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「マヒンドラ会長は解雇問題に関心がない」...第一野党面談拒否

双竜車支部、「アナンド会長と明日にでも会いたい」...インド訪問団推進

キム・ヨンウク記者 2015.01.13 16:29

1月12日から14日まで、双竜車大株主マヒンドラのアナンド会長の訪韓で、 野党圏と労働界は整理解雇者問題の解決について期待混じりの声をあげているが、 容易ではなさそうだ。

双竜車整理解雇汎国民対策委は1月13日の双竜車新車発表会直前の午前9時30分、 東大門デザインプラザの前で記者会見を行って、 マヒンドラのアナンド会長が14日に平沢工場を訪問する時、 解雇者と対話して全員を復職させろと要求した。

だがアナンド会長は金属労組双竜車支部の面談要請を拒否した。 当初、双竜車使用者側と関係が良い別の複数労組の双竜車企業労組側が金属労組支部を新車発表会に招請し、支部も前向きに参加すると明らかにした。 だが使用者側が支部の出席文書の受け取りを拒否し、事実上、支部とアナンド会長の出会いは失敗した。 14日にアナンド会長が平沢工場を訪問して企業労組と会う計画だが、 支部はこの場にも招待されなかった。 ただし企業労組が整理解雇者問題について言及する予定だと知らされた。

双竜車支部のキム・ドクチュン支部長は 「今夜にでも明日の朝にでも、ぜひアナンド会長と会いたい」とし 「明日午後10時の企業労組懇談会に解雇者も共に話せるように願う。 今回の訪韓で解雇者問題が解決したい」とした。

アナンド会長は第1野党の新政治連合との面談要請も公式に拒否した。 新政治連合の白在鉉(ペク・チェヒョン)政策委議長、李龍得(イ・ヨンドク)労働委員長、金栄珠(キム・ヨンジュ)環境労働委委員長と委員は12日に記者会見を行い、 「双竜車正常化および再跳躍を支援し、 マヒンドラ・グループがこれまで解雇者とした約束を履行する方案を具体化しよう」とし、公式に面談を要請した。

当初、労働界と野党圏はアナンド会長が訪韓すれば解雇者問題について何らかの形で応えるという期待感を示していた。 2013年6月、双竜車問題解決のための与野環境労働委6者協議体の議論の時にマヒンドラのパワン・ゴエンカ自動車部門社長は与野党の議員と非公開な懇談会で、 双竜車問題解決のための使用者側の計画を説明した。 ここでゴエンカ社長は今回、市場に発表した小型SUVなどの新車とエンジン開発などの計画を与野党の議員に説明し、 経営条件が改善すれば整理解雇関連法によって工場を離れた労働者たちを優先採用できるというニュアンスを表わした。

また、2013年11月、国会環境労働委の野党議員がインドを訪問し、 アナンド会長と面談した内容も期待感を持たせるものだった。 新政治連合によれば、当時アナンド会長は 「2014年までに整理解雇者を含む解雇者の復職計画を明らかにする」という立場を表明した。

正義党の沈(シム)サンジョン院内代表も1月13日、マヒンドラ会長に送る公開書簡を通して 「アナンド会長はインドを訪問した時にマヒンドラ・グループを紹介しながら 『尊敬と信頼の企業として認められることをモットーにしている』という点と 『双竜自動車はマヒンドラ・グループの未来において戦略的に大変重要な位置を占めている』と話し、深い印象が残っている」とし 「新車開発のための1兆ウォンの投資も重要だが、その前に優先すべきことがまさに人に対する投資、信頼に対する投資」とアナンド会長の決断を要求した。

与党、「整理解雇者や煙突座り込み問題はそのまま懸案の一つの水準になる」

しかし与党は12月末にアナンド会長訪韓の知らせが出た時も、整理解雇者問題は簡単に解けないだろうと展望した。 セヌリ党もひとまず双竜車経営状況が好転しており、復職問題に前向きな姿勢を取る必要性を提起しているが、まず希望退職者の復帰が進められると見た。 セヌリ党のある関係者は「アナンド会長の訪韓は、チボリの米国進出に対する意志表明のために行われる。 整理解雇者問題解決には全く関心がないと聞いた」とし 「使用者側も整理解雇者問題のための対話の先決条件として煙突座り込みを解除すべきだという立場で、面談も難しいだろう」と伝えた。 この関係者は「企業労組側が明日、工場を訪問する時にアナンド会長と会うことにしたが、 整理解雇者や煙突座り込み問題はそのまま懸案の一つとして受け止める水準になるだろう」と展望した。

また、双竜車使用者側が新規人員を補充するとしても、整理解雇者より希望退職者の復職問題を先に扱う可能性が高いという話もある。 その上、企業労組の選挙が9月に予定されており、 希望退職者や整理解雇者が大挙復職すると企業労組の選挙に影響する可能性を憂慮する使用者側が復職の時期を先送りするかもしれないという分析も出てくる。

これにより一部ではアナンド会長の訪韓とは無関係に、 解雇者復職の最も重要な変数は現場組合員とのスキンシップの強化にあるという指摘も出ている。 全国非正規職労組連帯会議のオ・ミンギュ政策委員は 「イ・ヒョリ氏の整理解雇者復職発言にあるように、現場労働者の世論が会社に背を向け、煙突に関心を持つことが最も会社の負担になる」と見た。 希望バスの企画に参加した労働党のチョン・ジヌ副代表も 「工場内の煙突に上がっている状況そのものが企業労組を支持するにしても、 金属労組双竜車支部を支持するにしても、 現場労働者に近寄っている形態で、使用者側もただ放置することはできないだろう」と展望した。

一方、双竜車氾国民対策委は1月に中断されたインド訪問団を再推進する計画だ。 双竜車氾国民対策委のキム・テヨン執行委員長は 「インド現地の市民団体と労総などと会って署名戦などをして インドで双竜車整理解雇問題を国際世論化させる計画で、 韓国でアナンド会長に会えなければインド現地で面談を要請する計画」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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