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韓国:平和団体が日米の軍関係者訪韓を糾弾
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平和団体が日米の軍関係者訪韓を糾弾...「集団自衛権・サードを強要するな」

平統サ「朝鮮半島と東北アジアの平和を根本的に揺るがす」

チョン・ウニ記者 2014.10.06 10:57

平和と統一を開く人々(平統サ)が10月6日午前、 ソウルの外交部前で記者会見を行い、 日米防衛協力指針改正に先立って訪韓した日米の軍関係者に対し、 日本の集団自衛権行使容認とサード配置を強要するなと強く要求した。

この日、ダニエル・ラッセル米国務部次官補とデービッド・シアー国防部次官補は、 日本の防衛省当局者と共に外交部を訪問し、 日米防衛協力指針改正案の中間報告についての説明などの懸案を議論する予定だ。

日米が10月8日に発表する予定の日米防衛協力指針改正中間報告書には、 日本の集団自衛権容認の決定が反映され、 日本が集団自衛権を行使する類型を明記て、 最終報告書には米国と自衛隊間の具体的な協力方案が入る予定だ。

こうした条件で、訪韓した日米の軍関係者に対して平統サは 「日本の集団自衛権の行使を拡大/強化し、 これを通じて日本の地域の盟主としての浮上、 米国の世界軍事覇権の追求を裏付ける日米防衛協力指針改正の受け入れを韓国政府に強制しようとしている」とし 「決して容認できない」と明らかにした。

平統サは反対の理由として、 △日米が日米防衛協力指針から「周辺事態」の概念を削除し、 平時と有事の区別を廃棄する方針だという点、 △日本は国内法を改正し、戦闘中の米国に武器と弾薬を提供し、 米国の戦闘機に直接給油するなど、 米軍への前後方支援を強化する方針だという点、 △日本が対北朝鮮、対中国先制攻撃の戦力導入を試みている点、 △朝鮮半島が集団自衛権行使の主な候補地になり、 常時的な戦争の危険が高まる点を指摘した。

平統サは「日本の自衛隊の積極的な軍事的進出と先制攻撃能力の導入は、 徹底的に日米同盟に基礎としている一方、 NATOを軸とする米国主導の地球同盟強化に服務しようとするもの」とし 「世界の平和の威嚇と安保不安の震央」と指摘した。

彼らはまた 「駐韓米軍のサード配置は、 韓米日三角MDと同盟を構築しようとする日米の意図を貫徹する輪」だとし、 「朝鮮半島と東北アジアの平和を根本的に揺るがす」と警告した。

平統サのオ・ミジョン事務局長は 「今日訪問する米国の役人は、 集団的自衛権の行使容認とサード配置などを強要するだろう」とし 「これは、韓国を完全に戦争基地化するもので、 朝鮮半島は紛争と冷戦対決の真中になる」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-10-07 05:23:26 / Last modified on 2014-10-07 05:23:26 Copyright: Default

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