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送電塔反対住民に金の封筒を配った警官に執行猶予、住民は控訴を要求

イ・ヒョニ前清道警察署長に懲役4か月、執行猶予2年を宣告

パク・チュンヨプ記者 2015.05.22 08:29

▲イ・ヒョニ前清道警察署長の名前が書かれた金入り封筒。[出処=清道送電塔反対対策委]

清道送電塔反対住民に現金入り封筒を配り、 懐柔を試みて起訴されたイ・ヒョニ前清道警察署長が執行猶予を宣告されたため、 住民たちが反発している。

5月21日、大邱地方法院第5刑事単独のキム・スンゴン部長判事は、 送電塔建設に反対する慶尚北道清道郡角北面三坪1里の住民たちに現金封筒を配った容疑(職権乱用権利行使妨害)等で起訴された イ・ヒョニ前清道警察署長に懲役4か月、執行猶予2年を宣告したと聯合ニュースが報道した。

裁判所は 「被告人の職権乱用と贈収賄容疑がすべて認められる」が、 「該当の金を個人的に着服しなかった点などを参酌した」と明らかにした。

この日、イ・ヒョニ前署長には罰金200万ウォンと追徴金100万ウォンが賦課され、 イ・ヒョニ前署長に賄賂を贈った容疑で起訴された韓電大経建設支社の職員と 施工社関係者2人には罰金100万〜200万ウォンを宣告した。

これについて三坪1里の住民と清道345kV送電塔反対対策委は同日、声明書を発表して遺憾を表明した。 彼らは「犯罪の深刻性と比べ、その処罰の水準が軽すぎる。 この事件は現職警察公務員の賄賂受領と住民買収協力、 そして公企業および施行社の常習的で構造的な不法裏金コネクションと賄賂供与という非常に重大な反社会的犯罪」とし 「韓電の送電塔関連対立地域で絶えず繰り返される不法と不正を象徴的に見せた事件」と指摘した。

続いて「清道郡三坪里で確認された韓電と施工業者間の黒い金銭授受は氷山の一角に過ぎない。 この程度の軽い処罰で終わらせれば、不法と不正の悪循環を決して断ち切れない」と付け加えた。

住民と対策委の関係者への処罰と比べ、寛大な処罰だという指摘も続いた。 彼らは「韓電・警察に対する法の定規と、 住民・連帯者に対する定規があまりにも違い、 裁判所の公平性を疑うほかはない」とし 「三坪里住民と連帯者などの裁判では、平均300万ウォン以上の重い罰金刑が相次いで宣告されている。 500万ウォン以上の罰金刑宣告もある。 果たして住民たちが生存権を守るために、不当な工事に抗議した行為がそんなに重犯罪なのか」と批判した。

最後に検察の「安易な捜査と偏向的な起訴」の問題も指摘した。 彼らは「警察が関係者14人を立件、検察送検したが、検察は4人しか不拘束起訴せず、 追加で起訴したという知らせは聞いていない。 住民と連帯市民のささいな行為は起訴した検察が、なぜ韓電や施工者関連被疑者のほとんどを起訴しないのか、本当に疑わしい」と糾弾した。

彼らは検察が即時控訴するよう 要求した。

付記
パク・チュンヨプ記者はニュースミンの記者です。この記事はニュースミンにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-05-24 02:09:58 / Last modified on 2015-05-24 02:09:59 Copyright: Default

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