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「政府が和諍委の仲裁を受け入れれば直ちに自主出頭」

27日、民主労総のハン・サンギュン委員長が時局と個人の去就に関する立場を発表…逮捕の動きにより代理発表

ソン・ミンギュ(金属労働者編集部長) 2015.11.27 17:21

民主労総のハン・サンギュン委員長が曹渓寺に身を寄せて12日目になる11月27日、 現時局と自分の去就に関する立場を表明した。

ハン・サンギュン委員長が直接記者に立場を発表する予定だったが、 警察による逮捕の動きがあったため、 総連盟の役員と加盟、傘下組織の代表者たちが代理で発表した。

ハン・サンギュン委員長は誤った政府の政策に反対し、 集示法、道路交通法などの実定法に違反したという理由で重大犯罪者として警察の標的になったと明らかにし、 自分のために不便と苦痛に耐えている曹渓寺の信徒と僧侶に謝罪と感謝の気持ちを明らかにした。

▲11月27日、曹渓寺の前で民主労総役員と傘下産別労組連盟代表者がハン・サンギュン委員長の代わりに立場発表文を発表している。[出処:金属労働者シン・ドンジュン]

ハン・サンギュン委員長は自分が行った行動により負うべき責任があるとすれば逃げることはないが、 政府の誤った労働政策が呼ぶ想像もできない苦しい現実が憂慮されると明らかにした。

ハン・サンギュン委員長は立場発表を通じ、政府の公安政局造成に抗議した。 また、2次民衆総決起を曹渓宗和諍委員会を通じて明らかにしたように、平和に進めると宣言した。 ハン・サンギュン委員長は、政府が労働改悪法案強行の試みと労働改悪に関する政府の指針を発表する計画を撤回すれば、 今すぐにでも警察に出頭すると明らかにした。 ハン委員長は12月5日、平和な国民大行進が行われれば、自分の具体的な身辺と去就問題について明らかにすると付け加えた。

以下、ハン・サンギュン委員長の立場発表文全文。(記事提携=金属労働者)

▲11月27日、曹渓寺前で民主労総役員と傘下産別労組連盟代表者がハン・サンギュン委員長の代わりに立場発表文を発表した。[出処:金属労働者シン・ドンジュン]

ハン・サンギュン委員長立場発表文

11月14日に13万国民は何を要求したのか?

11月14日の民衆総決起が暴力デモと過剰鎮圧の議論が強調されているのは問題だ。 13万の国民がソウルに集まった理由は、暴力デモをするためではなかった。 民衆総決起に参加した8万人の労働者たちは、労働改革が財閥の腹を膨らませるだけの労働災難だから廃棄しろと要求した。 2万人の農民は農民を死に追いやる反農業政策の中断を要求した。 1万人の貧民は、対策ない露天商、貧民撤去政策の中断と生存権の保障を要求した。 数千人の学生は、朴槿恵(パク・クネ)大統領が心配する青年失業問題の解決と良い雇用、最低賃金1万ウォン実現により、親資本・親財閥政策を変えることを要求した。

また、数万人の市民が特定政権による歴史歪曲を防ぐための韓国史教科書国定化反対とセウォル号真相究明、 民主主義破壊の中断を口を揃えて要求した。 朴槿恵政権の反労働、反民主、反民生政策に対する切迫した切実な国民の声と要求だった。

史上最悪の暴力デモだったか?

11月14日、政府は民心の表出を防ぐため、 光化門の周辺を車壁で包囲して一般人の通行さえ遮った。 放水車に強力な催涙液を投入し、 高圧で放水を続ける強力な放水銃が催涙弾の代わりに登場した。

市民が車壁にロープをかけて引っ張ったのは、誰の目にも明白な実定法違反であることを否定しない。 しかし総編放送が繰り返して放送する画面のように、14日のデモの様相は、他の集会と較べて暴力的で過激なデモではなかった。 20万リットルの放水銃と600台以上の警察の車壁、生死の境をさまようペク・ナムギ農民をはじめ、 多くの負傷者が出たのは史上最悪の暴力的デモ鎮圧の結果だ。 集会デモの自由を事実上源泉封鎖して、どうして民主主義を語ることができるのか?

国家権力の暴力は前提にせず、個別の国民の実定法違反行為だけ強調するのは正しい立場ではない。 公権力の暴力は誰が責任を取るのか? デモ参加者は拘束と手配、罰金など、あらゆる責任を自ら甘受している。 国民は責任を取っているのに、国家はたった一つの責任さえ認めない。

なぜ、公安政局を造成するのか?

政府は民衆総決起が終わるとすぐ、待っていたというように検挙、手配、拘束などの公安弾圧の狂風を助長し、 独裁政権さえしなかった民主労総事務室を奇襲的に押収捜索した。 大統領が直接出てきてデモ隊はISと違わないと発言し、 執権与党の人々はデモ隊を銃で撃てと放言を吐きだしたり、 誰が見ても放水銃によって倒れたペク・ナムギ農民がデモ隊により倒れたと主張している。 「狂気」という言葉でしか説明できない歪んだ放言が満ちあふれ、数えるのも難しいほどだ。

誰が見てもペク・ナムギ農民殺人鎮圧の責任を隠そうとする暴力デモ世論誘導だ。 また、集中的に民主労総を弾圧し、やさしい解雇・非正規職拡散、労働改悪を押し通す意図は明らかだ。 さらに歴史教科書国定化などの政府の政策に反対するすべての国民に恐怖心を植え付ける計算でもある。 公安弾圧で政府の実情を隠すことはできない。 公安政局を造成し、誤った政策を強行する名分にしようとすることは国民が認めないだろう。

2次民衆総決起および国民大デモ行進は平和的に進める

曹渓宗和諍委員会に対し、 2次民衆総決起の平和デモ行進保障、政府との対話、労働改悪中断に対する仲裁を要請した。 和諍委員会の仲裁決定と結果を尊重する。 12月5日の2次民衆総決起は、仲裁要請と同時に明らかにしたように、 デモの鎮圧と公安弾圧に反対し、平和的な基調で行われるだろう。

2次民衆総決起とともに平和的な国民大行進を行い、 仏教はもちろん、カトリック、プロテスタントなどの宗教家も大挙参加すると明らかにした。 2次民衆総決起は単純な平和デモと国民大行進の日ではなく、 1次総決起で遮られた労働者、農民、貧民、青年、市民の要求が何か、 この政府に明確に要求する日でもある。

朴槿恵(パク・クネ)大統領は、2次民衆総決起の前までに殺人的な放水銃で倒れたペク・ナムギ農民に対する責任究明と、 その責任者であるカン・シンミョン警察庁長官の罷免措置をしなければならない。 大統領は公権力の不当な行使を反省するどころか、民主労総委員長を逮捕できなかったと警察を叱責したという。 警察はハン・サンギュンを捕まえるために曹渓寺に集まる前に、ペク・ナムギ先生に対する最低の礼儀と道理、責任を全うしなければならない。

労働改悪法案および指針発表計画廃棄を要求する

民主労総は2015年には政府の反労働政策廃棄を要求し続けた。 専門家もこの政府が推進する労働政策は、 歴代のどの政権より残酷で災難的な内容だということに同意している。

解雇が自由になれば安定した雇用はありえない。 非正規職雇用があふれる国で、正規職雇用さえ自由な解雇が可能になれば、 この国の労働者たちはどこでも安定した雇用と安定した生計対策をたてることができない。

非正規職問題が深刻な状況で、さらに多くの非正規職を作る非正規職法改悪をする理由も理解できない。 現行法では2年間非正規職の奴隷生活をすれば正規職になれるが、 その期間を4年まで延ばし、 非正規職のための法だと言い張るのは政府の扇動でしかない。 労使政合意の当事者である韓国労総さえ反対している。

民主労総は、定期国会と臨時国会で労働改悪を強行すればゼネストで阻止する。 政府は労働者解雇法、一生非正規職法を改革だという前に、 世界最長の労働時間の短縮による青年雇用創出、 809兆ウォンにのぼる財閥社内留保金を使って正規職の良い雇用創出、 最低賃金1万ウォンによる低賃金労働者の生活保障、 常時持続業務の非正規職撤廃と正規職雇用転換という本当の労働改革に

政府が和諍委仲裁を受け入れれば直ちに自主出頭する

民主労総の委員長として労働者たちにとって災難になる労働改悪を防ぐため、 ゼネストを決めて指揮した罪、政府の誤った政策と国民の声を聞こうとしない不通政府に従順に従わず、 きっぱりと戦おうと扇動した罪、14日の民衆総決起の時に車壁さえ乗り越えられず、 その前で催涙放水銃を受けた罪、 各種の集会とデモで申告せず道路を歩いた罪が1級手配犯、ハン・サンギュンの罪名だ。 まだ何も解決できないのに、曹渓寺に避けて身を守っている現実が恥ずかしい。

労組活動とこの程度の実定法違反が大罪扱いされるこの国の現実が恥ずかしい。 大統領の一言で、政党、検察、警察、裁判所がこれほど迅速に服従する態度は驚くべきで恥ずかしい。

国会で労働法改悪の試みを中断し、政府が簡単に解雇できる労働改悪指針発表を強行しなければ、喜んで自主出頭するだろう。 80万組合員が直接選出した委員長としての責任と役割を果たすため、たった一つの公約でも守らなければならない。 それはまさに労働改悪を防ぐことだと考える。 身辺と去就に関する具体的な問題は、12月5日に平和な国民大行進が保障された後、明らかにしたい。

自主出頭の意思を明確にしたのに、仏様の法堂に警察の兵力を投入することを検討するという妄言が上がっている。 理解することも、認めることもできない。 あってはならないことだ。 仏様の前で和合と理解、包容と慈悲を望む切実な気持ちで、 ペク・ナムギ先生の快癒と民主主義の回復、労働者の権利の回復のための精進と祈祷をしようと思う。

民主労総の組合員たちは、委員長ハン・サンギュンのことを心配するのでなく、 ソウル大病院にいるペク・ナムギ農民の快癒だけを考えてほしい。 ありがとうございます。

2015年11月27日 全国民主労働組合総連盟委員長 ハン・サンギュン拝

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-11-30 07:22:35 / Last modified on 2015-11-30 07:22:38 Copyright: Default

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