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「イルベ前歴」高校生、シン・ウンミ氏が参加した益山統一コンサートに爆薬で白色テロ

高粱酒を飲み爆薬に火をつけてイベント会場に乱入...主催側「目撃者の証言によれば背後に人物」

ムン・ジュヒョン記者 2014.12.11 11:16

「日刊ベスト (訳注:日本の2ちゃんねるのようなネトウヨサイト) 」での活動の前歴を持つある高校生が全北道益山で、 平和と統一を主題に開かれたトークコンサートの途中、 硫黄などの引火物質が混じった爆薬を爆発させる白色テロを行い、 大きな衝撃を与えている。 この日の高校生の犯行で2人が火傷を負い、円光大病院に緊急搬送された。

▲10日に全北道益山市の新洞聖堂で開かれた「平壌に行った彼女たちの統一の話」トークコンサートに硫酸が混じった爆薬を益山のある高校生が爆発させた。当時、爆薬が爆発した痕跡と爆薬を入れるために使った洋銀の鍋。彼はネオアニメというアニメーション サイトに自分の行動を尹奉吉義士の義挙と比較した。

12月10日の午後7時から全北道益山市の新洞聖堂で開かれた在米同胞、シン・ウンミ氏とファン・ソン前民主労働党副報道担当者の 「平壌に行った彼女たちの統一の話」トークコンサートが始まって一時間近く経った頃、 益山のある高校3年A(19)氏が硫酸が混じった引火物質を洋銀の鍋に入れて火をつけ、 講演者に向かっていた途中で制止される事件が起きた。

制止する過程で洋銀の鍋に入っていた引火物質が床に落ち、 すぐに「バン」という轟音と共にイベント会場に煙が立ち込め、 観客約200人が緊急待避した。 今回の白色テロでイベントのスタッフ1人と円光大のイ・ジェボン教授が火傷をした。

▲全北道益山市の新洞聖堂で10日に開かれた在米同胞シン・ウンミ氏とファン・ソン前民主労働党副報道担当者の平和と統一を話すトークコンサートの会場にイルベ会員と見られる益山の高3学生が硫酸が混じった爆薬に火を着け、イベントのスタッフ1人が頭と耳に大きな火傷をした。

当時、引火物質はイベント会場の中で大きな音をたてて燃え続け、 一部の観客が聖堂の外に運びだしてやっと鎮火した。

A氏の犯行の前まで、トークコンサートは和気あいあいとした雰囲気の中で進められていた。 この日、シン・ウンミ氏は自分に対する魔女狩りのような非難に積極的に反論していた。 また、南と北が互いに共生しながら生きていく時代がくるまで「烏鵲橋」のような役割を果たすと約束した。

シン・ウンミ氏はA氏の犯行の直前に、 次のような話をした。

「一部ではまるで私が北朝鮮の良いことだけを称賛をしたと言う。 しかし、私が書いた本の序文で『美しくて悲しい旅行』だったと表現したように、 北朝鮮の難しい状況を本のあちこちに明らかにした。 そしてまるで私が地上の楽園だと描写したかのように歪曲するが、 どこにも北朝鮮を地上の楽園とは表現しなかったし、 南も北も現在は地上の楽園ではない。 北朝鮮の困難な姿を語っても地上の楽園だと表現したことになるのか? もしアフリカに行って難しい状況を見て、 人々の素朴な姿を語り、 汚染されていない自然を語ったと考えてみよう。 それでも私にアフリカに行って住めと言うのか? なぜ唯一、北朝鮮について話せばそういうのか?」

シン・ウンミ氏のこの言葉が終わるとA氏は 「今、北朝鮮を地上の楽園といったか?」と問い詰めるように尋ね、 シン・ウンミ氏はそんな事実はないと答えた。 続いてA氏が「地上の楽園だと表現した」と強引に話を続けようとしたため、 周辺の人々が制止したところ、A氏は自分が準備した引火物質に火をつけた。

A氏はすぐ警察と観客により現行犯で捕まり、 益山警察署で直ちに移送された。

益山警察署によれば、A氏は硫黄、硝酸カリウム、燐、砂糖などを混ぜ、 爆薬を直接作ったと話したと伝えられる。 しかしこの日のイベントを準備した益山地域の市民社会団体の人々は、 周辺の目撃者の証言を基礎に背後に成人男性がいると主張した。

当時、A氏に近くに座っていた全北農民会のチョ・サンギュ議長は 「イベントの途中、ある成人男性がA氏を連れて入ってきて、 A氏は高粱酒を飲むなどして酒に酔った状態だった」と話した。

益山地域の市民社会団体の関係者は 「今回のことは人命の殺傷を目的とした明白なテロであり、正確な調査が必要だ」とし 「年齢が若いA氏一人で犯行を行ったとは見られない。 背後の人物を必ず捜し出さなければならない」と益山警察署長に意見を伝えた。 11日午前には記者会見も開き、正確な立場を明らかにする予定だ。

一方、A氏は9日の午後、アニメーション関連コミュニティ「ネオアニメ」のサイトに「いよいよ人生の目標を発見した」という題名の掲示文で 「家の近くでシン・ウンミ従北コンサートを開くが、 シン・ウンミ爆死されたと聞いたら私だと思え」と文を残し、 私製爆弾の材料と推定される薬品の写真を掲載した。

そして統一コンサート会場の写真を犯行直前に書き込んだ。 A氏の学校の教師は「担任教師からA学生のイルベ活動を数回制止したという話を聞いた」とし 「活動の程度については把握していない」と話した。

付記
ムン・ジュヒョン記者はチャムソリの記者です。この記事はチャムソリにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-12-12 02:44:47 / Last modified on 2014-12-12 02:44:47 Copyright: Default

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