をするそうです。 同僚の声にも耳を傾けてくれ」と訴えた。 その上「集会の主催者がすでに集会終了を宣言した。帰ってくれ」と繰り返し強調した。 「朴槿恵下野」を要求する最初のキャンドル集会。 以後、続々と予定されている大規模集会と民主総決起まで。 果たして警察は最後まで殺人ペッパースプレー放水銃の散布と大量連行を我慢できるだろうか。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-10-31 22:07:50 / Last modified on 2016-10-31 22:07:52 Copyright: Default

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