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障害等級制、「国際的恥さらし」か

英国有力日刊紙ガーディアン紙で世界社会福祉大会の奇襲デモを扱う
ルース・スターク世界社会福祉士連盟会長、「対話の環境を作ることが私たちの責務」

チェ・ハンビョル記者 2016.06.29 17:23

世界的に影響力がある英国の日刊紙ガーディアン(the Guardian)が、 世界社会福祉大会の開幕式で起きた障害等級制批判奇襲デモを扱った。

ガーディアンは6月27日、 「障害者らが世界社会福祉大会の舞台でデモ(Disabled people stage protest at world social work conference)」という題名で記事を出した。 この記事は、世界社会福祉大会で障害者活動家が障害等級制を批判して行った奇襲デモを扱い、 「警護員がデモ者を舞台から強制的に引き出し、何人かは悲鳴をあげた」と緊迫した当時の状況を伝えた。

記事は奇襲デモの理由も伝えた。 「韓国の障害等級制は障害者を六等級に分け、 これにより国家から年金と支援を受ける。 政府は2014年に議論が多い(controversial)体制を単純化することに決定した」。

また、記事にはデモ隊が引き出された後の情況も含まれている。 この記事によれば、デモ者たちが出て行った後、また開幕式が始まったが、ある参席者が問題提起をしてしばらく中断した。 この参席者は今回の大会の主題である「人間の尊厳と価値(Dignity and Worth of Peoole)」を望む人々が、まさにデモ者たちだったとし、 社会福祉士団体の代表にこの懸案に対する回答を要求したと伝えた。 他の参席者も彼の要求に拍手で応えた。

記事によれば、世界社会福祉士連盟のルース・スターク会長(president of the International Federation of Social Workers)は 「今日、われわれはサービスを利用する人々が、人々に自分の声を伝えることを願う姿を共に見た」とし 「対話できる環境を作るのは(デモ者と同じように)自分の主張を伝えようとする人だけでなく、私たちの責務でもある」と伝えた。

続いて彼は「社会福祉士をはじめ、この領域で働くすべての人々は、 私たちの毎日、毎年、そして私たちの全生涯をすべての人の尊厳と価値を増進するために捧げなければならない。 われわれはデモ者たちの声を聞いたし、彼らを見たので、 今は彼らがこれ以上、今日のような方法を取らなくても、 彼らの声が(社会と政府の耳に)伝わるように努力しなければならない」と発言した。

付記
チェ・ハンビョル記者はビーマイナー記者です。この記事はビーマイナーにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-07-08 09:03:55 / Last modified on 2016-07-08 09:03:55 Copyright: Default

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